海外の「サムライと忍者」イメージは?訪日外国人に体験型コンテンツが人気の理由

外国人にとって、「サムライ(侍)」や「忍者」に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。日本は多くの魅力的な観光地や訪日外国人向けコンテンツがあるなか、特に「サムライ(侍)」や「忍者」といった日本の歴史に関連する独自のコンテンツが常に訪日外国人から高い人気を集めています。

それは、気軽にサムライ体験ができる歌舞伎町の「サムライミュージアム」が旅行情報サイトTripadvisorにおいて4.5の高評価を受けていることからもうかがえます。

この海外での人気を受けて、かつて数々の戦国武将を輩出した愛知県は、「サムライ」「忍者」を活用した観光の活性化に取り組んでいます。

以前、日本忍者協議会による「忍者」に関する海外調査で、海外での忍者の認知率が98.7%であることをご紹介しました。

この度愛知県では「忍者」に加え、「サムライ」に関するイメージ調査を海外4か国を対象に実施しました。調査の結果、海外での認知度や、なぜ訪日外国人に「サムライ」や「忍者」の体験型コンテンツが人気なのかが見えてきました。

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海外の『「サムライ」&「忍者」に関するイメージ調査』の目的

「武将のふるさと愛知」としての観光資源「サムライ」「忍者」を観光施策に活用するため、「サムライ」「忍者」に関する認知や内容理解、及びイメージ等を検証するため。調査結果は平成29年度に開催を予定している「サムライ・ニンジャフェスティバル 2017」や、今後の「忍者」を活用した観光活性化の取組の参考とし、インバウンドに向けた取組として、訪日外客誘致に向けたプロモーションの強化や訪日外客の満足度の向上などにも活用するとのこと。

『「サムライ」&「忍者」に関するイメージ調査』の対象国

今回調査対象となった4か国(韓国、シンガポール、ベトナム、イタリア 各150人 計600人)については、県との繋がりの深い国、アニメ・マンガなどのポップカルチャーに関心の高い国 を調査対象としています。

インバウンドでの「サムライ」のイメージ

調査対象国での「サムライ」の認知率は98%

サムライについて「よく知っている」+「少し知っている」+「名前を聞いたことがある程度」という回答は98.0% に達しています。すべての国で「知っている計」が95%を超えており、イタリアでは99.3%の人がサムライを知っていると回答しています。なお、ベトナムでは「良く知っている」と回答した人が25%を超えています。

調査対象国で7割近くが「現在もサムライは存在している」と考えている。

サムライを知っていると回答した人全体では、「現在も多数存在している」と「数は少なくなったが、現在も存在している」の「存在する計」が 66.2% と、7割近くが現在もサムライは存在していると考えていることが判明しました。ベトナムでは「存在する計」が91.7%と最も高く、さらに「現在も多数存在している」と回答した人が33.1% と、他の調査対象国と比較して多くの人がサムライの存在を信じている事が明らかになりました。

サムライでイメージするものは「刀」

サムライを知っていると回答した人全体では、「サムライ」のイメージとして最も回答が多かったのが「刀(56.1%)」次いで「ヒーロー(54.4%)」 となっています。「忠誠心(41.2%)」や「日本人のもつ精神(38.1%)」などの回答も上位にランクインしており、海外でも「HARAKIRI」で通用する切腹に関しては29.3%という回答が集まりました。

サムライに関して人気が高いのは「体験型のコト消費」

調査対象国で関心の高いサムライ観光コンテンツを聞いたところ、全体では「武術を体験できる(38.3%)」「城の中を見学できる(36.2%)」「刀などの武具を体験できる(35.5%)」など、体験型のコンテンツが上位 にランクイン。4位に入っている「本物のサムライに会える(35.5%)」からは、多くの人が「現在もサムライが多数存在している」という回答結果を裏付ける ものとなっています。

サムライの存在を信じている人が多いという結果となったベトナムでは、「武術を体験できる(64.0%)」「刀などの武具を体験できる(46.0%)」「甲冑合戦など、サムライショーを観覧できる(34.0%)」などが他国と比較して高いスコアとなりました。

インバウンドでの「忍者」のイメージ

先日ご紹介した日本忍者協議会による「忍者」に関する海外調査とは別に、愛知県でも「忍者」に関するイメージ調査を行っています。対象国が異なるものの、概ね同一の調査結果のようです。詳しく見ていきましょう。

調査対象国での忍者の認知度は98.3%

今回の調査対象国で忍者について「よく知っている」+「少し知っている」+「名前を聞いたことがある程度」と回答した人は全体で98.3% となり、調査した全ての国で95%以上という結果になりました。

調査対象国で6割近くが「現在も忍者は存在している」と考えている。

忍者を知っていると回答した人の中で、忍者が「現在も多数存在している」+「数は少なくなったが現在も存在している」と回答した人の合計は61.5% となり、特にベトナムでは、実に81.1%もの人が「現在も忍者は存在している」と考えている 事が明らかになりました。

忍者に関しても「体験型のコト消費」が人気

サムライに関しての調査結果と同様に、体験型の観光コンテンツが人気を集めており、「忍者ハウス(からくり屋敷)を体験できる(36.0%)」「忍法を体験できる(35.0%)」 「手裏剣などの忍具を体験できる(34.7%)」など、忍者の技術や忍法を体験できるものへの興味が特に高く なっています。ベトナムでは「NARUTO」など忍者を題材にしたアニメの人気などが高い ことから、「忍者のコスプレができる(50.7%)」について特に回答が多くなっています。

サムライと忍者のコンテンツを活用しインバウンド誘致

今回の調査結果から、世界的にも「サムライ」の認知度は98%、「忍者」の認知度は98.3%と、どちらも世界的に認知されている ということが明らかとなり、近年インバウンドで叫ばれるように「サムライ」「忍者」に関しても、「コト消費」が人気である事が裏付けられる結果となりました。「サムライ・ニンジャフェスティバル 2017」なども開催が予定されていることから、今後も世界的に「サムライ」「忍者」に対する関心は高まっていくでしょう。

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訪日ラボ編集部

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