【白川郷】今年から完全予約制に!新体制でのライトアップイベント開催日程を発表:冬の風物詩として国内外から多くの観光客が押し寄せるライトアップイベントが、大きく変わります。

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

[一般社団法人白川郷観光協会]

■日程:2019年1月14日、20日、27日、2月3日、11日、17日の全6日間
■場所:白川村荻町集落内
■対象:ライトアップに来場予定の方全て
■詳細:イベント当日の入村制限あり。事前申込、抽選式の完全予約制の導入
来年で33年目となる白川郷ライトアップは、運営を大きく刷新し、抽選式の完全予約制イベントして新たな試みにチャレンジします。決断に至るまでには村内で多くの議論が繰り返されましたが、ご来場していただくお客様のためにこのような決断をしました。

  1. ライトアップ中止の危機

村内人口わずか1,700人弱の地域に国内外から年間約170万人もの観光客が訪れる世界遺産・白川郷。
その中でも特に人気のライトアップイベントは、わずか2時間というイベントにも関わらず、7,000 - 8,000人もの観光客が押し寄せ、村の受入能力を大幅に超えた来場者数に、現場では数々の問題やトラブルがありました。
中でもインバウンド観光客が多く言語問題や文化の異なる国の方々への対応が後手に回っていました。

村内では、「課題解決策がない中で、ライトアップイベントを続ける必要はあるのか?一度中止して、じっくり解決策を見つけてから実行するべきではないか?」というような反対意見も多数ありました。
ただしこのイベントを心待ちにしているお客様のことを考えると中止という選択肢はなく、どのようにして運営してくかをみんなで考えることが重要でした。

そこで来年に向け、『考えうることは全部やってみよう』と結束し、動き出しました。

​​
2. 完全予約制導入の背景

昨今のインバウンド観光客の急増により、白川郷もインバンド対応が必須となっています。
ライトアップ当日の正確なデータはありませんが、感覚的には50-70%がインバウンド客といった状態です。

言語の問題や文化・習慣の違いなどにより、ここ数年は現場でのトラブルが絶えませんでした。
2017年から外国人対応スタッフの配置、展望台行きシャトルバス整理券の配布などで対応していましたが、それでも現場は混乱する事態が発生していました。

そこで下記3つの課題を解決することが重要と考え、完全予約制を導入するに至りました。

早めに正確な情報を発信する
イベント当日の大渋滞
展望台行きシャトルバスチケットの配布方法
わずか1,700人、ライトアップ会場となる荻町は580人の小さな村の新たな挑戦が始まります。

具体的な申込方法などは、白川郷観光協会のウェブサイトに記載していますのでご参照ください。

  1. 白川郷が目指す姿

地方創生インバウンドなどの成功事例として頻繁にメディアで取り上げられる白川郷ですが、実はオーバーツーリズムの問題に直面しています。
ライトアップに限らず、普段から中華圏の団体旅行客が多く、個人旅行の欧米系旅行者は最近では白川郷を敬遠し始めているということを良く聞きます。
もちろん来て頂けることは非常にありがたいのですが、白川郷の良さは、”ヒト”なのです。
パシャパシャと写真を撮るだけでなく、囲炉裏を囲んでじっくり語るのが白川郷の伝統です。

今回の完全予約制の裏には、”原点に戻ろう!”という意図があります。
ライトアップを始めた33年前は、高速道路もなく、世界遺産でもなく、豪雪地帯の白川郷にはほとんど観光客が来ない時代に、当時の村民が集結して考え出した答えが、”まずは来てもらわな良さが伝わらん!雪景色の合掌造りにライトを照らして幻想的な風景を作り出そう!そして我々のことを知ってもらおう”でした。

第10回目までは写真好きの人たちが集まる程度で100人規模だったこのイベントも、
世界遺産に登録され、また高速道路が開通してアクセス面の改善などのプラス要因もあり、
数千人が押し寄せるイベントとなりました。

『ご来場頂いた方に良い思い出を持ち帰っていただきたい!』
『自分たちの受け入れ対応できる規模感でやっていこう』
『当日の不確実性を排除し、ホスピタリティを取り戻そう』

ライトアップを始めた頃の初心に戻り、白川郷で新たな試みがスタートします。

訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションの資料を無料でダウンロードする

「インバウンド動画プロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「インフルエンサープロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「SNSプロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「インバウンドメディア」の資料を無料でダウンロードする

訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ

日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」


コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。

一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。

今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。

中国SNSや訪日プロモーションの「プロ」である2人が、気になる中国市場の最新トレンドについて語り尽くすセミナーをお届けします。

中国向けのインバウンドプロモーションに取り組んでいる方や、これから取り組もうとしている方は必見です!

詳しくはこちらをご覧ください
日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」

【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる4月から観光・インバウンドに関わる仕事に就いたり、関連部署へ異動となり、知識のインプットに追われていませんか? また、より一層事業を推進するために必要な学び直しの機会を設ける担当者も増えてきております。
このセミナーでは、
新担当になって、インバウンドの何から始めたらいいか分からない
インバウンド推進が本格化し、改めて情報やノウハウを学び直したい
そもそもインバウンドに興味があるが、情報を収集できていない
方にとって必要な基礎情報と、知っておきたい新情報をお届けする機会となっております!
詳しくはこちらをご覧ください。
→4月までに学んでおきたい!【基礎から始めるインバウンド対策】 〜ラーチーゴー & ジャパンガイドが教える市場別最新データ〜

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに