【新宿編】インバウンド向け人気観光スポット トップ5/ロボットレストラン・思い出横丁など王道からディープまで!

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

「一日の乗降客数が世界で最も多い駅」としてギネスブックにも認定された新宿駅。東京都庁もあり、まさに東京都の中心としての機能を持っています。

そんな新宿には、インバウンドに人気の観光スポットが数多くあります。ロボットレストランに代表される、日本人はあまり行かないけれども訪日外国人にとってはもはや王道、というようなスポットから、新宿御苑など日本人にも人気のある観光スポットまでさまざまです。また最近は、思い出横丁といった昭和の香り漂うディープなスポットも人気が出てきました。

今回はアクセスの良さという点も加味し、JR新宿駅から徒歩で行ける範囲で集めました。早速見ていきましょう。

インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

1. これぞ新宿インバウンドの王道!ロボットレストラン

ロボットレストラン公式ホームページより
ロボットレストラン公式ホームページより

ロボットレストランは、新宿歌舞伎町にあるショーレストランです。JR山手線新宿駅東口からは徒歩5分という好立地です。2012年7月に開業し、2014年のトリップアドバイザー「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」で、初めて16位にランクインしました。最近は「日本人が行かないインバウンド観光スポット」の代表例として有名になってきているため、知っている方も多いかもしれません。

ロボットレストランはレストランといいますが、そのメインは食事ではなくショーです。ショーは奇抜な衣装を着た女性たちがロボットと戦うという設定で、演出にはレーザーを用いて最初から最後までとにかく派手なのが特徴です。日本ではあまり見ないような一風変わったショーですが、訪日外国人には大人気だということです。

ちなみに店内で食べられるのは数種類のお弁当と、軽いスナックのみです。アルコールもありますが、その種類はビール・日本酒・缶チューハイのみとかなり限られています。ビールも1杯900円と割高で、さらに店内に入るときにはチャージ料として8,000円がかかります。それにもかかわらず店内は主に欧米豪からの訪日外国人で常に満席状態だということです。

ロボットレストランは当初、日本人サラリーマン向けにオープンしたということですが、いざ開業してみると日本人よりも訪日外国人に人気が出たということで、それからターゲットをインバウンドにシフトしたといいます。英語対応もきちんとされていて、メニューや場内アナウンスなどはすべて英語だということです。

トリップアドバイザーの口コミ欄には、日本語のコメントが約200件ほどなのに対し英語のコメントは4300件以上寄せられています。このことも、訪日外国人からの人気をうかがわせます。

▼元ロボットレストランインバウンド責任者によるセミナーを開催!

セミナーの詳細はこちら

2. 昭和の香り漂うディープさが人気:思い出横丁

思い出横丁公式ホームページより
思い出横丁公式ホームページより

思い出横丁は、JR山手線新宿駅西口から4分のところにある長屋造りの飲み屋街です。その歴史は古く、終戦直後までさかのぼります。終戦直後は売り物への取り締まりが厳しく、多くの店は統制品でなかった牛や豚のモツなどで商売をしていました。その名残で、現在もやきとり屋やもつ焼き屋が多いということです。

やきとりは日本料理として訪日外国人からの人気も高く、思い出横丁では手ごろな値段でやきとりを味わえるため、多くの訪日客が訪れているようです。また、新宿の真ん中で古き良き昭和の雰囲気が感じられるのも人気の理由でしょう。歴史のあるお店が軒を連ねる通りで、はしご酒をしながらおいしいお店を探すというのは、訪日外国人にとっておもしろい体験となるようです。

特に、何度も日本に来ているようなリピーターの訪日客は、王道の観光スポットのみならず自らディープなスポットを探し求める傾向にあります。観光客だけでなく日本人も行くようなところに行ってみたい、というようなニーズのある訪日客には非常に良いスポットではないでしょうか。

3. 地上202mからの景色は圧巻!東京都庁舎

東京都財務局公式ホームページより
東京都財務局公式ホームページより

次は、JR山手線新宿駅西口から徒歩10分のところにある東京都庁舎です。東京都庁舎は、最新のトリップアドバイザー「外国人に人気の日本の観光スポットランキング 2018」で22位にランクインしています。

