ポップカルチャー×伝統芸能×IT 老舗劇場「明治座」がインバウンド需要を狙ったナイトプログラム

公開日:2017年01月13日

1873年に創建され火災などによる再建を繰り返しながらも、140年以上にわたって興行が続けられている老舗劇場「明治座」(東京都日本橋)。

歌舞伎や演歌歌手による公演など、中高年層をターゲットとした舞台が多い一方で、平成28年(2016年)9月から訪日外国人観光客などを対象としたナイトプログラム「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」が組まれています。アニメーション、ゲームなどのポップカルチャーを組み合わせたり、二足歩行ロボット型の電話機「ロボホン」を取り入れたりと変わったパフォーマンスが行なわれています。

今回は老舗劇場「明治座」が取り組む、訪日外国人観光客をターゲットとした一風変わったプログラム「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」についてご紹介します。

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アニメ、ゲーム、伝統芸能の融合が楽しめる舞台「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」

「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」は平成29年3月31日まで上演されており、開始時間は午後7時もしくは8時30分(上演日によって変化)。国内外から観光客が集まる東京には数多くのエンターテイメントが集まっているものの、この時間帯に楽しめるものは少なかったのだといいます。

起用されているのは、新人声優や女優などで一部にはAKB48の元メンバーも見られます。女子高生が主人公に設定されており、アニメ、ゲームなどを組み合わせている点は、いかにもクールジャパン、オタクカルチャーといった感じですが、日本舞踊や和楽器といった伝統芸能も取り入れられています。あらゆる側面から日本らしさをアピールしようとした作品になっていると言えるのではないでしょうか。

また、主人公「サクラ」の心情風景や日本の四季が、言葉に頼らないかたちで表現することで、日本語が分からない訪日外国人観光客でも楽しめるよう工夫されています。

ストーリーは以下の通りとなっています。

女子高生のサクラは、夢中になるものも無く、ただ日々を過ごしていた。そんなある日、サクラは不思議な白狐に出会い、今まで感じた事の無い大きな力に動かされるように異次元へと迷い込んでしまう。全てが朽ち果て、桜の木も枯れてしまった世界。春夏秋冬、それぞれの精霊との出会いを通じて、閉ざされていたサクラの心がだんだんと動き出していく。

そのほか、専用のアプリをダウンロードすると公演中の音に合わせてスマホが光ったり、音声が流れたりと変わった仕掛けも用意しています。

 

“ロボット型携帯電話”として話題になった「ロボホン」も登場!

平成29年(2017年)1月10日、シャープは明治座館内で「ロボホン」を使った外国語ガイドサービスを16日からスタートすることを発表。人の耳には聞こえない透かし音(非可聴音)を使っており、音響通信で制御するコミュニケーションロボットとしては日本初の取り組みとなります。

館内の随所に設置されたビーコンが非可聴音を発し、それによりロボホンの位置を高精度で把握する仕組みになっており、「SAKURA-JAPAN IN THE BOX-」を観劇するために明治座にやってきた訪日外国人観光客は「ロボホン」を持ち歩くことで、同公演の内容や明治座の歴史、明治座館内で販売されるお土産や館内設備を説明を受けることができます。

また、館内に設置されたブースでは、公演のプロモーションビデオに同期してロボホンがプレゼンテーションを行います。この際にも「ロボホン」を音で制御しており、プロモーションビデオの音声に反応する仕組みが採用されています。

なお、「ロボホン」は”携帯電話のように使える多機能なロボット”という斬新さから、日本国内でも注目を集めた製品です。文化、技術面から訪日外国人観光客に日本らしさを感じてもらうための工夫がなされているようです。

まとめ:日本人からも注目を集める「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」

火災などによる再建を繰り返しながらも、140年以上にわたって興行が続けられている老舗劇場「明治座」(東京都日本橋)が、訪日外国人観光客をターゲットとしたナイトプログラム「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」の上演を行っています。

ゲーム、アニメ、伝統芸能が融合された日本らしさが感じられるミュージカルになっているだけでなく、スマホアプリやシャープ製品「ロボホン」を使った仕掛けも用意されており、文化、技術面からクールジャパンを体感できるよういくつもの工夫がなされています。演歌歌手などによる公演が多い明治座としては、非常に意欲的な作品になっており、日本人の観客も多いようです。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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