今や一人1台はスマホを持ち歩く時代。インターネットを利用しない日はないという人も少なくありません。30年前に比べると、驚くほど簡単に情報を集められるようになり、世界中の人々とオンラインでつながれるようになっています。
インバウンド対策というと、外国人観光客をどうやって自分のお店に呼び込むかという点に意識が偏りがちです。もちろんお店に来てもらうことは大切だと思います。でもせっかくご来店いただいたからには、外国人のお客様に帰国後も顧客でいただくための仕組みを作ってみませんか?
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インターネットを活用して外国人顧客を育てる
日本の人口は1億2,000万人程度で、世界の総人口は75億人です。考えてみてください。日本で人口の1%のシェアを獲得した場合、ユーザー数は120万人です。ところが世界を相手にビジネスを仕掛けた場合、たとえシェアが0.1%だったとしてもユーザー数は750万人になります。規模の違いは一目瞭然です。
インターネットの普及により、中小企業であっても日本にいながら世界とつながることができるようになりました。海外向けネットショップ(越境EC)を展開し、販路を世界に求めるスタイルは、低迷する日本経済の起爆剤になる可能性をも秘めています。
越境ECとは

越境ECとは、インターネットを利用し、国境を越えて商品を販売する海外向けネットショップのことを言います。経済産業省が発表した2018年の通商白書では、世界の越境EC市場が2020年には9,940億ドルに増加する見込みとしています。越境EC利用者は2014年の3億人から9億人に増えることが見込まれており、今後ますます成長が期待できる分野です。
越境ECは販売先の国の法律をチェックしたり、配送サービスを選定したり、何かと準備が必要です。ネットショップを立ち上げる際は、越境ECに強いショッピングモールやネットショップ作成サービスを利用すると良いでしょう。
【中国越境EC】前年度50%増で1兆円超え市場に/今後の中国ECキーワードは「90後・95後・美容」 |
こんにちは、クロスシー編集部です。本日は中国の「第一財経商業データセンター(CBNData)」と「天猫国際(Tmall Global)」が共同で作成した『2018年越境EC消費新状態(90後-95後)』のレポートから、「美容」に関する結果を紹介します。※CBNは中国最大のビジネスメディアである「第一財経」のデータ分析会社、天猫国際はEC大手アリババの越境ECプラットフォームです。目次消費者一人あたりの購入金額は増加、年代別では「95後」が最多に美容・メイク関連商品編 ~大学生ではダントツ人...
おすすめの越境ECツール
楽天市場
日本最大のネットショップモール楽天市場は既に越境ECに対応しており、サポートが充実しています。全国でネットショップ初心者向けの無料セミナーが開催されているほか、新規出店窓口で新規出店コンサルタントに相談も可能です。
<参考>楽天市場:越境ECの始め方
Shopify
世界175ヵ国で利用されている「Shopify」は月額29ドル(約3300円)で始められる手軽さが魅力のネットショップツールです。ドラッグ&ドロップでオリジナリティあふれるデザインにカスタマイズでき、連携できるアプリが豊富に用意されています。
<参考>Shopfy
Orange EC
ECサイト構築パッケージ市場売上シェアで3年連続No.1の実績を誇るOrenge EC。オープンソースなので現在使用中のシステムとも自在に連携できます。越境ECのノウハウも豊富で、受託開発にも対応しています。
<参考>Orange EC
まとめ
越境ECはここ数年で大幅に市場規模が拡大しています。そして、規模の大小にかかわらず、簡単にネットショップを始められる環境も整いつつあります。
実店舗に訪れた訪日外国人との接点をそのまま放置してしまっては、販路を拡大できません。この機会に越境ECで外国人リピーターを育成してみてはいかがでしょうか。
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
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