JNTOは2018年2月6日から「楽しい国、日本」をスローガンに欧米豪向けに発信するグローバルキャンペーン「Enjoy my Japan」を行っており「Enjoy my Japan」のウェブサイトでは、かなり作り込まれた、日本の紹介動画が設置されています。
コンセプトムービーが公開から1か月で1000万再生突破 観光庁&JNTOが仕掛ける欧米豪向け大規模キャンペーン「Enjoy my
観光庁とJNTO(日本政府観光局)は、2月6日から、近年インバウンドビジネスで注目を集める欧米豪市場向けの大規模プロモーション「Enjoy my Japan グローバルキャンペーン」をスタートしました。本プロモーションが開始してから一ヶ月余りが経過しましたが、YouTubeで公開されている「Enjoy my Japan グローバルキャンペーン」のコンセプト動画は3月16日現在で 1,500万再生を突破 しており、好調さが伺えます。「Enjoy my Japan グローバルキャンペーン」のキ...
このようにJNTOや、地方自治体、企業でもインバウンド対策において、動画の活用が当たり前のようにされています。
そこで今回、インバウンド対策における動画活用の秘訣を、インバウンド向けの動画制作を行っている株式会社Ad Arch代表取締役の白川裕喜氏にインタビューをしてきました。
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動画を作るだけでは終わらせない動画制作を手掛ける株式会社Ad Archとは?
ーAd Archさんでは動画制作を行っているとお伺いしているのですが、詳しく教えいただけませんか?
株式会社Ad Arch代表取締役白川裕喜氏(以下、白川):
Ad Archでは映像、動画広告の企画や制作、展開を行っています。映像や動画は、認知拡大の起爆剤として起用されることが多いです。多くの場合は事業やサービスの課題を受け取り、その解決策となる制作内容を企画構成していく流れとなっています。
ーなるほど、Ad Archさんの強みを具体的に教えてくれますか?
白川:
Ad Archの強みは2つあります。
1つ目は動画を作るだけではなく、動画の展開までを実施できるところです。私が前職でプロモーションに携わっており、当時の知見を活かし動画を使い、クライアントさんの認知拡大までお手伝いできます。例えば、動画を作成した後、Facebookを運用して、ターゲットとなる外国人に閲覧してもらったり、ウェブサイトを作成したりなど動画を認知させるための幅広い施策をAd Archでは実行しています。
なぜ、Facebookやウェブサイトを活用するかというと、Facebookやその他のSNSは一気に拡散することができます。しかし、動画がフィードで流れてしまい、コンテンツが残りません。だからこそ、SNSで拡散させ、ウェブサイトを受け皿にすることで、今までの動画がすべて見られるような設計をみなさんにご提案しています。また、プレスリリースを作ることもAd Archで行うこともできます。
このように、作っただけでは動画は認知されないので、「作成し、外国人に見てもらう」までを実施しています。
ーAd Archさんの2つ目の強みを教えていただけますか?
白川:
外国人クリエイターによる、外国人目線にたった動画作成ができることがAd Archの2つ目の強みです。
外国人の国籍によって動画を見る視点が違いますので、それに合わせて外国人に伝わる動画をAd Archでは作ることができます。例えば、中国人をターゲットにホテルの案内動画を作る時は、必ずホテルにあるフロントの映像を動画に入れます。なぜかというと、ホテルにおけるフロントの雰囲気で中国人の方たちは、そのホテルに宿泊をするかを決定するからです。
他には、魚料理を楽しむ文化がない、外国人に魚料理を紹介する時は、サカナの頭が付いたお造りを動画に入れてしまうと「気持ち悪い」というイメージを抱かせてしまいます。一方、日本だと「新鮮で美味しそう」となるのですが笑。このように外国人の目線を把握しているスタッフと、日本側に立つクライアントの意図を汲み取れるスタッフが、ターゲットにした外国人に合わせて、伝わる動画を作れることがAd Archの強みですね。
動画制作だけではなく、動画を広めていくまでを支援!Ad Archが取り組んだ群馬県高山村の事例を公開
ーAd Archさんで取り組んだ事例を教えていただけますか?
