YouTuber(ユーチューバー)どうやって観光に活用する? | 地方創生・地域活性化・インバウンド誘致のためのPR活用事例・方法まとめ

近年YouTubeは動画を共有するプラットフォームとして世代を超えて利用されています。

また、YouTuberと呼ばれる、動画配信によって有名になる人も出てきており、企業のプロモーション企画としてYouTuberとコラボレーションする機会も増えてきています。

この記事では、そんなYouTuberとタッグを組んでインバウンド集客につなげたい、もしくは外国人YouTuberを活用して、地域の活性化に繋げたいというインバウンド担当者に向けて、YouTubeの活用法をご紹介します。

地域のDMOも動画マーケティングを積極的に取り組み始めています。YouTuberと呼ばれるインフルエンサーに、あなたの地域を紹介してもらうことで訪問者を増やしていきましょう。


YouTuber(ユーチューバー)とは?

副業としても人気のYouTuberですが、いったいどんな職業なのでしょうか?言葉を知っている人が大半だと思いますが、ここで改めておさらいをしてみましょう。

YouTuberとはどんな職業?

自作の動画をYoutubeにアップロードし、その広告収入によって生活をしている職業のことです。Youtubeを運営するGoogleは、広告主からお金をもらい、動画の最初は途中で広告を流します。大抵のものは5秒後にスキップをすることができますが、15秒やそれ以上のものもあります。

動画の再生回数が多ければ多いほど広告効果は高まるので、そのチャンネルの運営者に支払われる金額も多くなっていきます。

たとえば日本で有名なYoutuberは「Hikakin(ヒカキン)」「はじめしゃちょー」です。チャンネルの登録者は700万人を超えています。ネット上ではインフルエンサーと呼ばれ、影響力があるため、企業からの宣伝・PRオファーの依頼も少なくないようです。

YouTuberはどんな動画をアップしているのか

YouTuberがアップする動画は多種多様です。ターゲット層やチャンネル運営者の趣向によって様々です。主に挙げられるものは以下の4つです。

  • ゲーム実況
  • やってみた系(歌ってみた、踊ってみた、作ってみた、食べてみたなど)
  • 商品レビュー
  • ハウツー系(メイクの仕方など)

どれも自宅ですぐにできるようなものとなっています。ケータイをカメラ代わりにすれば、すぐにでも始められるので子供や若者を中心に人気です。特に「やってみた系」については、そのテクニックの凄さよりも、度の過剰さが目立ちます。この「おふざけ」感が、子供達に人気な理由の一つです。

YouTuber(ユーチューバー)活用してYouTube上ででPRできる仕組み

YouTuberにプロモーションを依頼するのに、どのように広告費がかかり、どのような成果が期待されるのかイメージできている必要があります。そこで、YouTubeを取り巻くお金の流れを今一度確認しておきましょう。

YouTube広告の種類を理解する

Youtuberに広告を依頼する場合には、どんな広告の種類があるのか理解しておかなければいけません。YouTubeでは、主に6種類の広告があり、

▲YouTube広告の種類:画像はYouTubeヘルプ公式より
▲YouTube広告の種類:画像はYouTubeヘルプ公式より

このように6箇所で広告を差し込めるというわけなのです。これだけ大きく宣伝できるのはお分かりかと思いますが、どのくらい宣伝効果があるのかは知っておくべきです。次に、YouTuberによって得られる広告宣伝効果はどんなものなのかを解説していきます。

YouTuberによる広告宣伝効果

今や、テレビを見るよりも動画を見る時代になってきました。テレビの視聴率が良かった時代もありましたが、徐々に下がり動画へとユーザーは流れてしまっています。そんな現状の中で広告宣伝効果が高いとされるのが、YouTubeなのです。

YouTubeは、テレビ同様に番組の特性ごとに視聴者の特性が異なります。例えば、メイクのハウツー系動画を配信しているYouTuberのチャンネルに登録しているユーザーは、化粧品などの美容系の商材などに関心が非常に高いと言えます。かたや、各地のラーメンを食べる動画を配信しているYouTuberのチャンネル登録者は、化粧品などに興味は薄いユーザーだと分かります。

さらに、テレビと違うのが、YouTuber本人がPRのためだけに動画を制作してもらえることです。PRしてもらうために番組を作るようなイメージです。もし、頼むとすれば多額の費用がかかりますが、YouTuberの場合には比較的に安価な費用でPRしてもらえることもメリットの一つです。

YouTuberを活用したデジタルプロモーション事例

訪日外国人観光客が増え、地方自治体がインバウンドの呼び込みに力を入れる昨今、インフルエンサーを活用したデジタルプロモーションが注目を集めています。その方法として有効な集客手段となっているのが、YouTuberを活用したインバウンド誘致です。そこで今回、実例をもとに各地の取り組みをご紹介します。

