寄港地に多くのインバウンドが一気に来訪
国土交通省は、「2018年(1月~12月)の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港回数(速報値)」を発表しました。
目標は来年の訪日クルーズ旅客500万人
昨年の訪日クルーズ旅客数は、244万6,000人と、前年比3.3%減となりました。方面別に見ると、最大のシェアを持つ中国発の訪日クルーズ旅客が、202万人(対前年比7.0%減)と大きく減少したことが判明。
しかし、日本発着クルーズで入国した訪日クルーズ旅客は、7万3,000人(対前年比43.1%増)と増加し、台湾発の訪日クルーズ旅客も31万人(対前年比12.7%増)、世界一周クルーズ等で入国したクルーズ旅客も4万3,000人(対前年比43.3%増)という結果でした。
一方、クルーズ船の寄港回数は、前年比5.9%増の 2,928回(外
国船社1,913回、日本船社1,015回)となり、クルーズ船の寄港回数は過去最高を記録したといいます。
クルーズ船来航のメリットは、地方創生に大きく貢献すること。すなわち、寄港地を中心に一度に多くの観光客が訪れるため、グルメ、ショッピングなど地域での消費が生まれるとともに、インバウンドとの交流にもつながります。
国土交通省では、「訪日クルーズ旅客を2020年に500万人」の目標を掲げています。今後、官民連携による国際クルーズ拠点の形成、クルーズ船受け入れ環境整備等、訪日クルーズ旅客数、クルーズ船寄港回数の増加に向けた取り組みを、さらに進めていく方針です。
(画像は国土交通省のホームページより)
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▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001268599.pdf