地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人メッシュ」の使い方を解説していきます。この機能は、
- 「指定したエリア」に
- 訪日外国人観光客が「何名」滞在していたのか
がわかる観光マップです。メッシュと呼ばれる表示形式で、訪日客の人口密度、いわば「インバウンド密度」を色の違いで表示でき、視覚的にインバウンドの集中地域を把握することができます。
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【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人メッシュの操作メニュー解説
操作メニューについては、
①の都道府県指定で詳細に見たい都道府県を指定します。なお、さらに詳細に〜市、〜区といった設定も可能です。
②で表示したい期間を選択しますが、現在は2015年8月〜2016年7月までの期間のみが選択出来るようになっています。
③の「任意の地域を選択する」をクリックすると、マウスのドラッグで指定した地域を指定出来ます。
④のメッシュを読み込むとメッシュ図を読み込みます。メッシュ図では色ごとに人口密度を表示しており、赤を最高とした暖色系から、0人である青の寒色系まで色が変化していきます。
⑤の「選択地域のグラフを表示」では、③で選択した地域に滞在していた外国人数を棒グラフにして表示します。
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人メッシュで京都のインバウンドを分析する
それでは使い方を実際に見ていきましょう。今回は例ととして京都府のデータを見てみます。まずは①で京都府を指定します。②の期間については現時点は変更が出来ませんのでこのままです。この状態で④の「メッシュを読み込む」をクリックすると、選択した地域の人口密度がカラーごとにわけて表示されます。ここでマウスのカーソルを動かしていくと、その地点に何名の外国人がいたのかということがわかります。
この画面で③の「任意の地域を選択する」をクリックすると、マウスで選択した任意の地域を名前を付けて保存する事が出来ます。下記の画像ではピンクがかった四角で表示されていますが、今回は京都駅周辺を任意の地域として選択してみました。
この状態で⑤「選択地域のグラフを表示」をクリックすると、③で選択した任意の地域に何名の外国人が滞在していたのかという情報を棒グラフで表示する事が可能です。
また、③の「任意の地域を選択」は複数地域の選択も可能です。選択出来る最大数に上限はないようですが、画面の表示スペースの都合上、選択した地域に名称を付ける事が出来る地域は最大6、グラフとして表示可能な地域の最大数は4となっているようです。
今回は例として最初に選択した京都駅周辺に加えて、清水寺周辺という選択地域を作成し、⑤の「選択地域のグラフを表示」をクリックしてみました。こうして比較すると、やはり京都駅の利用人数が圧倒的に多いという事がわかります。
まとめ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人メッシュ」の使い方について解説してきました。この機能では外国人について国籍ごとといった詳細な表示は出来ませんが、広範囲な地図でメッシュを表示することで、外国人がどの地域に集中していたのかという事を感覚的に把握するのに役立つと言えるでしょう。
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