訪日香港人観光客の統計人数から見るインバウンド戦略

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訪日香港人観光客は日本にとって、中国や台湾と並んで『爆買い』による高額なキャッシュを落とす魅力的な観光客です。香港は人口が他国に比べて少ないながら、旅行者消費額は毎年5位にはランクインしています。観光目的別や旅行形態など中国や台湾などと比較しながら、どのような割合・人数で訪日しているのかインバウンド誘致の参考となる数字に迫ります。

 

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2015年度の訪日香港人観光客数

2015年の訪日外国人観光客数シェア:JNTOより引用

2015年の訪日外国人観光客数シェア:JNTOより引用

日本政府観光局JNTO)の2015年の統計データによれば、香港は前年比64.6%増の152.4万人となっており、伸び率で見ると、中国に次いで2位という結果となりました。国・国籍別の訪日外国人観光客数の順位は4位となっており、今年以降はさらに伸びることが予想されています。

人口比訪日観光客では世界トップの訪日人数を誇る

人口比あたりで見ると、人口約720万人の香港は、およそ4人に1人が訪日していることになり、訪日国の中でも、その人数比は1位となっています。

訪日香港人の性・年齢別構成:JNTOより引用

訪日香港人の性・年齢別構成:JNTOより引用

また、訪日する世代層・性別のバランスも、他国と違って例外的に20代から50代までまんべんなく分布しており、すべての層に訪日旅行が人気であることを示しています。

 

ほとんどの訪日香港人観光客は日本食&ショッピングが目的

訪日香港人観光客が訪日旅行に期待していることは日本食とショッピングであり、それぞれ、77.7%と68.4%の訪日香港人観光客が「期待していた」と回答しています。その中で、実際に日本食を食べたり買い物を体験した訪日香港人観光客の人数比は94.8 ・90.4%となっており、同時に満足したと回答した割合も、それぞれ81.7%・80.0%を示し、訪日香港人観光客の日本食・およびショッピングの期待度、そして満足度はかなり高いという結果が出ています。

中国・台湾と並び『爆買い』が多い訪日香港人観光客

訪日中国人観光客の特徴として『爆買い』が上げられますが、同じ民族である訪日香港人観光客も同様にショッピングへの出費の割合は高くなっています。自国の身内や知り合いのために爆買いする中国人と違うところは、訪日香港人観光客は主に個人のショッピングを楽しむ傾向があり、ファッションや食を楽しむことを目的としています。

そのため、服、かばん、靴類の購入率は61.2%となっており、中国(49.1%)、台湾(47.1%)よりも10ポイント以上上回っており、アパレル業界にとってはインバウンド誘致しやすい対象といえるでしょう。

 

訪日香港人観光客は圧倒的に個人旅行が多い

先述の通り、訪日香港人観光客は個人的なショッピングや食文化を楽しむ傾向が強いため、中国や台湾、韓国などと比べても圧倒的に団体旅行は少なくなっています。人数比では、およそ15%しか団体旅行客はおらず、残りの85%はFIT(個人手配ないし個人旅行向けパッケージ商品利用客)が占めています。

訪日香港人の旅行手配方法(2015年):JNTOより引用

訪日香港人の旅行手配方法(2015年):JNTOより引用

訪日香港人観光客の個人と団体での滞在日数の違い

訪日香港人観光客全体の平均泊数は5.9日となっています。そして個人旅行客(FIT)のうち、パッケージツアーに利用客が5.3 日、個人手配による旅行客が6.6日となっています。対して、団体旅行客は4.3 日となっており、団体旅行客のほうが平均泊数が少ない結果となっています。

 

まとめ:訪日香港人観光客のインバウンド誘致は個人旅行客を狙う

訪日香港人観光客は割合的に個人手配やパッケージツアーにより訪日する(個人旅行客)ことが多いため、個々人に向けたサービスの展開がインバウンド対策となることが分かります。ショッピングや日本食、観光地、そしてサブカル系の趣味を取り上げた個人向けツーリズムをより魅力のある企画で展開することが重要になってくるでしょう。

<参考>

 

訪日香港人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日香港人観光客

2015年の日本政府観光局(JNTO)訪日外国人観光客統計によると、香港は前年比64.6%増の152万4300人と中国本土に次ぐ2番目の大きな伸びを示しました。

訪日香港人観光客の特徴

香港は中国の特別行政区ですが、インバウンドマーケティングを行ううえでは同国とは別途対応が必要な地域です。歴史的な事情からイギリスの強い影響を受けており、香港人は中国とは異なる習慣、感性を持っているためです。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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