【九州DMO】九州観光推進機構とは | 23年までに九州の観光消費額4兆を目指す取り組み・事例とは

【九州DMO】九州観光推進機構とは | 23年までに九州の観光消費額4兆を目指す取り組み・事例とは

日本有数の観光地である九州地方。近年、外国人観光客が増えてきています。その要因には外国人観光客のリピーターの増加、満足度のアップなどが考えられます。九州観光推進機構が取り組むインバウンド対策によってたくさんの外国人観光客が九州を訪れているのです。

九州の魅力を海外へ発信するポータルサイトやヨーロッパ市場での九州観光フェアなど様々な取り組みを行っている九州観光推進機構ですが、他にはどのようなインバウンド対策を行っているのか分からないかたも多いのではないでしょうか。そこで今回は九州観光推進機構が取り組むインバウンド対策について詳しく見ていきます。


九州観光推進機構とは?

九州観光推進機構はどんな組織なのか

九州地方と呼ばれる、沖縄を除く宮崎、鹿児島、大分、熊本、佐賀、福岡、長崎を九州とひとくくりにして、県レベルではなく地方レベルの広域でPRを図っているのが九州観光推進機構です。つまり、九州の観光ブランドをPRするための組織と言っても過言ではありません。

地域の特性としては、アジア圏の国に一番近いことと、海や山などの自然が豊富な点からアジア圏からの観光客誘致を進めています。

九州観光推進機構の理念と基本方針

訪日客のニーズは、一つの県に集中するのではなく、九州にくることを目的としてくる時代になってきました。

だからこそ、情報発信や観光PRは九州全体で行う必要があるというのが基本理念になっています。

各県がそれぞれバラバラに誘致を行っていれば、必ずパイの取り合いになってしまいます。しかし、自分の県に来るという意識から九州に来るという意識に転換することで九州全体の訪日客は増えていきました。


参考:法務省:出入国管理統計統計表 

こちらの図を見ても分かる通り、年々右肩上がりに九州の訪日客が増え続けてきています。この要因としては、

  • 九州観光推進機構の社団法人化
  • 九州各県の団結した誘致

この2つが大きく関わっています。九州観光推進機構の社団法人化で社会的信用が高まったことで各県への影響力も高まりました。
さらに先ほどの九州各県の団結した誘致でさらに九州のブランディングが進んだというわけです。

とはいえ、まだまだ十分ではない九州の観光ブランディングはこれからも進めていくことが基本的な方針となっています。

では、次に主なPR活動と最新のインバウンド対策を考えた九州観光推進機構の戦略を解説していきます。

九州の魅力を最大限にPR

九州の魅力を最大限に PR している九州観光推進機構ですが、実際にはどのような取り組みを行っているのか見ていきましょう。

九州エリアの地方活性化の変遷と第2期目のPR戦略

九州の地方活性化に向けて設立された九州観光推進機構。2005年4月2「九州観光戦略」の実行組織として設立されました。

これまで「九州はひとつ」の理念のもと、観光やまちづくりに取り組んできましたが、訪日外国人観光客の増加によるインバウンド対策などの課題も浮き彫りになっており、それらの課題を解決するべく取り組みを強化しています。

過去振り返ると、2005年~2013年は広域観光推進の基礎を作る期間に費やしました。この期間を第1期として、第2期目は2014年~2023年しており、テーマとして「九州観光のブランドイメージ化」をかがけています。

第2期の2014年~2016年の3年間で「ONSEN  ISLAND  KYUSHU」というキャッチフレーズを掲げて九州最大の魅力である温泉を全面に押し出したPRを進めてきました。ですが、温泉だけではPRの幅はまだまだ弱く、歴史や食、自然などの総合力でアピールすることで魅力のアピールを最大化する戦略を考えました。

九州の魅力満載のポータルサイト「九州旅ネット」


参考:九州への旅行や観光情報は「九州旅ネット」で! 

第2期目で九州の魅力を総合的にアピールするするために九州旅ネットというポータルサイトを立ち上げています。

九州旅ネットでは九州における地方の魅力を存分に発信しており、温泉だけじゃない九州の魅力的な情報がたくさん詰まっています。主要都市だけでなく日本の文化を体験したいと外国人観光客の地方への注目度も高いことから、グルメや観光、お土産、歴史さらには温泉など様々な情報を発信しているのです。

ラグビーワールドカップ2019に向けたインバウンド対策を実施

2019年に行われるラグビーワールドカップでは、九州でも試合が開催されます。

そのため多くの外国人観光客が訪れると予想されています。

欧州市場における九州観光プロモーションにも積極的

イギリスとフランスで九州観光フェア九州観光説明会を実施しました。

ヨーロッパ市場における九州への外国人観光客誘致と認知度向上を目的として行われた今回の企画。九州の伝統工芸品や食材などの展示、さらには体験を絡めるなど様々な催しが行われました。

観光フェアと説明会にはロンドン会場で約500名パリ会場では約300名が参加し、大盛況となりたくさんの人たちが訪れていました。

九州観光情報を多言語で情報発信

福岡県と熊本県、大分県は2019年ラグビーワールドカップの試合会場となっています。3県を中心に、九州の文化や自然をはじめとした観光スポットや、イベント情報などを九州を訪れた外国人観光客に発信する取り組みを行っています。

これらは全て多言語で情報発信することで観光振興につなげるべく取り組みが行われています。

2023年九州観光消費額4.0兆円、直接入国外国人数786万人を目指す

九州プロモーション動画の再生回数が125万回を突破し、外国人観光客から高い注目を集めています。 

プロモーション動画が再生回数125万回を突破

九州観光推進機構は、九州観光プロモーション動画『ONSEN ISLAND KYUSHU JAPAN』を公開しました。 

2017年11月「2023年九州観光消費額4.0兆円、直接入国外国人数786万人」の目標のもと公開されたこちらの動画は、総再生回数125万回を突破しました。

このことからも九州が外国人観光客からどれだけ注目されているのかが分かります。 動画では自然、温泉、食などを体感し九州の魅力をさらに伝えるものとなっています。

お祭りや観光名所も動画が満載

お祭りや観光名所についても動画で紹介されています。地域の魅力を発信する上で動画は効果的なツールの一つであると言えます。

文章だけでは伝わりづらい部分があったり写真だけだと躍動感など伝わらない部分も多くありますが、動画では実際の観光地の雰囲気やお祭りでの躍動感など、現地の様子がしっかりと伝わるようになります。

今回の動画では言葉がわからなくても魅力を伝えることができる動画構成となっていることもあり、外国人観光客のにとってわかりやすい内容となっているのです。

訪日リピーターの満足度アップが地方創生への近道

外国人観光客を受け入れる体制を整えることによって、実際に訪れた外国人観光客の満足度アップへと繋がります。満足度がアップすることによって「また行きたい」と思ってもらえるようになり、 SNS などで情報を拡散してくれることも期待されるでしょう。

そうすると、さらにたくさんの外国人の目に留まり、さらなる外国人観光客の増加へとつながっていくと考えられます。地方のインバウンド対策は結果として地域経済が活性化し地方創生へと繋がっていくのです。

今後も九州地方には更なる外国人観光客の増加が見込まれ、新たな取り組みなどにも期待がされます。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!