近年、日本に訪れる外国人観光客が増加しておりインバウンド市場を狙ったプロモーションが注目されています。その中でも、訪日スペイン人は訪日中の消費額が高く、初来日の人が多いという特徴があり、まだまだインバウンド対策の余地があるといえます。
この記事では、訪日スペイン人観光客の特徴や訪日中のインターネットの利用傾向から、プロモーションに活用できる観光メディアを選ぶポイントやインバウンド対策への活用方法を紹介します。
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訪日スペイン人市場の特徴
訪日スペイン人観光客を集客するには訪日スペイン人がどのようなスタイルで旅行するのか?何をよく使っているのかということを把握することが大切です。
そこでまずは訪日スペイン人市場の特徴について解説します。
1. 旅行中の一人当たりの消費額が多い
訪日外国スペイン人観光客には一人当たりの消費額が多いという特徴があります。2018年の観光庁の調査によると、「訪日外国人一人あたりの旅行支出」は国別でみると23万7千円とオーストラリアに次ぐ2位でした。
一人あたりの消費額が多いということはスペイン人観光客を集客することができれば大きなインバウンド効果が得られるということです。
2. 初訪日の人が多い
2つ目の特徴として「初訪日」のスペイン人観光客が多いということです。2016年には訪日したスペイン人の7割以上が初訪日だったという調査結果がでています。
スペイン人観光客は他のヨーロッパ諸国に比べると少ないですが近年順調に伸びているといえます。そこで次は初訪日したスペイン人観光客をいかにして「リピートしてもらうか」ということが注目されています。
スペイン人のネット利用
その国の人がどれくらい、またどのようにインターネットを利用しているのかといったことはプロモーションの観点からとても重要なポイントです。
狙っている訪日観光客がよく使うメディアに広告を出稿することで集客を効果的に行うことができるためです。
そこで次にスペイン人観光客は訪日に際してネットをどのように使っているのかについて解説します。
訪日中は「スマホで情報収集」66%
観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計」※確報値「集計結果」によると、スペイン人の「訪日中に役に立った情報源」として「インターネット(スマートフォン)」が1位となっています。
このことからスペイン人観光客は情報源としてスマホを多く利用する傾向があるということがわかります。
そこで次にインターネットを利用する観光客にプロモーションを行う際に有効だとされているメディアでの集客について解説します。
スペインの観光メディアは集客に効果ある?
まずそもそもスペイン人向けのメディアでどのように集客を行うのでしょうか?また効果があるのでしょうか。
観光メディアで集客を行うには主に2つの方法があります。それは、
- 広告を出す
- タイアップ記事を出す
という2つです。それぞれの特徴について簡単に解説します。
広告をだすということはメディアを閲覧する多くの人の目に触れるので認知度が上がりやすいという特徴があります。認知されることでその中から興味を持ち実際に訪れてみようという人がでてくることを狙っています。
そのため多くの人を集客するにはできるだけ多くの人が閲覧するメディアを選ぶことが大切です。
もう一つの方法としてタイアップ記事をだすという方法があります。
タイアップ記事は実際に記事を読んでもらうことによって興味を持ってもらい集客につなげるという方法です。記事を読んでもらうことで集客を行うため見てくれる人は広告よりも少なくなりますがコンテンツが面白ければ見た人の多くに興味を持ってもらえるということが言えます。
スペイン向け観光メディアを選ぶ際の3つのポイント
ではプロモーションに利用するメディアを選ぶ際のポイントはどこにあるのでしょうか。
スペイン向け観光メディアを選ぶポイントは主に、
- 情報の正確性
- メディアの内容
- PV
の3つです。それぞれ解説していきます。
1. 情報の正確性
まず最初は「情報の正確性」です。
メディアにかかれている情報が信頼できるのか?ということはそのメディアが信頼されるかどうかの最重要ポイントです。メディアの情報が正しければユーザーからの信頼性が増し多くのユーザーが利用するようになります。
そのため広告を出したときに大きな集客力になります。
2. メディアの内容
2つ目は「メディアの内容」です。メディアで発信している内容によって読者の興味関心は異なってきます。
そのためメディアで発信している内容とプロモーションを行いたい内容が合っていることが集客を効果的にするために重要な要素となります。
プロモーションを行いたい商品・サービスのユーザー層とメディアのユーザー層が一致しているかどうかを見極めるようにしましょう。
3. PV
最後は「PV」です。
PVとはそのメディアの記事がどれくらい見られているかという指標の一つです。
PV数が多ければ多いほど広告を出稿したときに多くの人の目に触れることになり、広告の効果が大きくなります。
広告を出稿する際はできるだけPV数の大きなメディアを選ぶようにしましょう。
スペインの観光メディア・スペイン人の情報源は何?
実際にどのようなメディアが情報源として読まれているのでしょうか。
スペイン人が利用している観光メディアを3つ紹介します。
1. GO TOKYO
「GO TOKYO」は東京の観光情報を発信することに特化した観光メディアです。季節ごとの見どころスポットやイベント情報、エリアごとの観光地情報など東京を楽しむための情報を発信しています。
言語が英語や中国語だけでなく、スペイン語を含めて全8言語に翻訳されているため非常に人気の観光メディアとなっています。
2. Japan experience
Japan experienceは日本の観光地・宿泊施設・交通機関など幅広い情報を提供しているメディアです。スペイン語にも対応しており人気のメディアです。
3. JNTO
「JNTO」は日本政府観光局が運営するWEBメディアです。日本のインバウンド市場についての統計や観光情報、事業。プロジェクト情報を発信しています。
日本の公的機関が運営しているメディアのため信頼性が高くまた全15ヶ国語に対応しているためスペインを始め世界各国から注目されています。
一方でスペインでは個人ブログやガイドブックも人気
観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計」※確報値「集計結果」によると「訪日前役にたった情報源」は「個人のブログ」が1位でした。また2位が「旅行ガイドブック」という結果からみるように個人のメディアや本などが人気です。
そのためブログで紹介してもらえるような仕組みづくりや、ガイドブックに乗せてもらうような働きかけをしてみるのもオススメです。
まとめ:スペインの観光メディアを利用して効果的なマーケティングを
ということでスペインの訪日スペイン人市場の特徴、集客するためのポイント、人気のメディアについて紹介してきました。
プロモーションしたい商品・サービスにあったメディアを選び効果的なプロモーションを行いましょう。
<参照>
- 訪日ラボ:データでわかる訪日スペイン人
- 国土交通省観光庁:訪日外国人消費動向調査
- 訪日ラボ:訪日スペイン人市場の特徴
- 国土交通省観光庁:【訪日外国人消費動向調査】 2018年全国調査結果
- 訪日コム:訪日外国人向けメディア(英語)
- 訪日ラボ:訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP10
- GO TOKYO
- japan experience
- JNTO日本政府観光局
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