法規制の緩和やインバウンド向け宿泊施設の不足、比較的手軽に始めることができるという特性を背景に、Airbnb(エアビーアンドビー)など「民泊ビジネス」が日本でも急速に広まりつつあります。
「民泊ビジネス」とは、一軒家やマンション、オフィスなどの空室を民泊用の宿泊施設として貸し出し、収入を得るビジネス形態を指します。
しかし、民泊ビジネスを検討している国内の不動産や一般人にとって、空き室を所有していても、ノウハウがない限り、それらを宿泊施設として貸し出すのは難しいことです。
こうした背景をもとに、民泊ホストの運用業務を代行する「民泊運用代行サービス」が国内で盛り上がりを見せています。
このシリーズでは、国内の人気民泊運用代行サービスの具体的なサービス内容や料金形態、特徴などを簡単にまとめていきます。
今回はAirbnb・民泊運用代行サービス「MOTENASHI」のサービス内容をご紹介します。
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[運用実績]稼働率は平均88%&100件以上の代行実績を誇る民泊運用代行サービスMOTENASHI
Airbnb・民泊運用代行サービス「MOTENASHI」ではこれまでに100件以上の民泊運用代行を実施しています。
平均稼働率は88%を記録。多くの運用代行数から生み出されたノウハウをもとに高い稼働率を実現しています。
[特徴①]民泊運用に必要な作業をすべて代行:トータルサービスの提供が特徴に
Airbnb・民泊運用代行サービス「MOTENASHI」では、民泊運営において必要な作業である
- 上位表示対策・・・ホストの物件がサイト内で優先的に表示されるように、Airbnbの上位表示ルールに合わせた最適化を実行
- 宿泊料金の自動修正・・・ホストの収益最大化の実現を目的に、周辺宿泊価格の変動を自動分析
- アカウント作成・管理・・・英語のネイティブスタッフがAirbnbアカウントの作成、プロファイルの編集、予約管理、問い合わせ対応を実施
- 清掃の代行・・・シーツの交換、クリーニング、部屋の掃除、ごみ処理を清掃会社に委託
- 備品の補充・・・シャンプー、ボディソープなどアメニティ、ティッシュやトイレットペーパーなどの備品を補充
- 物件のレイアウト:家具、家電の購入と設置、レイアウトを実行
- 写真撮影・・・カメラマンによる部屋・物件の写真撮影
- 部屋の使い方マニュアルの作成・・・ゲスト向けに多言語でハウスマニュアルを作成
- 宿泊客監査・評価・・・宿泊客の審査、ゲストのチェックアウト後の評価を実施
- 問い合わせ対応・多言語サポート・・・多言語で問い合わせ、予約、事前承認のやり取り、鍵の受け渡しを実行
などを代行しています。
「MOTENASHI」では、ほとんどの民泊運用に必要な作業を代行してくれるため、契約者は物件を選定して契約するのみで民泊の運用が可能になるとのこと。
[特徴②]多言語対応:日本語 英語 中国語に対応
「MOTENASHI」では、Airbnb・民泊運用代行業務において、現段階で「日本語」「英語」「中国語」の3言語に対応しています。
今後は、「韓国語」「スペイン語」「フランス語」「ドイツ語」「ロシア語」にも対応していくことで、インバウンドゲストの受け入れ体制を拡充していくとのこと。
[料金形態]運用代行料金は売り上げ金額の20%~25%+清掃費
Airbnb・民泊運用代行サービス「MOTENASHI」の料金形態は、一件当たりの民泊運用で得られる売り上げ金額の20%~25%となっており、清掃費が別途で加算されます。
清掃費は、部屋の広さによって異なり、1Kの場合4,000円、2Kの場合5,000円、2LDKの場合8,000円、3LDKの場合11,000円です。清掃業務に関しては自身で手配することも可能とのこと。
また、初回限定でセットアップ費用である35,000円がかかります。
まとめ:民泊運用代行サービスMOTENASHI 圧倒的な稼働率&多岐にわたる民泊運用作業の代行がウリに
今回ご紹介してきた民泊運用代行サービス「MOTENASHI」。
- 平均88%を誇る圧倒的稼働率
- ゲストの入室前から退室後までのトータルサポートの提供
この2つが特徴として挙げられます。
国内の民泊運用代行サービスを活用することにより、訪日外国人観光客の増加というトレンドを、インバウンド収益という形で還元することができるかもしれません。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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