最新世界MAUランキング、中国発アプリWeChatが第3位にランクインすることが明らかに!
[App Annie]
アプリ市場データを提供するApp Annieは、中国のAndroidアプリ市場のデータを大幅に刷新したことをお知らせ致します。成長を続ける中国市場の重要性は高まる一方、中国のAndroidアプリ市場ではサードパーティのアプリストアが数多く存在し、データを正確に推計することが課題でした。今回のApp Annie製品のアップデートにより、中国Androidアプリ市場をiOSや他国のAndroid市場と比較できるようになっています。
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App Annie Blog『App Annie、中国のAndroidアプリ市場データの提供を大幅アップデート』 https://www.appannie.com/jp/insights/market-data/app-annie-launches-china-android-metrics-top-chinese-apps/
■中国Android サードパーティ市場
中国のモバイルデバイス数は10億台を超え、モバイルへの年間支出総額(モバイルコマース、アプリストア購入、アプリ内広告を含む)は約8000億ドル、2021年までには2兆5900億ドルに到達し、全世界のモバイル支出額の約41%を占めると予想されます。中国のアプリ市場は非常に大きく、今後の成長も見込まれることから、多くパブリッシャーが進出を検討してきましたが、攻略が難しい市場でもありました。
特に中国のAndroidアプリ市場には100以上のアプリストアが存在し、それぞれ異なる規模やユーザー層を持つため、市場データの正確な推計が難しいことが課題でした。今回のApp Annie製品のアップデートにより、中国Androidアプリ市場をiOSや他国のAndroid市場と比較できるようになっています。
■新たに分析可能な6つの指標
今回の製品アップデートで利用可能になる指標は下記の通りです。
①ユーザー利用率:期間中にアプリを利用したユーザーの割合
②アクティブユーザー数:一定期間中のアクティブユーザー数。月間、週間はすでに利用可能で、中国Android市場のDAUは後日公開。
③重複利用アプリ:あるアプリのユーザーが他に利用しているアプリ。
④セッション数・時間:一定期間におけるセッション数と、1セッションあたりの平均利用時間。
⑤平均アクティブ日数:一定期間におけるアクテイブユーザーの平均利用日数。
⑥データ通信量:使用デバイスにおける平均通信料。
■世界MAUランキング アプリ編:WeChatが全世界で第3位に
今回のリリースにあたり、中国のAndroidアプリのデータを加えた上で世界アプリMAUランキングを作成しました。
これまで世界のMAUランキングではFacebook社のアプリが上位を独占していましたが、中国のサードパーティー市場のデータを含めると、WeChatが第3位にランクインしています。
SNSアプリのWeChatは、中国では生活に欠かせないアプリの一つです。同アプリはメッセージングだけでなく、非常に多くの機能を備えており、レストランの事前注文から、タクシーの予約、徒歩での道案内、食事代の支払い(または割り勘)、映画上映時間のチェック、チケット予約、オンラインショッピングに至るまで、すべてを1つのアプリ内で処理することができます。
■世界MAUランキング ゲーム編:中国発アプリが圧倒的強さを示す
世界の「ゲーム」カテゴリーで首位に立ったのは、TencentのHonour of Kingsです。2015年末にリリースされて以来ユーザーからの人気を獲得し続け、PCゲームとして世界的にヒットしたDota 2やLeague of Legendsを思わせるマルチプレイヤー・オンライン・バトルアリーナ(MOBA)となりました。PCやゲーム機向けゲームにヒントを得た、いわゆる「ハードコア」なモバイルゲームは数多く成功を収めており、同ゲームはそのほんの一例にすぎません。特にアジア太平洋地域(APAC)では、この種のゲームがユーザーあたりの収益に関するランキングで上位を占める傾向がみられます。カジュアルゲームには程遠いHonour of Kingsが、アクティブユーザー数ランキングで1位になったことは、同作の成功ぶりを証明しています。
■App Annie日本代表ディレクター 滝澤のコメント
日本のアプリパブリッシャーで、中国進出に成功している企業は多くありません。中国特有の市場環境など様々な要因はありますが、モバイルユーザーの実態を的確に把握できていなかったことが一因であるでしょう。今後はApp Annieのデータが、この問題を解決するための手段になりえると思います。
また、2020年のオリンピックもあり、インバウンド事業の需要が高まっています。訪日客が、例えば中国からの旅行客が普段どのような生活をしていて、どのようなサービスを受けているのか。App Annieのデータから読み解くことで、彼らが求めるサービスを提供することが出来れば、ビジネスとして非常に大きなチャンスにつながるでしょう。
App Annieについて
App Annie(アップアニー)は、アプリビジネスを成功へと導く強力な市場データと深い洞察を提供する世界No.1 の情報プラットフォームです。アプリ市場の情勢、自社アプリの競合優位性をより深く把握するため、70万を超えるユーザーに利用されています。米・サンフランシスコに本社を置き、世界15 都市で450 名以上の従業員が活躍しています。現在までにeVentures、Greenspring Associates、グレイクロフト・パートナーズ、IDG キャピタル・パートナーズ、Institutional Venture Partners、セコイア・キャピタルなどの世界中のベンチャーキャピタルから1 億5,700 万米ドルの資金調達を実施しました。詳しくはwww.appannie.com まで。
会社ホームページ:www.appannie.com
Twitter アカウント:@AppAnnieJapan
Facebook ページ: https://www.facebook.com/appanniejapan/
レポートの調査手法と最新情報はこちらをご覧ください。
(英文サイト:https://goo.gl/25JqOP)
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
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- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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