白川:
最近だと、群馬県高山村の動画を活用した認知拡大のお手伝いしています。最初は外国人を集客するために、動画を1本作りたいとご相談をいただきました。そこで高山村のみなさんのお話をお伺いすると、打ち出しポイントや、ターゲットがまだそこまで明確になっておらず、動画1本作るだけでは、外国人に認知することができないなと、私は思いました。
そこで、動画を複数作成し、SNSを活用した展開や、ウェブサイト作成、インバウンド対策に取り組んでいることをプレスリリースで発信を行い日本国内にアピールすること、これらをまとめて私がご提案し、今取り組んでいる最中です。
ー具体的にはどんなことを行ったのですか?
白川:
まずは動画をニーズや、ターゲットを分けて複数パターン作りました。その作成した動画をFacebookで拡散。SNSで拡散すると、最初は見てもらえるのですが、時間が経つと動画の閲覧数が減ります。古い動画はフィード上で流れてしまうからです。動画を時間が経っても、沢山の外国人に見てもらうために、ウェブサイトも作成し、ウェブサイト上に全ての動画を配置し、まとめて見れるようにしました。
あとは高山村がインバウンド対策に取り組んでいることを、三段階に分けて日本国内向けにプレスリリースを打ちました。具体的に説明すると、①「インバウンド対策プロジェクトをはじめましたよ」という情報を日本国内に発信②「途中結果はこんな感じです」という情報を日本国内に向けて発信③実際にできた映像をお披露目。日本国内と海外に向けて発信。
②まで行ったのですが、お陰様でテレビにも取り上げられて、インバウンド対策に力を入れているという取り組みが、日本国内にも認知され、注目を集めることができました。海外に向けての情報発信も大切ですけど、せっかくなら日本国内にも知ってもらいたい。日本の方たちにも知っていただけると高山村のみなさんも嬉しいですからね。
ー戦略立案から動画作成、動画を広めるまで行ったのですね。なかなか大変なのでは?
白川:
そうですね笑。でも今回がっつり、高山村のみなさんと仕事をする中で、高山村のみなさんに貢献したいという気持ちが芽生えて、大変ですけど、とても楽しいです!
動画だけに頼っていてはダメ?動画の展開までをトータルに行うことが動画プロモーションを成功させる秘訣
ー最近のインバウンド業界における動画活用についてどのように思いますか?
白川:
動画制作している身として言うのもあれですが、動画をあまり押しすぎないようにしています。というもの「動画さえ作れば全てが解決する。」や「動画を作れば外国人が集まる。」と思っている方々が非常に多いと個人的に思います。それこそ、背水の陣のような気持ちで「動画を作りたいです!」という相談もたまに来ます。
ただ、動画1つ作るだけで、全てを解決することはできません。動画はあくまでも1つのツールです。やはり、トータルでインバウンド対策をしないと、結局は上手く行かないと考えています。だからこそ、動画を作っただけでは意味がなく、動画の展開までをAd Archではお手伝いしています。
今の時代だと会社がウェブサイトを持つのが当たり前になっていますが、そのような感覚で動画を作る時代になってきていると思います。例えば、アーティストが曲を作ったらPVを作るのが当たり前です。それと同じ気持ちで動画を作るのがいいと思いますし、作った動画をどのように広めていくかまでを考えて実行しないと、結果の出るインバウンド対策をすることはできないと思います。
ーなるほど、PVを作る感覚は分かりやすいですね。最後に御社の展望を教えてください。
白川:
外国人目線にたった外国人に伝わる映像を作り、それをどのように展開して、認知を広めていくのか、ここまでを一気通貫で行っていきます。外国人に対して、映像を使って認知を広めていきたい方たちのお力になりたいですね。
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短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
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この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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