訪日英国人観光客の情報収集手段:ネット検索に並び、口コミ情報を重視する傾向

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

訪日外国人観光客の旅行前や旅行中の情報収集手段としてイメージされるのはインターネット検索や旅行ガイドブックですが、地域や旅行目的、形態によって手段が変わることが分かっています。訪日英国人観光客の情報収集手段について検索方法や利用している媒体をご紹介します。

 

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

訪日英国人観光客が旅行前に情報収集に利用する検索方法とは

訪日英国人観光客の旅行情報源ランキング:観光庁 訪日外国人消費動向調査より引用

訪日英国人観光客の旅行情報源ランキング:観光庁 訪日外国人消費動向調査より引用

2015年の観光庁の調べでは、訪日英国人観光客が旅行計画を立てる際に利用する情報収集手段は1位が「日本在住の親族・知人」で36.4%、2位が「口コミサイト(トリップアド バイザー等)」で31.3%となっています。

訪日中国人観光客をはじめとしたアジア圏では、スマホ文化、SNS文化、ブログ文化が発達していることから、その情報源はインターネットが主流となります。しかしながら、訪日英人観光客においては、個人手配旅行FIT)が圧倒的に多いこと、よりディープで確実な情報を得ようとしてか、オンライン・オフラインともに口コミの情報を重視する傾向にあるようです。

訪日英国人観光客が旅行中に情報収集する手段とは

訪日英国人観光客が旅行中に情報収集する方法で最も多いのが、1位が「インターネット(スマートフォン) 」で46.7%、2位が「インターネット(パソコン)」で37.1%、3位が「日本在住の親族・知人」33.0%となっています。

旅行中においても、旅行前同様に知り合いの口コミを重視する傾向にあることが特徴です。また、他の訪日外国人観光客同様、利便性からスマホおよびパソコンからのインターネット利用も多くなります。

 

訪日英国人観光客のインターネット環境と普及率

イギリスのインターネット環境は、2011年の調査によればADSLが主流となっており、速度は下り8Mbps~24Mbpsなど、光ファイバーが主流となっている日本に比べると環境が劣る傾向にあります。

ただ、ロンドンでは光ファイバーの普及が進んでおりサービスの充実化が図られています。一方、インターネット普及率は日本よりも高く、日本が79.53%なのに対して82%となっています。

訪日英国人観光客のインターネット人口と検索エンジンシェア率について

訪日英国人観光客のインターネット利用人口は2012年の調査によれば、約5300万人で、イギリス人口の約82%に上ります。また、その内検索エンジンシェアは91.5%がGoogleで、3.0%がBingという内訳になっています。

 

訪日英国人観光客が旅行の情報収集によく利用する目的別メディア

訪日英国人観光客が日本で購入するものを決めるために利用するメディアは1位が「ウェブサイトやブログ」で65.7%、2位が「友人や家族からの口コミ」で50.4%、3位が「ガイドブックやフリーペーパー」で約29%となっています。

Facebook利用率が高い訪日英国人観光客のSNS利用について

訪日英国人観光客のFacebook利用率は非常に高く、2013年の調査によれば人口当たりの割合が52.65%に上ります。そして、日本で「何を購入するか」を決める際にFacebookを含むSNSを利用する割合は約25%で、「どこを観光するか」を決める際は約28%となっています。

 

まとめ:訪日英国人観光客のインバウンド誘致に効果を上げる媒体はガイドブック

中国韓国台湾香港タイなどアジア圏の国々の観光客は情報収集にインターネット検索やポータルサイトを利用する傾向が顕著にありますが、訪日英国人観光客など欧州圏に限っては個人手配旅行が圧倒的に多い関係上、ガイドブックを利用する割合が高くなります。

そのため、ガイドブックに自社サービスを盛り込むことができれば目に留まる機会は多く、集客へと結び付けられると考えられます。

<参考>

訪日英国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日英国人観光客

「ジェントルマン」発祥の地、イギリスからやってくる訪日英国人観光客はマナーやエチケットには敏感な性格を持ちます。基本的に相手との間に距離を置いた付き合い方をするため、欧米系の顔だからといって対米国人に接するときのような、あまりにもフレンドリーな態度は控えたほうが賢明です。

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

デジタルとリアルの垣根がなくなりつつある今、小売企業にとって「店舗とECのつながり方」は売上や顧客体験に直結する重要なテーマとなっています。

本セミナーでは、「Googleサービス × 在庫情報」によって来店とオンライン購入を両立させるmovのOMO戦略と、EC上でもリアルな接客を実現するvisumoのビジュアルマーケティング手法を、実例とともに徹底解説。

OMOの取り組みを“戦略で終わらせない”ために、今すぐ使える具体施策・成功パターンをお届けします。

<セミナーのポイント>

  • Googleサービスと在庫情報を連携させた“店舗&EC”への送客手法がわかる!
  • ECサイトから店舗への送客を生むコンテンツ設計が学べる!
  • 店舗とECをスムーズにつなぐ“OMOの成功パターン”が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年8月後編】訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に8月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年8月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに