日本人の旅行先として非常に人気のあるフランスですが、そのフランスからも毎年多くの訪日客がやってきています。
訪日フランス人観光客を受け入れる際必要となるのがフランス語翻訳ツールです。翻訳ツールを使えば、インバウンド対策のさまざまな場面で活用することができます。そこで今回は、精度の高いおすすめの無料・有料のフランス語翻訳ツールについて紹介します。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
日本を訪れるフランス人観光客は年々増加
訪日フランス人の数は年々増加しており、2018年には30万人が日本を訪れました。ヨーロッパから日本を訪れる訪日観光客で最も多いのはイギリスですが、フランスはそれに次ぐ第2位です。
インバウンド消費額を見ても、5年間で2倍以上に増加するなどフランスが日本のインバウンド市場にとって重要な市場であることがわかります。
訪日フランス人市場について詳しく知りたい方は、訪日ラボの下記のページをご覧ください。
訪日フランス人市場の特徴
2016年の訪日フランス人観光客数は、史上最多の約25万人を記録しています。2016年、訪日フランス人は一人当たり189,006円を訪日旅行時に使いました。訪日フランス人による日本国内での消費額を合わせると479億円となりました。
精度の高い無料で使えるフランス語の翻訳ツールを紹介
フランス語に翻訳する際はどのようなサイトを使えばよいのでしょうか?まずは無料で使えるフランス語の翻訳ツールを見ていきましょう。
1. エキサイト翻訳
「エキサイト翻訳」は、検索エンジンやポータルサイト、ADSL・FTTHなどのブロードバンド接続サービスなどを日本で展開しているエキサイト株式会社が運営する無料翻訳サービスです。
日本語・英語はもちろんのこと、アラビア語やタイ語など、一般的にマイナーとされる言語までカバーしているのが強みです。
サービス開始から15周年を迎えた2015年には大規模なアップデートを実現し、論文や仕様書、ビジネス文書などにも対応しました。
2. Weblio翻訳
「Weblio翻訳」は、数ある翻訳ツールの中でも特にユーザー数が多い翻訳ツールの一つです。
フランス語を日本語へ和訳したり、反対に日本語をフランス語へ翻訳することができるツールで、無料で利用できます。辞書と連携していることも人気の理由の一つで、単語の意味を調べられるだけでなく、発音の確認もできます。
3. Infoseekマルチ翻訳
楽天株式会社が運営するポータルサイトの機能の一つが「Infoseekマルチ翻訳」です。
対応言語が豊富で、日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語の9ヶ国語に対応していることからたくさんのユーザーを誇っています。
翻訳の精度が高く、フランス語翻訳にもおすすめです。
4. Google翻訳
テキストの翻訳だけでなく、WordやPDFなどの翻訳に便利なのが「Google翻訳」です。
翻訳をしてくれるだけでなく、翻訳結果を音声で読み上げてくれるので発音のチェックにも使えます。iPhoneとAndroidの両方に対応しているスマホアプリもあるので、とても便利です。
【サービス業必見】挨拶や案内にも使える有料フランス語翻訳サービス
ここまで無料の翻訳サービスを紹介してきました。無料で翻訳できるというのは非常に便利ですが、一方でその精度にはまだ疑問が残るところもあります。
インバウンド対応の際には正確な翻訳が求められる場面も多くあります。そこでここからは、有料で使えるフランス語の翻訳ツールを見ていきましょう。
1. JOHO
手紙などの日常生活に関わる翻訳だけでなく、契約書などの重要書類の翻訳に最適なのが「JOHO」です。
英語・中国語・フランス語・タイ語などアジア・ヨーロッパ諸国の11言語に対応しています。料金は100単語あたり1000円から2200円です。見積もりは、公式サイトの見積もりフォームから行うことができます。
2. 日仏文化協会CCFJ翻訳センター
「日仏文化協会CCFJ翻訳センター」は1968年創業の歴史ある会社で、フランス語の翻訳サービスを提供しています。大阪万博でのフランス語通訳・翻訳メンバーが中心となり設立されました。
翻訳だけでなく日本とフランスの事業拡大や交流プロジェクトなどにも貢献しています。
3. ビーコス
「ビーコス」は、外国人人材派遣や翻訳業務などを行う企業です。
見積もりは公式サイトのお問い合わせフォームから行うことができ、料金は翻訳量によって変わりますが、4000円から7000円程度が基本となります。
翻訳ツールを駆使してフランス人観光客の集客につなげる
翻訳ツールには無料のものと有料のものがあり、それぞれに特徴があるため、自分に最適なものを選ぶことができます。訪日フランス人観光客とのコミュニケーションなど、インバウンド対策のさまざまな場面で活用することで、フランス人観光客誘致に大いに役立つことでしょう。
数ある翻訳ツールの中から最適なものを見つけ、フランス人観光客の集客につなげましょう。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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