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フォロワー数100万人以上を誇る人気YouTuberクリス・ブロードさん

2018年10月10日、YouTuberのクリス・ブロードさんは、自転車で日本全国の秘境を旅して紹介するプロジェクトを立ち上げました。クリスさんはAbroad in Japanというチャンネルを運営する仙台在住のYouTuberです。

東北大震災後の2012年に山形県へ移住し、Youtubeを通して東北の魅力を発信し始めました。これに目をつけたのが「レッドホースグローバル株式会社」です。クリスさんとのコラボレーションを通して、訪日外国人観光客を地域に送客することを目指しました。

Tokyo CreativeがYouTuber達と47都道府県各地の魅力を動画で配信

Tokyo Creativeは、日本で活躍するトップインフルエンサーを集め日本の魅力をより効果的に発信する団体です。もともと個として力のあった外国人YouTuberを束ね、現在では日本全国47都道府県を、複数の人がそれぞれ紹介するプロジェクトを展開しています。先ほどご紹介したクリス・ブロードさんもTokyo Creativeの企画の一人です。

地域の魅力を掘り起こして訪問するきっかけを作る

YouTuberなどのインフルエンサーは多くのファンを抱えています。一度の動画配信だけで、見込客へ地域の魅力を伝えることができる点が動画マーケティングの最大のメリットです。先ほどの47都道府県プロジェクトでチャンネル登録者(=見込客)に地域の魅力を届けることができるため、やみくもにPR活動をするよりもはるかに効果は抜群です。

またインフルエンサーが外国人であることも注目すべきポイントです。日本のインバウンド対策は、どうしても日本人の主観が入ってしまいます。例えば、日本人と外国人どちらともに「魅力的と感じる日本文化は何か」と聞いたときには、以下のような違いが現れます。

【日本人】落語/伝統工芸品/神社やお寺

【外国人】日本食/アニメや漫画/トイレの機能性

私たち日本人が感じる日本の魅力は、必ずしもインバウンド客と一致していないことがわかります。「私たちが魅力的だと感じるから、きっと外国人も同じように思うだろう」と勘違いしたままでいると、思わぬ落とし穴にはまることがあるのです。

Yummy Japanはインバウンドビジネス向けの動画プロモーションサービスを提供する

次に、外国人観光客の集客、および地方創生のため、外国人YouTuberを活用している日本企業「Yummy Japan」の取り組みを紹介します。

Yummy Japanとは?

Yummy Japanとは訪日外国人を刺激するメディアJapan Japanにより運営されており、日本の魅力を動画によってプロモーションするサービスを提供しています。Japna Japanは2015年の春にYoutube上で本格的に活動をスタートし、現在では中華圏や東南アジアへも拡充しています。様々な言語で、そして多くの拠点で日本を移す唯一無二の動画メディアです。

2年弱の動画の総再生回数は13億回、総再生時間は5,000万時間まで伸長しています

「動画作成」と「YouTuber育成」の2軸でインバウンド向けプロモーションを強化

Yummy Japanにとっては、動画プロモーション制作側とYouTuberの両方がお客様となります。YouTuberの広告収入が一旦全てYummy Japanに入り、Yummy Japanが広告収入として得た収益の一部がYouTuberに渡されます。

YouTuberにとっては再生回数が伸びればその分だけ収入が伸びていきますし、Yummy Japanにとっては再生回数増加のお手伝いにインセンティブが発生します。再生回数が上がり、企業からのスポンサーがついた場合、その部分をケアするのもYummy Japanです。

現在Yummy Japanが抱えているYouTuberのファンの合計数は9億2000万人となっています。

まとめ:外国人YouTuberを活用することで外国人観光客のニーズにいち早く答えられる

YouTuberが発信したことに対するファンの感覚は非常に敏感です。動画を通してその人がその瞬間に感じたことを、リアルな声としてSNSで発信するからです。つまり、YouTuberが発信するメッセージは、一般的な企業CMよりもずっと影響力が大きいものになります。ファンの人たちに誤解を与えることなく訴求できるという意味では、企業のプロモーションツールとして、Youtubeは相当に価値のある媒体ではないでしょうか。

その強力なメディアを使い、外国人YouTuberとコラボレーションをすることで、外国人目線のニーズを汲み取れるだけでなく、彼らのファンに対して直接訴求をすることができます。このようなプロモーションをすることで、画面の向こうにいる潜在顧客に対して地方に足を運ぶきっかけを作っているのです。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!