道の駅の外国人受け入れ状況/観光庁調べ
観光庁は3月20日、「道の駅」インバウンド対応状況の現状と課題について調査した結果を報告。実際にインバウンド対策を実施、または試行している事例や展望なども紹介しています。
道の駅の認知・利用・満足度は?
同調査は、情報発信や消費拡大の拠点機能として期待される道の駅の現状を探るため、訪日外国人旅行者などを対象に行ったアンケートや対面調査を集計しています。
訪日外国人のレンタカー利用率は12%。鉄道やバスに比べ低いですが、訪日回数によってレンタカー利用率が増加しています。
訪日旅行者の「道の駅」に対する認知度は19.4%、「今回の旅行で訪問した」と回答した人は8.7%。レンタカー利用者に限定すると認知度は高くなりますが、それでも知らない人は約半数となっています。
訪問者の満足度は「とても満足」「やや満足」を合わせると98%と高い結果。しかし不満を尋ねたところ、「外国語対応」「免税対応」「キャッシュレス対応」「商品説明」などの不足をあげています。
レンタカーの需要で道の駅も対策を
JNTO認定「外国人観光案内所」を設置している道の駅は28%。多くの運営者がインバウンド対応への取り組みを検討していますが、実施している施設は少ないのが現状です。
調査では多くの道の駅周辺には観光地が存在しており、観光情報収集の拠点となる可能性があることから、JNTOと連携したサポートなどを検討しています。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
観光庁 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000266.html