観光予報プラットフォーム活用コンテストの結果のお知らせ ~三重県伊勢市の老舗飲食店が受賞「有限会社ゑびや・株式会社ROX」~ 表彰式は9月21日(木)、ツーリズムEXPOジャパン会場にて開催

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【大賞】有限会社ゑびや・株式会社ROX、【部門賞】〔地域部門〕湯河原町、【特別賞】〔地域部門〕公益社団法人群馬県観光物産国際協会、【特別賞】〔事業者部門〕株式会社 oricon ME

[公益社団法人日本観光振興協会]

2017年10月連休の観光予報 2017年9月15日現在にみる2017年10月連休(10月7日~10月9日)の観光予報は、大阪、福岡でやや混雑が予想されている以外では、やや空いている、空いているという状況となっており、全国的に混雑は見られません。こちらはWebサイト(「観光予報プラットフォーム」 https://kankouyohou.com/)からニュースリリースをご参照ください。


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ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

【コンテスト概要】

 人口減少と少子高齢化を迎える我が国において、観光は交流人口の拡大により、地域に経済効果をもたらす地域活性化策として、多くの地域で様々な取組が行われています。地域の観光推進組織やDMOを中心に、「観光予報プラットフォーム」を活用して、観光動向の把握やマーケット分析を行い、観光振興を進める事例も少しずつ見られるようになりました。
 こうした取り組みを国内外の観光関係者に周知・啓発していくことにより、観光による地域活性化の支援を目的とするため、観光予報プラットフォーム推進協議会では、地域の優れた取組や学生からの提案を募集し、その中でも特に優れた取組みを表彰する「第1回 観光予報プラットフォーム活用コンテンスト」を開催しました。

【各賞の概要】

●大賞 受賞者 有限会社ゑびや・株式会社ROX(三重県伊勢市)

「観光予報プラットフォーム等のビックデータを用いた機械学習による伊勢で100年続く老舗飲食店の来客予測アルゴリズム開発」

◆内容

 飲食店では、来客数を予測することは必要不可欠な業務である。翌日の仕込み、お米の炊飯量など、事前に準備する食材のためには日々の根幹となる情報である。さらに1週間、1ヶ月先の見通しも立てて、アルバイト等の人材配置などの計画も行っている。
 これまで、来客数を予測するという仕事は、その店舗にて長年の経験を持つ者が、自身の経験に基づいて判断してきたが、ビッグデータ、オープンデータの時代になり、観光予報プラットフォームの情報も含めた様々なデータを融合し、経営する大食堂の来客数を予測する、機械学習による予測アルゴリズム開発をした結果、概ね来客数を予測できるアルゴリズムの開発に至った。

◆評価のポイント

 観光地で営む飲食店(いわゆる地域の中小事業者)が、ビッグデータ活用の視点で来客数予測に取り組んだことは素晴らしい。観光予報プラットフォームのデータと来客数等の他のデータを融合し、さらに機械学習によりアルゴリズムの開発を行い、仮説を立て実証するだけでなく、それを見える化し、スタッフと共にKPIを掲げ、取組み、その効果が現れている点が高く評価される。

●部門賞(地域部門) 受賞者 湯河原町(神奈川県湯河原町)

「湯河原町の観光予報プラットフォームを活用した観光戦略」

◆内容

 ここ数年、湯河原町でも外国人旅行者が増えているが、これまでの勘に頼らない、科学的根拠に基づく実態を把握するためマーケティングツールとして「観光予報プラットフォーム」を活用している。
また関連事業である「経済産業省実証実験おもてなしプラットフォーム Touch&Pay」の導入を地域全体で推進し、訪日外国人が宿泊、飲食店、物販店等での決済の際に容易に支払ができ、対応する事業者のストレス解消に向けた環境づくりを目指している。

【主な取組例】 ・周辺観光地域の宿泊状況を鑑みた適正宿泊料金を検討
        ・イベント実施最適日の検討(花火大会)
・現地ガイドツアー予約や手配状況の予測(芸者さんと町歩き)
・利用が増加していたタイをターゲットとした誘客 等
#### ◆評価のポイント

観光予報プラットフォームを活用したターゲット設定・料金設定等、他地域の地域DMOにも参考となる。
KPIの計測値として、プロモーションの効果検証等PDCAサイクルの検証に活用し、継続的事業改善も行われている。

●特別賞(地域部門) 受賞者 公益財団法人群馬県観光物産国際協会(群馬県)

「取組名 観光予報プラットフォームを活用した群馬県35市町村観光カルテ」

◆内容 

 県DMO(県全体を担当区域とするDMO)の役割として、県全体の統一的なマーケティングプロモーション等を行うこととし、今回、観光予報プラットフォームを活用したデータの整備を行った。
群馬県の各地域において観光振興を図っていく上で、その基礎となる地域の観光の現状と課題を把握することが不可欠であることから、公表されている観光関連統計データやビックデータ等を活用し、群馬県内の35市町村にその地域の情報を提供することを主な目的としている。

◆評価のポイント

 地域の観光関係者やDMOが統計データをはじめとする膨大なデータを読み解き、観光戦略に繋げるかという課題に対応した取り組みが評価できる。第1歩として地域の実態を数値で見える化と、セミナー等でデータに触れる機会を提供していることも評価できる。

●特別賞(事業者部門) 受賞者 株式会社 oricon ME(東京都)

「観光予報プラットフォームを活用した音楽ライブにおけるスタッフの宿泊不足解消」

◆内容

 フジロック、サマーソニックといった大型フェス、数万人規模を動員するスタジアムやドーム等の公演では、大勢いのスタッフも稼動している。そのため、ライブ会場周辺のホテルを確保することが難しく、ライブ関係者にとって今、宿泊不足が深刻な問題となっている。
その状況を鑑み、弊誌「コンフィデンス」では、各プロモーターやプロダクションが、ライブイベントのブッキングやスタッフの宿泊等を計画するうえで、観光予報プラットフォーム宿泊予測データを活用した提案を行っている。

◆評価のポイント

 観光予報プラットフォームを音楽ライブ市場に活用する視点は斬新である。全国で開催される公演の際のスタッフの宿泊施設不足に観光予報プラットフォームの予測情報や宿泊実績に基づく外国人の動向を分析に活用したという新しい切り口が評価できる。

【ニュースリリース資料はこちらから 「観光予報プラットフォーム」 https://kankouyohou.com/】

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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