日本人観光客や訪日外国人が、より快適に観光地や首都圏から空港にアクセスができるように、全国の空港アクセスバス事業者12社が連携し、空港アクセスバス・アライアンス(Airport Bus Alliance:以下 ABA)を設立しました。
ABAの発足式が2019年2月1日(金)に開催され、今回はその様子をお届けします。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
空港アクセスバス・アライアンス(Airport Bus Alliance/ABA)とは?
ABAとは、以下の空港アクセスバス事業者12社が連携して設立された組織です。
参画企業一覧(50音順) ※カッコ内は空港アクセスバスを運行する主な空港
- 伊予鉄バス株式会社(松山空港)
- 大阪空港交通株式会社(大阪国際空港、関西国際空港)
- 関西空港交通株式会社(関西国際空港、大阪国際空港)
- 京成バス株式会社(成田国際空港)
- 京浜急行バス株式会社(東京国際空港)
- 東京空港交通株式会社(成田国際空港、東京国際空港)
- 西日本鉄道株式会社(福岡空港)
- 広島電鉄株式会社(広島空港)
- 北陸鉄道株式会社 (小松空港)
- 北海道中央バス株式会社(新千歳空港)
- 宮城交通株式会社(仙台空港)
- 名鉄バス株式会社(中部国際空港)
設立された目的は、空港アクセスバスの統一的な情報提供サービスをはじめ、安心・安全な空港アクセスバスのブランドとして有益なサービス提供することです。
ABAは、その主要な活動のひとつとして「ABA ポータルサイト」を、ABA発足と同日の2019年2月1日(金)からリリースしました。本サイトは、空港アクセスバスを利用する方々にわかりやすい情報を届けるために、ABAの12社の空港アクセスバス情報をまとめて知ることができるポータルサイトです。
英語対応で訪日外国人向けに空港アクセスバス情報を提供

「ABA ポータルサイト」は最適で快適な空港アクセスバスの情報を検索できるポータルサイトです。
搭乗予定の飛行機・空港・時刻から経路を検索できるほか、時刻表や乗り場の地図、所要時間や運賃などの情報も把握できます。「ABA ポータルサイト」は日本語、英語の2言語に対応しています。順次、他の言語への対応も進めていくとのこと。
わかりやすく便利な空港アクセスバスの提供をしていきたい

発足式の冒頭で、ABA会長会社となる東京空港交通株式会社 代表取締役社長 増井健人氏からの挨拶があり、「わかりやすく便利な空港アクセスバスの提供をしていきたい」とコメント。
2018年は訪日外国人数が3000万人を突破。訪日外国人の方々も空港へのアクセスにバスを利用しています。空港アクセスバスの情報をわかりやすく提供することで、訪日外国人の方々にも更に利用を促していきます。
まとめ:訪日外国人は増えているが課題は交通手段!日本を楽しむために様々な移動手段を提供する必要がある
ABAの発足により、今後さらに、空港アクセスバス利用についての情報が日本人や訪日外国人にも届けられるでしょう。しかしながら、以前から訪日外国人の方々が地方の観光名所に行きたくても、交通手段が限られているため、中々、足を運ぶのも難しい状況です。
空港からのアクセスもそうですが、観光地からさらに宿へ行くための交通手段である、タクシーやバスなどの2次交通もまだまだ足りません。訪日外国人の方々に地方に行ってもらい、消費をしてもらうためには、様々な交通手段をより充実させ、移動をもっと快適にする必要があるのではないでしょうか。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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