地域経済分析システムRESAS(リーサス)のインバウンドデータ分析機能として、「観光マップ」の中にある、「外国人訪問分析」の使いかたを解説していきます。この機能では、
- 「指定した都道府県」の、
- 「指定した時期」に、
- 「どこの国籍の外国人」が、
- 「どのような目的」で訪問していたか
がわかるインバウンド観光マップです。また「国籍ごとに指定した期間での推移」もグラフで表示することが可能です。
【無料で利用可】詳細なインバウンド分析が出来るすごいサービス 地域経済分析システムRESAS(リーサス)とは
地方自治体、インバウンド事業者の皆さん、 地域経済分析システムRESAS(リーサス)についてご存知でしょうか?これは人口急減・超高齢化という日本が直面する大きな課題に対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるようにということで、内閣に設置された「まち・ひと・しごと創生本部」が、平成27年4月1日より、地方自治体による様々な取り組みを情報面・データ面から支援するために供用を開始したものです。地域経済分析システムRESAS(リーサス)には、地...
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地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人訪問分析の操作メニュー解説
操作メニューについて、
②の表示レベルを「都道府県単位」「市町村単位」に切り替えると、指定した都道府県にズームし、表示が切り替わります。なお、全国を表示する場合は表示は切り替わりません。
③の表示年月日では、2011年4月-6月期から2016年1月-3月期までのデータを現時点では選択可能です。
④ではアジア、北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアから地域を選択可能で、地域を選択した後に、さらに細かく国籍を指定することも可能です。
⑤では訪日の目的を「すべての目的」「観光・レジャー目的」のどちらかを選択することが出来ます。
⑥の「指定した都道府県で分析」をクリックすると①で指定した都道府県に③で指定した期間に訪れていた外国人を、国籍ごとに棒グラフで表示する事が可能です。⑦の「指定した国籍で分析」をクリックすると、④で指定した地域、国籍の外国人が③で指定した期間に、どの都道府県に訪れていたのかを棒グラフで表示する事が可能です。
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人訪問分析で長野のインバウンドを分析する
それでは使い方を実際に見ていきましょう。今回は例として先日WEBサイトの多言語化の好例として取り上げた長野県のデータについて見てみます。
まずは操作メニューの
①で長野県を指定。
②で「都道府県単位で表示」を選択します。
③の表示年月では、今回は「2015年の全ての期間」を選択します。
④の「表示する国籍」に関しては「ヨーロッパ州」を今回は選択し、国籍を「フランス」としてみましょう。
⑤の「訪日目的」は「観光・レジャー目的」を選択します。
そうすると、 2015年全体で長野県を観光・レジャー目的で訪れたフランス人は6,422人 であったということがわかります。
この画面で⑥の「指定した都道府県で分析する」をクリックすると、この期間に観光・レジャー目的で長野を訪れた外国人を国籍ごとにランキング表示する事が可能です。今回の例では 台湾人が最も長野を訪れていた という事がわかります。
さらにこの画面で「推移を見る」をクリックすると、指定した都道府県を訪れていた外国人について国籍ごとに推移を表示する事が出来ます。このグラフからは オーストラリア人はスキーシーズンを中心に長野に訪れているが、台湾人はその後の4-6月が訪問のピーク となっていることが読み取れます。
⑦の「指定した国籍で分析する」をクリックすると、④で指定した地域・国籍の外国人が③で指定した期間に訪問していた都道府県を表示することが出来ます。
なお、この画面で「推移を見る」をクリックすると、④で指定した地域・国籍の訪日外国人観光客が③で指定した期間にどの都道府県を最も訪れているのがを見る事が出来ます。
まとめ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)を使ったインバウンドデータ分析として、「観光マップ」の中にある、「外国人訪問分析」の使い方について解説してきました。
この機能を使うことで、「主に観光レジャー目的で、どこの国籍の外国人がどこの都道府県をどの時期に訪れているのか」というインバウンドの動向を把握する事が出来ます。「自らの住む(またはビジネスの主要地としている)都道府県に多く訪れる外国人はどの国籍の人が多いのか?」そして「それはいつなのか?」といった情報を把握することで、より効果的なインバウンド対策が出来るのではないでしょうか。
<参考>
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