原則 現金7万円分の所持を義務化? 観光大国タイが「良き旅行者の選別」を開始か…年間3,000万人以上が訪れるアジア屈指の観光立国・タイのインバウンド対策から学べること③

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訪日ラボの記事でもご紹介している通り、外国人観光客は世界中で増加傾向にあります。

ところで世界の観光市場はどうなってるの?→2017年上半期 前年比+6%で約6億人が海外旅行へ ここ7年で最高の急成長!外国人旅行者に「地中海」が人気

UNWTOの資料によると、2017年の1月から6月の間に海外旅行をした人の数は、全部で 5億9,800万人 となっており、今年初めの半年でも前年と比べて 3,600万人の増加 を記録しています。

世界中で海外旅行が人気のアクティビティとなりつつある中、増えすぎた外国人観光客数にうまく対処するため、世界各国ではさまざまな対策が始まっています。

インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?

タイで始まっているインバウンド入国時の規制強化:20,000タイバーツ(日本円で約68,050円)の所持が入国時の原則に?!

英Independent誌によると、欧州圏のバックパッカーに人気を博す東南アジアの観光立国タイにて、外国人観光客の入国時における規制が強まりを見せているとのこと。

同記事によると、タイに観光ビザで入国する際、20,000タイバーツ(日本円で約68,050円)を現金で所持しているか確認されたとの声がネット上で多発している といいます。

タイの入国管理局は、20,000タイバーツの所持を外国人観光客の入国条件とはしていませんが、実際に大手観光口コミサイトTripAdvisorでは、同様の書き込みが多くみられます。また、同記事によると、教育ビザを所持していた外国人観光客は、入国時に8,000タイバーツしか持っていなかったため、スワンナプーム国際空港での入国に手間がかかったというケースが紹介されています。

外国人観光客の入国審査の規制強化を強めているのではないか と噂されているタイ王国。この背景にはなにがあるのでしょうか。

2016年には約3,259万人の外国人観光客が訪れたタイのインバウンド市場:年々増え続ける観光客数に対策を検討中?

英Independent誌の同記事によると、今回のこうした騒動の背景には、観光地に多くのお金を落とさず、低予算でやってくる外国人観光客と、タイ国内でビザなしで違法に働こうとする人たちの入国を取り締まろう という思惑があるとのこと。

また、以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、タイを訪れる外国人観光客の数は、近年増加傾向にあります。2027年にはタイを訪れる外国人観光客の数は、6,760万人ほどにまで膨れ上がる と予測されています。

しかし好調過ぎるが故、観光地での治安が悪化したり、不法滞在者が増加したり と、それに付随した問題も顕在化しているようです。外国人観光客の入国時に規制が強まるタイ。同様の動きは、タイ以外の国でも見られるものです。

日本の1.7倍 約6.3兆をインバウンド観光から稼ぎ出すアジア屈指の観光立国タイ:3,259万人の観光客を誘致するタイの観光市場で知っておくべき数値をまとめました 訪日客増えたので「宿泊税」実施します 京都市では45億円の増収見込み 東京都、大阪府に続き独自の宿泊税の導入へ

アムステルダムでは観光客向けの税金の値上げを検討 住む人・訪れる人、両方にとってバランスの取れた観光モデルを模索

lonely planetの記事によると、オランダ最大の都市であるアムステルダムでは、同地に訪れた観光客に課す観光税を€10(日本円で約920円)以上に値上げすることを計画 しています。

アムステルダムは、オランダ最大の都市とはいえ、人口は85万人とヨーロッパの大都市にしては比較的小さな町です。一方、2016年にアムステルダムを訪れた観光客は、居住者の20倍にあたる1,700万人 となっており、「観光客が増えすぎている」と居住者から苦情も寄せられています。

こうした背景から、アムステルダムでは、観光地としてのブランド・収益性と居住者の生活の質を守るために、これからは、低予算でやってくる観光客ではなく、数日市内に滞在してくれ、現地のレストランに足を運び、多くのお金を還元してくれる観光客をターゲットにしていくとのことです。

この続きから読める内容

  • まとめ:タイでも外国人観光客に入国規制をかける段階に:「きちんと計画・整備して呼び込む」時代に突入か
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
  • 今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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