近年のインバウンドの盛り上がりで、様々な「◯◯ツーリズム」が話題になりつつあります。そんななか、最近耳にする機会も増えてきた「ミュージックツーリズム」をご存知でしょうか?
「ミュージックツーリズム」とは、その名の通り”音楽”を観光資源とするツーリズムです。地域創生の起爆剤となりうる新たなツーリズムであり、訪れた観光客と地元民との交流の場となる可能性があり、さらにその後、持続的な観光に繋がる可能性も秘めたツーリズムと言われています。今回はこの「ミュージックツーリズム」の分野で「訪日教育演奏旅行」を提供する「ブレーン株式会社」のサービスをご紹介しましょう。
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そもそも「ミュージックツーリズム」とは?
まず「ミュージックツーリズム」とは、大きく分けて2つの種類が存在します。1つはアーティストの生誕地、墓地、ゆかりの地などを訪れる「聖地巡礼型」のもの。この「聖地巡礼型のミュージックツーリズム」に関しては、その場所ありきで、一定数の観光需要が常に存在するものの、この需要が大きく増大したり減少したりすることは少ないものです。
もう1つは「体験型のミュージックツーリズム」で、これは新規で行われるコンサート、フェスティバルなどの他に、体験型のコンサート、レッスンなどが含まれ、参加者が共に「体験出来る形のミュージックツーリズム」です。こちらの場合は「聖地巡礼型のミュージックツーリズム」と同様に、その経済効果は観光産業に波及するのはもちろん、音楽産業やコンサートやフェスティバル、レッスンなどの参加者にも波及します。
「ミュージックツーリズム」にはどのような経済効果があるのか?
イギリスにおける「体験型のミュージックツーリズム」の経済効果について、2011年から2015年に調査を行ったUK MUSICの報告書によると、「ミュージックツーリズム」に訪れた音楽観光客の内訳は、国内からの観光客が95%で、国外からの観光客が5%となっています。
「ミュージックツーリズム」の種別としては「聖地巡礼型のミュージックツーリズム」が55%、「体験型のミュージックツーリズム」が45%という内訳で、イギリス国内の経済効果としては、2015年に全体で約5200億円。チケット売上、アパレル・グッズの売上、宿泊費や食事など直接効果となる売上が約3200億円で、海外からの観光客の平均消費額は約12万円、「ミュージックツーリズム」によって発生する仕事の数は約3900としています。
「訪日教育演奏旅行」を手がけるブレーン株式会社とは?
ブレーン株式会社は、1976年の創業以来、世界中の吹奏楽団、合唱団、オーケストラの演奏旅行の企画・実施をはじめ、楽譜出版や音声・映像収録を行う音楽出版社&教育音楽プロデュース会社です。
日本及び海外の吹奏楽連盟や各音楽機関との友好関係を築くなど、音楽・演奏に特化したブレーン株式会社独自のネットワークと40年のノウハウを生かし、一般旅行会社とは違った旅行&音楽のプロとして、「訪日教育演奏旅行」を手がけています。
「訪日教育演奏旅行」とは?
ブレーン株式会社の「訪日教育演奏旅行」で受け入れているのは、一般観光団体とは異なり、アメリカを中心に、オーストラリア、アジア(シンガポール、台湾)からの中学生、高校生、大学生の音楽(吹奏楽、合唱、ジャズ)演奏グループで、彼らが日本の受け入れ先地域の学校の学生達と、音楽という共通言語を通じて、学生同士でコミュニケーションを取りながら、一緒に練習、ジョイントコンサートを行うというものです。
又、地元に根付いているイベント、アトラクションに訪日グループの吹奏楽やマーチングバンドの演奏を披露するパターンもあります。メインは日本の学生との音楽交流ですが、演奏だけでなく一般観光も組み込まれています。
なお、ブレーン株式会社の「訪日教育演奏旅行」では、3割ほどがリピーターとなっており、継続的な開催を続けることで、訪れた海外の学生が、同地方に最訪する可能性が高くなります。
また、日本側の海外の演奏グループ受け入れ校が、今度は海外へ交流演奏旅行に行くなど双方向の継続的な交流となる可能性も高く、受け入れ地の文化の発信などの機会も発生します。さらには、当然のことながら今まで「ミュージックツーリズム」でご説明したような、チケット売上、宿泊費や食事など直接効果も期待出来るでしょう。
日本の教育音楽とその地盤
「ミュージックツーリズム」として成り立つのも、日本では教育音楽の活動が盛んで、レベルも高いと世界から今注目を集めていることがあります。日本の吹奏楽人口は100万人、吹奏楽団体は14,000以上、女子高生に人気の部活動ダントツ一位でもあるのです。
国内での演奏会、イベント数、地元の人からのサポート、交流の地盤が既にできているからこそ、日本への関心がさらに高まる理由となっています。
過去にはこんな「訪日教育演奏旅行」の成功例も
ブレーン株式会社はこうした「訪日教育演奏旅行」を数多く手がけており、2017年12月には近江ツーリズムボード(DMO)との成功例として、オーストラリア高校生団体約100名が来日し、DMO主催でオーストラリア高校生団体が地元有名吹奏楽部とジョイントコンサートを開催しました。
オーストラリアの高校生団体は滞在中に観光や文化体験も行うなど、彦根市内を満喫しました。コンサート実施には彦根市も絡み、コンサートホールが満員になるほどの観客動員を実現。また、受け入れ先の地元高校吹奏楽部からも大変好評で、その後オーストラリアへの海外演奏旅行を即決するほどでした。
「訪日教育演奏旅行」の受け入れの気軽さ
「訪日教育演奏旅行」団体の受け入れに際し、必ずしも大きなイベントが必要なわけではありません。それぞれの団体のニーズにもよりますが、根本は、日本の学生と一緒に演奏することで交流を図ることです。地元の学校に吹奏楽部や合唱部があれば、そこが受け入れの場となるのです。
まとめ:「ミュージックツーリズム」の実施で他の自治体と差別化を
インバウンドの盛り上がりに合わせて、様々なサービスが登場しており、新たなツーリズムとして「エコツーリズム」、「グリーンツーリズム」、「ヘルスツーリズム」などが登場しています。しかしブレーン株式会社が手がける「ミュージックツーリズム」である「訪日教育演奏旅行」では、地域の学校との国際交流を通した国際人材の育成、また、地元のイベントの場に海外からの演奏グループも参加することで、教育的な国際交流イベントとしてのイメージの発信、地元のイベントを活用することでの地域活性化などを図るなど、他にはないユニークな地方創生の手段となる可能性があるでしょう。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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