訪日観光客の集客する際に必要不可欠なのが、ターゲットとする国の言語で情報発信を行ったり、店内のメニューやサービスをその国の言語に対応させることです。
しかし、翻訳する技能がなかったり、翻訳をプロに委託する予算もない、という方も多いと思います。
そこで役に立つのが、無料で利用できるウェブサイトの翻訳サービスや翻訳アプリです。
この記事では、高い精度でスペイン語に翻訳してくれるサービスやアプリを紹介します。
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【接客業必見】スペイン語の無料翻訳アプリ5選
外国人観光客を対応する際、その場で役に立つのがスマホの翻訳アプリでしょう。
スマートフォンに翻訳アプリをインストールしておけば、スマホを出すだけでコミュニケーションできます。
1. Google翻訳
「Google翻訳」は、ウェブで利用できるGoogle翻訳のアプリ版です。
カメラを向けるだけで画像内のテキストを翻訳する「リアルタイム カメラ翻訳」や、2か国語での会話をその場で翻訳する「会話」、文字を手書きで入力して翻訳する「手書き入力」などの様々な機能が使用できます。
予め設定しておけばオフラインでも利用することもできるため、非常に便利です。
【速報】新「Googleレンズ」発表の衝撃、スマホかざすだけでスキャン・翻訳音声読み上げ・インバウンド多言語対応に革命
Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019」が、米国現地時間5月7日に開催されました。さまざまなGoogle関連の新しいサービスや機能追加などがいくつも発表されましたが、インバウンドビジネスにおいて見逃せないアップデートがありました。それが「Googleレンズ」のアップデートです。スマホのカメラを使って現実空間にあるものを読み取る「Googleレンズ」ですが、今回のアップデートにより「Google Maps」との連携で、レストランのメニューを識別し、人気のメニュ...
2. Microsoft Translator
パソコンのOS「Windows」を開発するマイクロソフト社が開発する「Microsoft Translator」はニューラルネットワークを活用したエンジンが特徴です。長文でも文章の構造を理解したうえでの翻訳が可能なので、出力される結果がより自然なものになります。
発音ガイドもあるため翻訳したフレーズの発音も学べます。
3. スペイン語翻訳
「スペイン語翻訳」は文章を一度検索するとGoogle翻訳、Excite翻訳、Subpedia翻訳、Dictionary.com翻訳などで自動で検索を行って結果を出してくれます。
複数の翻訳サイトをすぐに参考にできるので、より使用したい意図にあった表現を選ぶことが可能です。
4. Worldictionary Lite – 瞬間翻訳・検索ツール
「Worldictionary Lite – 瞬間翻訳・検索ツール」はスマホのカメラで単語を表示するだけで一瞬で翻訳してくれるアプリです。 カメラに写すだけで翻訳を行うので、入力のストレスなく翻訳機能を利用できます。文字の入力が慣れない人でも苦労しません。検索結果を自動で保存するため、オリジナルの単語帳ができあがります。
5. 番外編:ことりっぷ 会話帖
書籍やWebサイトで人気の「ことりっぷシリーズ」が提供している「ことりっぷ 会話帖」というアプリがあります。ことりっぷ会話帖の本に掲載されているフレーズを音声で聞けるアプリです。
英語、韓国語、中国語、フランス語、イタリア語 ドイツ語、スペイン語、タイ語、ベトナム語の9言語に対応しています。
ホテルやレストランで活用できる精度の高いスペイン語翻訳サービス
翻訳サービスを利用する際にはやはり精度の高さが重要になってきます。以下は高い精度でスペイン語を翻訳してくれるサービスです。
1. エキサイト翻訳
「エキサイト翻訳」は無料の翻訳サイトです。スペイン語の他にも、英語やフランス語といった言語の翻訳が可能です。
スマホから利用すれば音声入力にも対応していたり、翻訳した文章を直接SNSに投稿できたりします。
また、翻訳した文章を再度、日本語に翻訳することもできるので、正しく翻訳されているかを簡単に確認することも可能です。
2. Google翻訳
「Google翻訳」はGoogleが提供する翻訳サービスです。検索エンジンの利用者のフィードバックもあり、精度が高いサービスになっています。
精度の高さだけでなく、音声入力や写真から文字を認識して翻訳、2カ国語をその場で翻訳する会話機能など様々な場面で活用することができます。
UIになじみのあるユーザーであれば、とりあえず翻訳をしたいという場合に非常に役に立つサービスです。
「OK、Google 次の旅行のためにレンタカーを予約して」で予約完了する衝撃…インバウンド担当者が必ずおさえておくべき3つの「Google
Googleが米現地時間5月7日に開催した開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019(以下、I/O)」では、様々なGoogleの新サービス、機能追加、新テクノロジーが発表されました。今回の「I/O」では、2018年のギークな内容から々方向転換し、より実用的・応用的な内容が多かった印象となりました。インバウンド担当者や観光業界の方々にとって最も衝撃的な発表は「Googleレンズ」の機能拡張でしょう。今回は、2019年の「I/O」で発表された内容の中で、インバウンド担当者・観光業...
