訪日香港人観光客にもっと日本に来てもらうためにも大事なのが、訪日香港人観光客を理解することです。その上で「訪日香港人観光客の抱く日本像」を理解すれば訪日香港人観光客の求めるものもわかってきます。そんな訪日香港人観光客の抱く日本のイメージについて紹介しましょう。
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訪日香港人観光客は基本的に親日的
97年のイギリスからの返還より1国2制度が保たれている香港。その香港人は親日家が多いと言われています。その理由は、近年までイギリス統治化にあったことも影響していると言われ、反中精神の裏返しとしても、親日傾向が強いのだとも思われます。そのため、訪日香港人観光客が抱く日本像もプラスイメージが強い傾向にあります。
日本人は丁寧だと思われている
日本人には丁寧な人が多いと考える訪日香港人観光客は少なくありません。特に日本に旅行に来た際に接客の丁寧さなどで感動する訪日香港人観光客が多くなっています。そのため、訪日香港人観光客をもてなす上でもこのようなイメージは守っていきたいものでしょう。
日本人は団体行動好き
他にも「日本人は団体行動好き」だとも訪日香港人観光客からは思われています。日本人は子供の頃から団体で行動することが当たり前になっていますが、訪日香港人観光客からしたら「団体行動が好きな国民性」だと思われてしまうのかもしれません。
日本のファッションは「オシャレ」
日本のファッションは訪日香港人観光客には「オシャレ」「先進的」だと思われていることもポイントです。実際、ファッション目的に日本に来る訪日香港人観光客は多くなっています。
しかしながら、日本のファッションは「かわいい系」のファッションが多すぎると思われている嫌いもあります。香港においては、大学生以上になると「かわいい」は若作りと弱いイメージが強く、あまり良い印象を持たれないためです。
<関連>
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日本の製品の良さはよく知られている
他にも、日本の製品の良さは優れていると感じている訪日香港人観光客も多くなっています。香港でも家電を始めとした日本製品は人気であり、訪日香港人観光客も日本で電化製品などを買い求める人が多くなっています。
日本ブランドの良さも人気
他にも日本ブランドに交換を抱いている訪日香港人観光客も少なくありません。香港にも日本のデパートなどは多く出店しており、特に訪日香港人観光客が日本に来た際には有名デパートで買い物するほどに日本ブランドには信頼を寄せてくれています。
まとめ:訪日香港人観光客が抱く日本象
訪日香港人観光客は親日的な人が多いことが特徴です。訪日香港人観光客が抱く日本のイメージとしては「丁寧である」「ファッションが優れている」といったものがありますが、他にも、「団体行動が好き」「日本ブランドや日本製品は良い」といった印象も持ってくれています。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- 日本経営合理化協会:第1回 なぜ香港なのか?日本人が進出しやすいその理由
- Ecom中国通信:香港人の日本人に対するわかりやすいイメージBest3
- しがぎん経済文化センター:香港人から見た「日本」
訪日香港人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日香港人観光客
2015年の日本政府観光局(JNTO)訪日外国人観光客統計によると、香港は前年比64.6%増の152万4300人と中国本土に次ぐ2番目の大きな伸びを示しました。
訪日香港人観光客の特徴
香港は中国の特別行政区ですが、インバウンドマーケティングを行ううえでは同国とは別途対応が必要な地域です。歴史的な事情からイギリスの強い影響を受けており、香港人は中国とは異なる習慣、感性を持っているためです。
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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