米国・LAでの日本の人気って実際どうなの?現地観光博「Los Angeles Travel & Adventure Show」から探る、アメリカ人の日本旅行ニーズ【現地レポート】

世界各国から350以上の地域や団体、旅行会社、ホテルなどが出展するアメリカ最大規模の旅行フェア、ロサンゼルス・トラベル&アドベンチャーショーが2月24日と25日にダウンタウンのロサンゼルスコンベンションセンターで開催されました。2日間での来場者数は約36,000人。

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LAトラベル&アドベンチャーショーの会場はアニメエキスポも行われるコンベンションセンター

▲ショーのパンフレット

▲ショーのパンフレット

開催期間が週末ということもあり、夫婦や子連れ家族の来場者が多く、次の旅行先をどこにしようか考えている人たちで賑わっていました。ファミリーが会場で楽しめるような参加型のアクティビティが多い印象です。

▲ウィスコンシン州のJo-Don Farmsによるラクダの試乗体験

▲ウィスコンシン州のJo-Don Farmsによるラクダの試乗体験

▲Go Dive Nowによるスキューバダイビングの模擬体験

▲Go Dive Nowによるスキューバダイビングの模擬体験

会場内には4つのシアターが設置され、著名人や各地域の旅行会社などが2日間で50もの講演を行っていました。内容は各地方や文化の紹介、旅行中の安全についてや旅の写真の上手な撮り方など多岐に渡りました。

来場者に今回参加した目的をインタビューしてみると、「次の旅の目的地を決めるため」「次の旅行での計画を立てるために」「このショーで旅行を申し込むと通常よりも安くなるなどの特典があるから」「週末の時間つぶしに」「資料、サンプル、景品、試食などを目当てに」「抽選でもらえる宿泊クーポンや飛行機チケットなどを目当てに」など、旅行好きの人から時間つぶしに遊びに来ている人までさまざまな人が参加していることがわかりました。

観光局や旅行会社など9ブースから成るジャパンエリア

会場内は世界の地域ごとにエリアが設けられ、会場を入って正面に台湾、その隣にインドネシア、中国、日本とアジア勢が入り口付近を占めていました。アジアエリアは他の地域よりもスペースが大きく目立っていました。

▲目立つジャパンエリア

▲目立つジャパンエリア

ジャパンエリアに出展していた団体は、Japan National Tourism Organisation、Tokyo Convention & Visitors Bureau、Fujisan & Greater Tokyo、Osaka Convention & Tourism Bureau、Kansai & Kansai Airport、Tokushima & Kansai、Ibaraki Prefecture、ANA Odyssey Japan、JTBの9ブースでした。他の国・地域が大体1,2区画の使用に対し日本は4区画使用しており、2020年の東京オリンピックに向けたインバウンドへの気合いを感じました。

▲大阪観光局によるたこ焼きの実演配布

▲大阪観光局によるたこ焼きの実演配布

JTBの和歌山コーナーではけん玉、福島コーナーでは剣道、大阪観光局はたこ焼きの実演配布など、日本文化を体験できるブースもありました。

▲Tokyoブースの様子

▲Tokyoブースの様子

Fujisan&Greater Tokyoブースで静岡県、神奈川県、山梨県の出展者に話を聞いたところ、今回はJNTOのデータをもとにし20~40代のファミリー、カップルなどをターゲットに出展しており、実際そのターゲット層の方が多く訪問しているとのことでした。

現在、日本への年間来訪外国人は約2,800万人ですが、その多くがアジア圏からで、訪問先も東京・関西の都市部に集中しているため、欧米からの旅行者を増やしたいと考えているそうです。

その理由として、アジア人の主な旅行の目的は買い物ですが、欧米人はアクティビティなどの体験型を好む傾向があるとのこと。そのため、富士山周辺の3県はそうしたアクティブ層を地方に呼び込みたいと考えているようでした。富士山は世界遺産になったこともあり、今回のショーでも富士登山に関する質問、富士山へのアクセスや周辺観光地に関しての質問を多く受けたとのことでした。

▲どのブースもパンフレットが充実

▲どのブースもパンフレットが充実

他の地域のブースに比べて、日本のブースはどこもパンフレットの数が充実していました。特にJTBブースでは実際に地方を旅行する際の、おすすめ観光ルートなども一緒に考えてくれたので日本人でも知らなかった日本の場所を知る機会となりました。

岐阜コーナーで東京から白川郷に行きたい旨を伝えると、「名古屋から岐阜に入り、世界三大刃物産地である関、命のビザで有名な杉原千畝氏の生まれた八百津、日本三名泉の下呂温泉、古い町並みの高山、そして白川郷に行くルート」をおすすめされました。

観光協会や旅行関連会社の他に、アニメジャパン・ツアーという日本のオタク文化に特化したツアーを販売している旅行会社もありました。

抽選や体験など、来場者を多く集める仕掛けが必要

▲カリフォルニア州・フェアフィールドのブース

▲カリフォルニア州・フェアフィールドのブース

今回のショーに参加していて何よりも驚いたのが抽選の多さでした。景品のほか、無料宿泊や航空券が当たるものなど、ほとんどのブースで何かしらの抽選を行っていました。

抽選のほかにも、その地域のお土産やお菓子、旅行会社のロゴ入りグッズなども配布しており、来場者は大きな袋に大量の資料やグッズを入れ、人によってはキャリーケースを引いて会場をまわっていました。

▲グアテマラブース

▲グアテマラブース

アジアの他には、カリフォルニア州と周辺の地域や国立公園、中南米、カリブ海が大きなブースを出しており、ロサンゼルスから行きやすいこともあり、来場者で賑わっていました。またクルーズ会社の出展もいくつかあり、クルーズ旅行に関する講演会はほぼ満席になっているなど、クルーズ旅行への人気をうかがうことができました。

▲クルーズ旅行のブースは人気

▲クルーズ旅行のブースは人気

その他にはラフティングやスキューバダイビングなどのアクティビティー会社や、旅行に関するグッズやキャンピングカーの販売ブース、インスタ映えする写真が撮れるフォトブースなどもありました。

また米国人限定ですが、パスポートを申請できるブースもあり、これから初めて海外旅行に行く人もこのショーに参加すれば準備ができるようになっていました。

まとめ:Los Angeles Travel & Adventure Showは体験型が人気

今回のショーでは、アメリカ人旅行者の需要に応え、出展者側は全体的にアウトドアを楽しむツアー、サファリツアー、世界遺産巡り、クルーズ、ビーチ、などの自然・文化・リラクゼーション体験、また長期旅行をPRしているように感じました。 これから東京オリンピックを控え、訪日の需要が高まる中で、まだ世界に知られていない日本の見どころ、特に地方の魅力を宣伝する大きな機会だと思います。

「Los Angeles Travel & Adventure Show」イベント情報

イベント名 Los Angeles Travel & Adventure Show
開催国・都市 アメリカ・ロサンゼルス
開催日 2018年2月24日〜25日
会場 ロサンゼルスコンベンションセンター
対象 一般消費者
来場者数 約 3.6 万人

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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