3. 番外編:「さらでスペイン語 (Sala de Español)」
「さらでスペイン語 (Sala de Español)」はスペイン語について詳しく解説したサイトです。スペイン語の表現や文法について分かりやすく解説されているため、自分で1からスペイン語を勉強して翻訳できるようになりたいという方にはおすすめです。
サイトには翻訳機能があるというわけではないので、すぐに翻訳したいという場合には違うツールを利用する必要があります。
スペイン人観光客の実態
実際のところ、日本を訪れるスペイン人観光客は年間どのくらいいるのでしょうか。また、どのようなインバウンド対応が顧客満足度向上や実際の集客につながるのでしょうか。
インバウンド市場におけるスペイン人旅行客は右肩上がりに成長
日本のインバウンド市場におけるスペイン人旅行客は右肩上がりに成長しています。2018年の1~12月の訪日スペイン人の総計は11万8,900人で、前年比19.1%です。初めて年間合計で10万人を突破しました。
すでに多くのスペイン人観光客が来ていたり、スペイン人に受けそうなサービスを提供している施設であれば、スペイン人向けのマーケティング施策を打ってみることで、売上の拡大が狙えるかもしれません。
こちらに詳しくデータをまとめてあります。
訪日スペイン人観光客のインバウンド
訪日スペイン人は、2016年の訪日外客数で前年比19.0%増となる 91,800人 となりました。2012年が35,207人でしたので、スペイン市場のインバウンド需要は 4年前の約2.61倍まで成長 しています。
JTBでは、英語・スペイン語のインバウンド向けバスツアーを始動
こうしたスペイン人観光客の増加もあり、JTBは、2017年4月に、英語やスペイン語で提供する、インバウンド向けバスツアーを開始しています。
バスガイドによる案内のほか、GPSの活用により、バスの走行にあわせてリアルタイムに英語・中国語・韓国語・スペイン語・インドネシア語・タイ語・フランス語・ベトナム語の案内をヘッドフォンで聞くことができる「自動音声ガイドシステム」があります。
基本となる5ルートより組み合わせた全48コースの中から、オリジナルの観光ルートを作ることができます。
株式会社イグルーはスペイン語圏の観光客向けインバウンド事業をスタート
株式会社イグルー(IGLOOO)は2016年にスペイン語圏の観光客向けのインバウンドをスタートさせました。
訪日外国人向けウェブメディアVOYAPON(ヴォヤポン)のスペイン語版や、スペイン語の facebookファンページを開設しています。
個人旅行で訪れるスペイン人観光客、集客の第一歩は言語対応
スペイン人観光の数は近年右肩上がりに伸びています。またスペイン国内の経済的好調を背景に消費も盛んであることが期待できます。
個人観光客が多く、滞在日数4~13日と長く、個人旅行パッケージの購入者単価41万2,719円や旅行中支出19万2,255円など、潤沢な予算をもって訪日している人が多いのも特徴です。
こうした事実は、スペイン人観光客は売上のインバウンド比率を高めたい場合には無視してはならない存在であることを意味しています。
言語対応はインバウンド対応の基本の一つです。翻訳は専門知識を要するため安くない予算が必要ですが、ウェブサイトやアプリを活用すれば無料で対策を講じることも可能です。スペイン人を接客する機会がありそうな場合は、自分が使いやすい翻訳アプリを見つけておくこともりっぱな言語対応となるでしょう。
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2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
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