訪日外国人観光客に人気の旅行先は、以前であればゴールデンルートに偏っていましたが、最近では地方にもスポットライトが当たり始めています。
観光庁が2017年6月30日にリリースした宿泊旅行統計調査によると、2017年4月に地方部に宿泊した訪日外国人観光客数は、一昨年・去年と比べてそれぞれ10.2%、17.2%と増えており、地方部を滞在先として選ぶ訪日外国人観光客が着実に増えていることがわかります。
そのような状況の中、訪日外国人観光客は、何を目当てに地方を訪れているのでしょうか?日本政策投資銀行では、日本国内の地方部におけるインバウンド観光レポート「DBJ/JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査~」を配信しており、北陸地域を訪れる訪日外国人観光客の地方訪問の実態も紹介しています。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)- 比較的好調になりつつある北陸3県のインバウンド観光:石川県には前年138.6%の訪日客が訪問
- 海外からは低い認知度:訪日経験者のうちわずか10%が北陸を訪れたと回答
- アジア圏の訪日客の間では認知度が比較的高い:台湾人の41%が立山/黒部を認知
- 北陸地域ではリピーターの訪日客が最も多い:全体の31%が6回以上北陸地域に訪問
- 訪日客が北陸観光に期待しているもの ①自然/風景 ②ご当地グルメ ③日本料理
- 訪日客が北陸観光に期待していないもの ①スポーツ観戦 ②マリンスポーツ ③スポーツ大会
- 訪日客が北陸観光中に満足だったこと ①日本料理 ②自然/風景 ③ご当地グルメ
- 訪日客が北陸観光中に不満だったこと ①英語・母国語が通じない ②料金が高い ③ナイトライフが楽しめない
- まとめ:知名度は低くともリピーターの訪日客が多い北陸地域:課題は外国語対応とナイトライフ観光の充実か
目次
比較的好調になりつつある北陸3県のインバウンド観光:石川県には前年138.6%の訪日客が訪問
富山県には2017年4月、47,030人の訪日外国人観光客が訪れました。この人数は前年同月比+29.5%にあたります。
石川県では133,280人(+38.6%)、福井県では8,440人(+0.7%)を記録。2015年3月14日に金沢まで開通した北陸新幹線の経済波及効果は678億円ともいわれ、北陸地域の観光産業は盛りあがりを見せており、それに沿って同エリアを訪れる訪日外国人観光客が増えていることがわかります。
海外からは低い認知度:訪日経験者のうちわずか10%が北陸を訪れたと回答
訪日外国人観光客が増えているとはいえ、まだまだ知名度は乏しい模様です。
日本政策投資銀行が発表した「北陸地域における観光マーケティングの必要性~DBJ/JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査~」によると、訪日旅行をしたことがある訪日外国人観光客うち、北陸地域を訪れたと回答した人は、10%にとどまりました。
先述の通り、北陸新幹線が金沢まで開通したことなどを理由に、訪日外国人観光客は増加しましたが、実態と今回の調査の結果にはやや乖離が見られます。
アジア圏の訪日客の間では認知度が比較的高い:台湾人の41%が立山/黒部を認知
日本政策投資銀行が発表した「北陸地域における観光マーケティングの必要性~DBJ/JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査~」によると、アジア圏からの訪日外国人観光客の間では、北陸地域の認知度は比較的高い様子が伺えます。
特に興味深い点は、香港人・台湾人の間で北陸地域に対する認知度が高いという点。 台湾人の41%が立山/黒部を認知しています。また、金沢・富山も台湾人にとって聞き覚えのある地名となっています。
香港人に目を移すと、4人に1人が金沢・富山を知っていると回答。こちらでもやはり立山/黒部は有名で、香港人の32%が認知していると答えました。
中国人の間では、富山県の認知度が高い結果になりました。残念ながら欧米圏では、北陸地域の知名度はほぼ皆無という結果になりました。
北陸3県の訪日外国人宿泊者数は全体のわずか1%:スポーツーリズムやインターン受入でインバウンド誘致に本腰
格安航空会社(LCC)の普及や、中国や東南アジア諸国などを対象にしたビザの条件緩和、また円安が進んだことなどを理由に、訪日外国人観光客の数が増え続けています。 近年ではリピーターの訪日外国人観光客も増えてきており、このような人たちは前回の訪日時に体験できなかったことを求め、地方に訪問する傾向にあります。 インバウンド動向において、地方にもスポットライトが当たりはじめる中、情報伝達の不足や、インバウンド対策の遅れを理由に、地方間でも訪日外国人観光客の訪問数に差が出始めています。 ...
北陸地域ではリピーターの訪日客が最も多い:全体の31%が6回以上北陸地域に訪問

知名度の低さとは裏腹に、北陸地域ではリピーターの訪日外国人観光客が多い結果になりました。
日本政策投資銀行が発表した「北陸地域における観光マーケティングの必要性~DBJ/JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査~」によると、1度のみ北陸地域を訪れた訪日外国人観光客の割合は全体の約25%。約75%の訪日外国人観光客は、複数回北陸地域に訪れている計算になります。
この続きから読める内容
- 訪日客が北陸観光に期待しているもの ①自然/風景 ②ご当地グルメ ③日本料理
- 訪日客が北陸観光に期待していないもの ①スポーツ観戦 ②マリンスポーツ ③スポーツ大会
- 訪日客が北陸観光中に満足だったこと ①日本料理 ②自然/風景 ③ご当地グルメ
- 訪日客が北陸観光中に不満だったこと ①英語・母国語が通じない ②料金が高い ③ナイトライフが楽しめない
- 訪日外国人観光客の接客にも使えそう! 日本の自動翻訳デバイス「ili(イリー)」、ハワイ州観光局「公認商品」に
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