東京都庁舎には、無料で入れる展望室があります。ビルの45階、地上202メートルから東京の街を一望できるとあって、日本人にも人気の観光スポットです。休日には行列ができることもあるということです。トリップアドバイザーの東京都庁舎のページには、約1,000件の日本語の口コミと、その3倍を超える英語の口コミが寄せられています。

東京都庁舎は、東京スカイガイドという展望室専用の眺望ガイドを用意しています。東京スカイガイドは展望室の展示パネルと連動し、スマートフォンでQRコードを読み込むと音声が流れるようになっています。これは株式会社PIJINのQR Translatorというツールを利用したもので、ガイド音声は日本語・英語・中国語・韓国語ほか11言語に対応しています。

また、東京都庁舎の1階には観光情報案内所があり、そこを拠点に東京観光をする訪日外国人も多いようです。

4. 侍になって日本の歴史を学ぶ:サムライミュージアム

サムライミュージアム公式ホームページより
サムライミュージアム公式ホームページより

サムライミュージアムは、JR山手線新宿駅東口から徒歩8分のところにある、甲冑や兜・武器などを展示しているミュージアムです。トリップアドバイザーの新宿区の観光スポットランキングでは、2位にランクインしています。口コミ数は日本語が39件に対し英語が1158件(記事執筆時点)と、日本人が知らない場所でありながら訪日外国人には大人気の観光スポットであることがわかります。

サムライミュージアムの館内では殺陣体験を行ったり、甲冑を着て写真を撮ったりすることもできます。また、1日4回パフォーマーによる殺陣ショーを行っており、追加料金なしで見ることができます。サムライミュージアムで着られる衣装には女性用のものもあり、男女で体験できるということです。

また、予約制にはなりますが「侍書道教室」「日本刀講座」といった、専門の講師のもとで日本文化を体験できるコンテンツもあります。

サムライミュージアムでは、「侍」を通して日本の歴史に触れることができます。侍だけでなく日本の歴史そのものに興味のある外国人も多いようで、トリップアドバイザーでも、「勉強になる」「興味深かった」というコメントが多くみられました。ミュージアム自体広くはありませんが、その豊富な情報量訪日外国人の満足度は高いようです。

5. TripAdvisorランキング全国5位:新宿御苑

フォトacより
フォトacより

新宿御苑は、JR山手線新宿駅南口から徒歩10分のところにあります。1906年に皇室庭園として造られた新宿御苑は、フランス式庭園・イギリス風庭園・日本庭園を組み合わせた明治時代を代表する庭園です。トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」でも常連の王道スポットで、2018年のランキングでも5位にランクインしています。

新宿御苑の魅力は、都会の真ん中で東京ドーム12個分という広大な自然に触れられることです。紅葉の名所としても知られており、四季折々の自然が楽しめます。

トリップアドバイザーの口コミ欄を見ると、新宿御苑訪日外国人の人気を集める理由は、やはり庭園の美しさや、静かな雰囲気にあるようです。「とてもきれい」「忙しい新宿の街にある1つの静かな場所だ」といった外国語のコメントが見られました。

新宿御苑の入園料は大人1人200円と安価です。一つの観光スポットとしてじっくり見てまわるというのも良いですし、東京観光で疲れた際に立ち寄って休憩するというような使い方もできるのではないでしょうか。

まとめ:

新宿駅から徒歩で行ける訪日外国人に人気のスポットを紹介しました。ロボットレストランやサムライミュージアムなど日本人はあまり行かないような場所も、訪日旅行では大定番となっています。一方で思い出横丁などのディープなスポットも人気が出てきており、訪日旅行の幅広さがうかがえます。

新宿は大都会であり、日本の伝統的な建築物を期待して訪れた訪日客はその都会的な雰囲気に驚いてしまうかもしれません。しかし思い出横丁や新宿御苑などまた違った雰囲気を味わえるスポットも数多くあります。都会的な観光資源もありながら日本の風景も楽しめる新宿の街は、訪日外国人にとって魅力的に映るでしょう。


インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?

「インバウンドコンサル」を資料で詳しくみてみる

「調査・リサーチ」を資料で詳しくみてみる

「インバウンドデータ」を資料で詳しくみてみる

「インバウンド研修」を資料で詳しくみてみる


<参照>

中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】

短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。

今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。

今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】

【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに