【活用事例】忘れ物だけじゃない!インバウンド訪日客の荷物に悩む「ホテル/陶芸教室/荷物預り所」×「TUMOCA Express」の事例をご紹介

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こんにちは、TUMOCA Expressです。

連載第3回目では、インバウンド訪日客の増加に伴い、「忘れ物国際配送サービス」の必要性が高まっていることをお話ししました。

今注目の「外国人観光客忘れ物国際配送サービス」は何故必要?/既存の国際宅配サービスに潜む大きなリスクとは

こんにちは、TUMOCA Expressです。前回は、弊社の経験から、インバウンド訪日客の忘れ物を取り扱う際に気を付けるべきポイントをお話ししました。しかし、それでもなおホテルや旅館の手間は依然として大きいままで、それゆえ近頃、そのような負担を解消してくれる「忘れ物国際配送サービス」の必要性が高まってきています。そこで今回は、インバウンド訪日客の忘れ物対応において、既存のサービスでは不十分な理由と「忘れ物国際配送サービス」がどのようなサービスなのかについてお話ししようと思います。目次既存の...

今回は少し趣向を変えて、忘れ物以外においても、このサービスを活用してインバウンド訪日客の荷物問題を解決した弊社の事例をいくつかご紹介したいと思います。

これまで「忘れ物国際配送サービス」は非居住者(日本に住所を持たない人)の荷物を扱うのに有効だとお話ししてきましたが、これはつまり、忘れ物だけではなく、スーツケースやバッグといった手荷物、日本国内で購入したお土産等あらゆる物品を国際配送する際にも応用可能であることを意味します。

※今回は、忘れ物に限らず「国際配送サービス」と呼称します。

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完成する頃には帰国済み・・陶芸教室の例

▲完成する頃には帰国済み・・陶芸教室の例
▲完成する頃には帰国済み・・陶芸教室の例

まずご紹介するのは陶芸教室からの相談内容です。日本文化に触れてみたいというニーズが増え、最近では体験教室がインバウンド訪日客(以下、ゲスト)から注目を浴びています。その中で、陶芸に関心を持つゲストも増えているのですが、焼き上がりまでの時間が実は大きな問題となっています。

というのも、作品が焼き上がるまでには約2週間~1か月かかるため、ゲストの多くは自分たちの作品が完成する前に帰国しなければいけません。日本人であれば、後日作品を着払いにて自宅に送ることができるのですが、日本に住所を持たないゲストの場合は、海外へ着払いで荷物を送ることができないため、陶芸教室では「料金決済の手間」(※連載第2回参考)をかけて海外に送るか、場合によってはゲストに発送を諦めてもらいます。

中には、体験教室の受付時に海外の自宅までの送料を前もって支払うゲストもいるようですが、焼き上がりの前後で重量が変わってしまうため、陶芸教室側では配送料金に対して受取金額の過不足が発生して困っているのが現状です。

そこで「国際配送サービス」を活用することにより、弊社が陶芸教室に代わってゲストと配送料金の決済を行うとともに、焼き上がった後の重量をもとに算出した正確な金額を請求することが可能となりました。ゲストとしても、自分の作品を送ってもらうことができるということで、このサービスは大変喜ばれているようです。 

ホテル滞在中に気に入ったアメニティが欲しい・・ホテルの物品購入の例

▲ホテル滞在中に気に入ったアメニティが欲しい・・ホテルの物品購入の例
▲ホテル滞在中に気に入ったアメニティが欲しい・・ホテルの物品購入の例

ゲストの中には、ホテルや旅館(以下、総称してホテル)で飲んだお酒やアメニティの化粧品を気に入り、帰国後、ホテルに購入したいと連絡することが少なくありません。中でも、「浴衣」と「地酒」は特に人気です。

しかしその際、「料金決済の手間」(※連載第2回参考)が発生するのはもちろんのこと、お酒や化粧品については、量やアルコール含有率によって海外に送ることができるかどうかが変わるため、「配送可否を確認する手間」(※連載第2回参考)も発生してしまいます。

つまりホテル側は、「ゲストが購入を希望する商品を用意することはできるが、それをどのようにして送ればよいのか、またその送料の決済をどうすればよいのかわからない」という問題を抱えているのです。

現在弊社はホテルに代わって、ゲストが購入する商品の種類及び数量に応じた適切な配送方法を選定し国際配送を行っています。また料金決済の面では、送料だけではなく商品代金の決済までも代行するので、ホテルからは代金回収サービスとしてもご好評頂いています

クロークまで戻る時間がない・・・手荷物預かり所の例 

こちらは前回の記事で少しお話ししましたが、観光に夢中でスーツケースをホテルのクロークや手荷物預かり所まで取りに戻る時間がなくなってしまうゲストが多くいらっしゃいます。そこで、ホテルや手荷物預かり所の中には、ゲストに手荷物で煩わされることなく観光を楽しんでもらうために「手荷物を預かる時点で海外の自宅まで送ることを提案したい」と考える施設も増えてきました。

しかし、ここで一つ問題が出てきます。ゲストの荷物を送る際には、各施設が送り主になる必要があるため、発送後の紛失及び破損等の対応から、万が一海外に送ったスーツケースの中に危険物が入っていた時の責任まで全て各施設が負うことになります。つまり、ホテルや荷物預かり所では、手荷物を海外に発送してあげたいがそれに伴うリスクが大きいため実現できずにいるのがほとんどです。

しかし、弊社の「国際配送サービス」では、そのリスクを弊社が全て負うため、今では観光案内所やショッピングモール等にて「手荷物国際配送サービス」として実施されています。手荷物預かりの各施設からは、従来の単なるコインロッカーとしての役割から、荷物配送の拠点としてゲストに提案できる幅が広がったと満足して頂いています

まとめ 

これまでホテルや旅館、その他商業施設では、荷物を送ってほしいという依頼があったとしても、その送り先は日本国内が大半だったため、旅行者の荷物で特に困ることは少なかったかと思います。というのも、ほとんどが陸送となる国内配送では、危険物についてそれほど神経質になる必要もなく、何より着払いでの発送が可能であるからです。

しかし、インバウンド訪日客の増加に伴って、各施設では様々な形で荷物を海外に送るよう依頼されることが多くなりました。今までは郵便局や宅配業者に荷物を差し出しさえすればよかったのが、相手国に荷物を送れるかどうかの確認から、配送方法の選択、配送についてゲストの意思確認、料金決済、そして発送後の対応など国際配送特有の手間が発生し、現場では大きな負担となっているのです。

国際配送サービスは、これらの負担全てから手離れできるだけではなく、忘れ物をはじめとする様々なシーンで活躍します。「非居住者」の荷物でお困りの際には是非お問い合わせください。

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2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
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インバウンド情報まとめ 2024年3月

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この記事の筆者

TUMOCA Express(ツモカエクスプレス)

TUMOCA Express(ツモカエクスプレス)

株式会社オー・エス・エス 代表取締役 荒本修一(あらもとしゅういち)。1991年創業。全国のホテル様・旅館様・レンタカー会社様・その他商業施設にて、インバウンド訪日客の忘れ物及び一般手荷物の国際配送サービスを展開しております。旅の思い出が詰まったお品物をお客様のご自宅までお届けいたします。

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