これだけは知っておくべき訪日スペイン人 3つのポイント

    • リピーター率の少なさ、今後の呼び込みが重要
    • ハイシーズンは8月、夏に一点集中
    • 観光目的では長期滞在する訪日スペイン人が多数

スペインに関連するインバウンド年表

1868年日本とスペイン王国の国交が樹立
2017年JNTOマドリード事務所が開設
2018年訪日スペイン人数が史上最多となる11万人を達成

スペイン基本データ

人口約4,666万人
面積約51万平方キロメートル
首都マドリード
宗教キリスト教など
公用語スペイン語
時差UTC+1(-8時間)
通貨ユーロ
名目GDP約1兆3,072億米ドル
経済成長率約3.1%
一人当たりGDP約28,212米ドル
平均月収1,419.34米ドル
物価4.57米ドル

スペイン市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2014年~2018年):訪日スペイン人は何人来ているのか

ここ5年間、訪日スペイン人観光客数は伸び続けており、2014年においては60,542人だった訪日スペイン人観光客数は、2018年には約2倍となる118,901人を記録しています。

月別訪日外客数:訪日スペイン人に人気なのは何月?

ここ5年間、訪日スペイン人が最も増加するのは8月を中心とした夏季です。1月から2月には訪日客が落ち込むものの、3月頃から6月頃は安定して推移しており、秋季には10月が若干の人気となりますが、その後は緩やかに減少します。特に夏季に向けたインバウンド対策を講じると良いでしょう。

インバウンド消費額推移(2014年~2018年):スペイン市場全体の規模は?

ここ4年間、訪日スペイン人のインバウンド消費額は伸び続けており、2015年においては175億円だった訪日スペイン人のインバウンド消費額は、2018年には約1.6倍となる282億円を記録しています。

一人当たりインバウンド消費額推移(2014年~2018年):訪日スペイン人は1人いくら使う?

訪日スペイン人の一人当たりインバウンド消費額は2015年から2017年にかけて若干の減少を見せたものの全体としては増加しており、2018年には237,234円を記録しています。

旅行支出内訳:訪日スペイン人には何を買い、消費している?

訪日スペイン人の支出において、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で、92,543円でした。2番目に大きな割合を占めたのは飲食費で、62,129円でした。宿泊への支出が全体の約4割を占めており、長期間滞在する観光客が多いことが分かります。

人気のお土産ものランキング:訪日スペイン人は何をお土産に買っていく?

費目購入率購入者単価
1位衣類45.6%16,939円
2位菓子類44.1%10,203円
3位その他食料品・飲料・たばこ30.1%12,106円
4位酒類21.5%6,424円
5位その他買物代19.7%16,682円
6位民芸品・伝統工芸品19.5%8,767円
7位化粧品・香水14.1%9,666円
8位本・雑誌・ガイドブックなど13.8%7,042円

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 2018年より

訪日スペイン人に最も人気のある品目は「衣類」で、一人あたり平均16,939円分購入されています。購入率順に並べると、「衣類」を筆頭に、「菓子類」「その他食料品・飲料・たばこ」「酒類」「その他買物代」の順で続いています。「衣類」を45.6%の訪日スペイン人が購入しており、一人当たり16,939円分購入していることになります。これにはスペイン人が特にファッションを好むことの影響が考えられます。

買い物場所ランキング:訪日スペイン人はどこで買い物をしている?

買い物場所購入率
1位観光地の土産店61.2%
2位スーパーマーケット57.2%
3位百貨店・デパート53.5%

訪日スペイン人に最も人気の買い物場所は「観光地の土産店」で、61.2%が買い物をしました。続けて「スーパーマーケット(57.2%)」と「百貨店・デパート(53.5%)」がランキング上位に入っています。

年齢・性別構成比:訪日スペイン人で最も多い属性は?

訪日スペイン人の67.3%が男性、32.7%が女性です。また、男性で最も多い年齢層は30〜39歳で全体の23.8%を占め、女性で最も多い年齢層は20〜29歳で全体の11.5%を占めます。

滞在日数:訪日スペイン人は何日間訪日旅行する?

訪日スペイン人の滞在日数は、観光・レジャー目的の場合と業務目的の場合、どちらも7〜90日間が最多です。

訪日経験:訪日スペイン人は初訪日・リピーターどちらが多い?

2018年の訪日スペイン人は、初来日が77.71%、リピーターが22.29%でした。

旅行形態:訪日スペイン人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

訪日スペイン人の旅行形態は、観光・レジャー目的と業務目的の場合、どちらも個別手配が最多です。団体ツアーは観光・レジャー目的の場合は6.4%、業務目的の場合は6.8%しか利用されておらず、ほとんどの訪日スペイン人は個別手配を利用していることが分かります。なお、業務目的の場合は個人旅行向けパッケージ商品がほぼ利用されていないことも特徴の一つです。

日本の観光情報の収集:訪日スペイン人の訪日旅行の情報手段は?

訪日スペイン人が旅マエに情報収集をする際、最も役に立ったのは「個人のブログ(45.7%)」でした。合わせて「動画サイト(33%)」「旅行ガイドブック(25.2%)」と続いています。また、旅ナカで最も役に立った情報は「交通手段(67.9%)」でした。合わせて「無料Wi-Fi(53.2%)」「宿泊施設(36.4%)」と続いています。

スペイン市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

スペイン人の海外旅行者数の推移(2012年〜2016年):スペイン人の海外旅行需要は?

ここ5年間、スペイン人の海外旅行者数は増減を繰り返しており、2012年には1,242万人だった海外旅行者数は2013年に1,125万人まで落ち込んでいます。しかし2016年には1,541万人まで戻っており、全体で見ると約1.2倍の増加となっています。

スペインで人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

国名過去五年間で最多の外客数
1位フランス6,130,976人(2012年)
2位イギリス2,396,517人(2016年)
3位アンドラ2,010,419人(2016年)
4位イタリア2,268,144人(2012年)
5位ポルトガル1,719,953人(2016年)

スペイン人に人気の海外旅行先は、フランス、イギリス、アンドラ、イタリア、ポルトガルとなっています。アンドラを除いた4か国はEU加盟国であり、相互に多くの交流があります。またアンドラはスペインに接しており、スペイン人の観光先として人気があります。2016年時点でアンドラには約201万人のスペイン人が訪れました。なお、日本は第32位でした。