訪日タイ人観光客の訪日目的は日本食を食べることやショッピングとともに、日本の四季を体感することを楽しみにしています。
訪日タイ人観光客には北海道が人気で自国では楽しめない雪景色やスキー・スノボに期待しています。日本食・旅館・温泉・雪景色も同時に楽しめるスキー・スノボに訪日タイ人観光客の関心も高まっています。
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若い世代の多い訪日タイ人観光客
訪日タイ人観光客は若い世代が多く40歳代以下の人が60%を超えています。男女比率は女性が6割となっています。そのためショッピングへの意欲が強いですが、春の桜や秋冬の紅葉・雪など日本の四季を体感することを望んでいる人も19.4%となっており、スキー・スノボに限っても11%の訪日タイ人観光客が期待をよせています。
訪日タイ人観光客の訪問先と利用する空港
訪日タイ人観光客の6割は東京を訪れ、次いで千葉には5割が訪問しています。特徴的なのは北海道への訪問率が16%弱と高いことです。
訪日タイ人観光客の利用する空港は成田・羽田空港合わせておよそ60%となり、関西国際空港が18.4%、次いで新千歳空港は10.9%と北海道の人気が高いことがわかります。
訪日タイ人観光客のスキー・スノボへの期待度
先述のとおり、スキー・スノボに期待する訪日タイ人観光客は11%で、東アジア諸国や香港人を上回っています。日本のスキー・スノボ場には旅館・温泉もあるところが多いので、スキー・スノボや日本食・温泉を一度で楽しめることで訪日タイ人観光客にとってお得で満足度の高いものになっています。
訪日タイ人観光客はスキー・スノボにも関心高まる
訪日タイ人観光客は、ソンクラーン(タイ国内の大型連休)の4月に訪日する人がもっとも多いですが、第2のピークは12月となっています。自国では体験できない日本の雪景色に期待する人も増えており、近年では本格的にスキー・スノボを楽しみたいという人もでてきています。
<関連>
インバウンド・外国人観光客が多い時期がひと目でわかる「インバウンドカレンダー」:全国籍&アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ)編
インバウンド市場
訪日タイ人観光客にもスキー・スノボを楽しめる環境を
日本でスキー・スノボを楽しむ豪州人やカナダ人と比べ、訪日タイ人観光客はスキー・スノボは自国では経験できないため、多くの人はスキー・スノボの初心者です。訪日豪州人観光客などは自分のスキー・スノボ用具を持参する人もいますが、訪日タイ人観光客は初心者なのでタイ語で利用できるレンタルショップやスキー・スノボスクールなどがあると喜ばれます。
訪日タイ人観光客にはタイ語の案内表記・対応が喜ばれる
インバウンド政策が進むに連れ、各観光地や施設では多言語対応が進められています。しかしながら、現状では英語や中国語・韓国語等が中心となっています。最も対応が進んでいると考えられる英語でさえ不十分と感じている欧米人は少なくありません。訪日タイ人観光客は基本的に英語が通じるケースが多いものの、歓迎の言葉や「ありがとう」などはタイ語で対応や表記をする気配りをすると喜ばれます。
まとめ:訪日タイ人観光客はスキー・スノボ希望が増えている
旅行前にスキー・スノボに期待する訪日タイ人観光客は11%となっています。タイ国内では人口スキー場もオープンしていることもあり、訪日タイ人観光客のリピーター化が進むに連れ、今後さらなるスキー・スノボ客の増加も見込めます。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- DACO:バンコクでも1年中スキーレッスンが受けられる! 屋内スキーレッスン施設「Ski365」
訪日タイ人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日タイ人観光客
タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。
訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル
2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。
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