2021年に20,000人のインバウンド誘致を目指すワールドマスターズゲームズ:日本・関西大会開催に向けてインバウンド受け入れ体制が進む関西 スポーツを通じて関西地方のインバウンド市場が沸く?!

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オリンピックやパラリンピック、サッカーワールドカップなど大規模なスポーツイベントは、多くの訪日外国人観光客の来訪も見込まれ、インバウンド業界にとって訪日外国人観光客誘致に絶好の機会といえます。

先数年間で日本で開催される国際的なスポーツイベントといえば、2020年の東京オリンピックが頻繁にニュースに取り上げられますが、以前の訪日ラボでもご紹介したように2019年のラグビーワールドカップなど、その他にもインバウンドの集客が見込めるスポーツはいくつか存在しています。

今回ご紹介する2021年に関西で開催される ワールドマスターズゲームズ に関しても訪日外国人観光客を集客するうえで、注目のスポーツイベントになりそうです。

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ワールドマスターズゲームズとは?30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる世界的スポーツ大会

ワールドマスターズゲームズは、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が4年ごとに開催するスポーツの国際総合競技大会 です。中高齢者を対象 としていますが、30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できます。

競技種目としては、アーチェリーや陸上、サッカー、野球、バスケットボール、卓球、ラグビー、水泳、綱引き、テコンドーなどオリンピック同様、多岐にわたります。

ワールドマスターズゲームズは、オリンピックの翌年に開催されます。第一回大会はカナダのトロントにて開催。直近では2017年の第九回大会がニュージーランドのオークランドで開催されました。

ワールドマスターズゲームズは、世界的に人気を集めているスポーツ大会で2009年のシドニー大会では 30,000人 、2013年のトリノ大会では 20,000人、2017年のオークランド大会では 25,000人 の観戦客を集めました。

ワールドマスターズゲームズが2021年日本・関西で開催!アジアでの開催は史上初

このように、世界中のスポーツ愛好者から愛される大規模なスポーツ大会である「ワールドマスターズゲームズ」。 次回の開催予定地は 日本・関西 です。

大会は、2021年5月15日から5月30日までの16日間行われます。ワールドマスターズゲームズ2021の公式サイトによると、ワールドマスターズゲームズ2021では、目標参加数として、

  • 国内から 30,000人
  • 国外から 20,000人

計50,000人 と、ここ数年で史上最大規模の参加者数を掲げています。「国外からの20,000人の参加者」 という記載の通り、ワールドマスターズゲームズ2021では、インバウンドの集客も視野に 入れています。

2021年に行われる世界的なスポーツイベントである 「ワールドマスターズゲーム」 に加え、2019年の 「ラグビーワールドカップ」 の開催都市でもある関西では、近年、インバウンドの受け入れ体制を整備するために、さまざまな取り組みが始まっています。

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日本代表の活躍が世界中のメディアを賑わせた2015年のラグビーワールドカップから2年が経過しました。2015年のラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍は、一時的に 日本にラグビーブームを引き起こし、 2015年の日本ラグビー最高峰リーグ「ジャパンラグビー トップリーグ」の観客動員数は 49万人 を記録しました。これは、歴代最多の数字 です。しかし、昨シーズンにあたる2016年には再び観光客は、前年比3万人ほど落ち込みました。また、未だに日本人の90%がラグビーを観戦したことがないとの...

20,000人のインバウンド集客を狙うワールドマスターズゲームズを前に関西では関西観光本部が発足!訪日客誘致を加速へ

関西地方のインバウンド観光振興などに取り組んでいる関西国際観光推進本部は、2016年12月22日、2017年4月に 「関西観光本部」 を設立することを発表しました。

「関西観光本部」では、関西広域連合、関西経済連合会による同様の事業を引き継ぎ、訪日外国人観光客の誘致やおもてなしに取り組んでいます。

具体的には、英語、中国語、韓国語の3ヶ国語の外国語対応や24時間利用できるコールセンターの設立、無料Wi-Fiスポットの増設などのインバウンド対策を進めており、関西観光本部の前組織である関西国際観光推進本部は、2018年までに

  • 官民一体、オール関西による「KANSAI」ブランドの構築
  • 快適な旅行環境の実現:多言語対応、回遊性向上、通信環境の整備など
  • 観光資源の発掘・活用:文化・商業・自然・産業といったテーマ別、季節別での観光資源の細分化など

などの取り組みを行っていくこと。

ラグビーワールドカップや今回ご紹介してきたワールドマスターズゲームズ2021など、国際的なスポーツイベントが続く関西では、インバウンド対策が進んでおり、これからも訪日外国人観光客は増え続けていくのではないかと予測できます。

インバウンド振興を図る大規模団体「関西観光本部」発足 関西では2019年、2021年に国際的なスポーツイベント

2016年の訪日外国人観光客数は、政府が2020年までの目標に掲げていた2000万人(のち4000万人に変更)を突破。関東地方では東京オリンピック、パラリンピック、関西地方ではラグビーワールドカップ、関西ワールドマスターズゲームといった需要拡大が見込める大規模イベントがいよいよ数年後に迫っており、インバウンド観光市場は新たな局面を迎えています。関西地方のインバウンド観光振興などに取り組んでいる関西国際観光推進本部は平成28年(2016年)12月22日、平成29年(2017年)4月に「関西観...

まとめ:ワールドマスターズゲームズ2021などスポーツイベントに沸く関西地方:インバウンド市場もこれから加熱していく?!

世界中のスポーツ愛好者から愛される中高齢者向けスポーツ大会である ワールドマスターズゲームズ。次回の開催予定地は 日本・関西 です。

2019年のラグビーワールドカップの開催都市でもある関西は、2017年4月に「関西観光本部」を設立するなどして インバウンド対策に力を入れています。

ワールドマスターズゲームズのような国際的スポーツ大会は、多くの外国人観光客(インバウンド)を集客・誘致する絶好の機会と捉えることができ、関西のインバウンド市場はこれから加熱していくのではないかと考えられます。

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訪日ラボでは、インバウンド対策に課題を抱えるご担当者様向けに、お悩み・課題解決を支援すべく、最新レポートの公開や無料のオンラインセミナーを実施しています。

【セミナーレポート】「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント


2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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