口コミは消費者や旅行者の心理に影響を与えます。最近ではインターネットサービスの日常化や、SNSの利用シーンの拡大に伴い、より存在感を増しています。
SNS活用によるインバウンド向けプロモーションを手掛ける、ビヨンドの道越氏に口コミを生み出しSNS上にシェアしてもらえるポイントをまとめていただきました。
こんにちは、ビヨンドの道越です。
私たちはFacebookやInstagramなどのSNSを活用して、旅マエの外国人や、今日本に来ている外国人旅行客にターゲティングし情報発信をする事が多く、得意としています。
SNSを活用したプロモーションにおいては、旅前の情報発信で、まずは しっかりターゲットに自分たちを知ってもらう事が重要 なのと、もう一つ大事なことは、実際に来てくれてから口コミで広げてもらえる仕組みをどう作れるか が重要だと最近すごく感じています。
昨年は“インスタ映え”というキーワードも流行しましたが、SNSで拡散した理、ファンになりたくなるようなコンテンツ作りや、仕掛けつくりは、継続的に集客をしていく上で、とても必要になってくると思います。旅前のプロモーションから旅後のシェアまでをセットで考えて、戦略を立てていきましょう!
株式会社ビヨンドのインバウンドソリューション資料を無料でダウンロードする
SNS運用(Facebook)「海外向け集客・インバウンドマーケティングPRサービス」の資料を無料でダウンロードする
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
口コミが生まれる現場にはまず「外国人の満足」3つのシェアしたくなる仕組み
さて、実際に外国の方が来てくれてからの口コミしてもらえる仕組み作りが重要だと言いましたが、まず大前提として、当たり前ですが、来てもらったからには、ちゃんと提供するサービスやスポット、商品に満足してもらうこと が、必須になります。
これは外国人に対してだけではなく、日本人に対してでも同じ事ですよね。商売の大前提ですが、ここのおもてなしの気持ちは忘れないで欲しいなと思います。
あとは、いかに来てくれた人がSNSにアップしたり、友達にシェアしたくなる仕組みやコンテンツを作れるかが、勝負になります。
では、私なりに色々とやって見て効果があったものをいくつかご紹介したいと思います。
1. 撮影にオススメのベストスポットをPR
これは、すぐにできるし、どこでも工夫次第でできる事なので、本当にオススメです。
例えば、朝日や夕日が綺麗に見える絶景ポイントや、SNS映えするスポットがあれば、そこで写真撮影を促すように、ベストスポットとしてオススメする などです。
また、絶景が撮影できるスポットなどには、“ここがベスト撮影スポットです!”という、看板や案内を立ててあげる などすると、外国人の方でもわかりやすいし、親切ですよね。
事前にSNSやホームページなどで、ベストスポットをPRしておく のも、効果的だと思います。
もし撮影スポットが思いつかない場合は、撮影スポットを作ってあげるのも一つの手ですよね。
とにかく撮影してシェアしたくなるスポットを作る&PRしていきましょう。
2. SNSのフォローやシェアで特典がある仕掛け作り
店舗のテーブルの上などに自社のfacebookやInstagramのアカウントへリンクする、QRコードなどのポップやチラシを置いておきます。
そして、“友達になってもらったりシェアしてくれたら割引などの特典あり” などの仕掛けを作っておくと、海外の方は意外とアクションしてくださいます。
ここで、店舗でのサービスやお料理、勝負コンテンツを投稿してもらえたらいいですよね。
QRコードは無料で作れますので、是非取り入れてみてください。
3. 現場スタッフが撮影してあげる&SNS投稿も呼びかける
現場の方やスタッフさんの協力は必要ですが、これもとても効果的です。自撮りで撮影している外国人の方をよく見かけますが、オススメのアングルで撮影してあげたり、こちらから積極的に「写真撮りましょうか?」と声をかけると、とても喜ばれます。
お店のpopを持って、撮ってもらってもいいですし、なんなら「一緒に撮りましょう!」と言うとなおよろこばれます。
やはり海外の方は、日本で現地の人たちとの触れ合いやコミュニケーション を求めていますので、積極的にこのようなコミュニケーションを取ってあげることで、満足度もグンと上がります。
また帰りがけに“良かったらSNSでも紹介してね!”とか、一声かけてあげるだけでも、大分効果につながってくるので、是非始めてみてください。
口コミが生まれる仕掛けができたら、SNSでも情報をPR
さて、SNSでシェアしてもらえる仕掛けが用意できたら、今度は、旅前から「こんなスポットがあるよ」「こんなスタッフがいるよ」「こんなキャンペーンをやっているよ」と言うことを事前にどんどん情報発信 していきましょう。
まさにfacebookなどのSNSでその情報や、実際に来てくれた外国の方の感想や声を発信していくだけでも、行きたくなるコンテンツとなります。
是非、旅前の情報発信・旅中・旅後の口コミまでをトータルで設計し、ガンガン発信して行きましょう!
まとめ
今回は、私たちがずっと長年取り組んで来た旅前からの情報発信に加えて、最近とても重要だと思っている旅後の口コミという事をテーマにお話ししました。
まずは、自分たちのサービスや商品を磨きながら、満足してもらうこと。そして、積極的に外国のお客さんたちとコミュニケーションを取る事 を心がけてみてください。
必ずそのコミュニケーションが満足に繋がり、口コミで満足が広がり、またその方のお友達や家族が来てくれるようになります。是非、旅前の情報発信・現場での満足・旅後の口コミまでをトータルで考えて取り組んでみてくださいね!次回もお楽しみに!
株式会社ビヨンドのインバウンドソリューション資料を無料でダウンロードする
SNS運用(Facebook)「海外向け集客・インバウンドマーケティングPRサービス」の資料を無料でダウンロードする
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!