アラビア語翻訳サイト・アプリ2選&接客フレーズ9選 | 無料で始めるハラール・インバウンド対応

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日本におけるインバウンド需要の拡大にともない、アラビア語を公用語とする訪日外国人観光客向けの対策が注目を集めています。

難解とも言われがちなアラビア語を翻訳したいというシーンもあるのではないでしょうか。その際、なるべくならコストを抑えて、精度の高い翻訳ツールを利用したいと考える場合もあるでしょう。

今回はアラビア語の特性と、無料で利用できるおすすめのアラビア語翻訳サイトやアプリを紹介します。 


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意外と多いアラビア語を公用語とする訪日外国人観光客

まずはアラビア語を公用語とする国や地域についてです。また日本人が習得しづらいと言われているアラビア語の特性について解説します。

アラビア語を話す総人口はおよそ3億8000万人以上

アラビア語を話す総人口は、約3億8,000万人以上とされています。

アラビア語を公用語としている人口の多い国は、下記の通りです。

  • エジプト:8,642万人
  • スーダン:4,393万人
  • アルジェリア:3,699万人
  • モロッコ:3,220万人
  • イラク:3.123万人

これらの国からの観光客はアラビア語が通じると考えて問題ありません。

他にも、サウジアラビアやシリア、イスラエル、アラブ首長国連邦などがあります。

中東はイスラム教の誕生した地でもあり、現在もイスラム教がその多くの地域で信仰されています。彼らが経典とする「コーラン」にもアラビア語が使われています。

イスラム教では、アラビア語で書かれた「コーラン」を神の言葉としており、コーランは他の言語に翻訳することが禁止されています。現在でもコーランを他言語に翻訳した書物は存在せず、こうした背景からアラビア語は、イスラムの世界にとっての共通語、ムスリムの共通語でもあります。

アラビア語は発音しづらく習得までに時間がかかる

アラビア語は難しいというイメージを持つ方も多くいるのではないでしょうか。実際に日本語と比較すると、アラビア語には以下のような特徴があります。

  • 文法: アラビア語の文法構造は、動詞・主語・目的語の形をとることが基本です(VSO)。しかし現代では、近代になり欧米諸地域の言葉が入り込んでいることから、主語・動詞・目的語の語順(SVO)が一般的になっています。
  • 発音: アラビア語には28の子音音素と3つの母音音素があります。喉の奥から発音する咽頭化など、日本語には存在しない音もあり、習得までに時間がかかるといわれています。
  • 文字: 28文字とハムザという文字を使用します。大文字小文字の区別はなく、右から左へ書きます

イスラム圏からの観光客急増でハラール需要が高まる飲食業界

現在、中東からの訪日外国人観光客の増加にともない、「ハラール」といった言葉を聞く機会が増えました。 ホテル飲食店などで、アラビア語を解するイスラム圏からの接客の際最低限押さえておきたい知識、メニュー作成に役立つツールと、すぐに活用できる挨拶について紹介します。

ハラールとは?

イスラーム法において、合法なものを「ハラール」といい、非合法なものを「ハラーム」といいます。 「ハラール」とは、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指します。

今さら聞けないインバウンド基礎知識『ハラルフード』とは?対策や事例から学ぶムスリム対応

「ハラルフードってなに?」これに即答できますか?また、どのように答えるでしょうか?インバウンド担当者の方でも「ハラルフードとは?」と聞かれて具体的に答えることが出来る人は、いまだ多くないでしょう。今後インバウンドにおいては、ムスリム系訪日外国人の対応が重要になってきます。今回の記事ではインバウンド担当者なら知っておきたい「ハラルフード」の基礎と事例を解説していきます。インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作...


外国語メニュー無料作成サイト「イート東京(EAT 東京)」

イート東京(EAT 東京)」は、東京都が都内のレストランや飲食店の運営者を対象に始めたサービスで、外国語メニューを無料で作成することができます。

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接客に使える簡単なアラビア語

イスラム教、預言者ムハンマドは、挨拶の大切さについて、次のように説いています。
「人に食べ物を与えることと、知っている人にも知らない人にも挨拶することだ」。イスラム教の訪日外国人を接客する上で、「挨拶」は非常に重要といえます。接客に使える簡単なアラビア語をいくつか紹介します。

  1. おはようございます(午前・正午の礼拝前) : ṣabāḥu l-khayr(i). 
  2. おはようございます(午前10まで) : ṣabāḥ эl-khēr 
  3. こんにちは/こんばんは(午前・正午の礼拝後):masā’u l-khayr(i). 
  4. こんばんは(午後2時頃・日没後) :masa l-khēr.
  5. さようなら:ʾilā l-lāʾ
  6. もう一度言ってもらえますか:min faḍlik, karrir hāḏā
  7. アラビア語を話せません:ʾanā lā ʾtakallamu l-ʿarabiyyah
  8. 書いてもらえますか:min faḍlik, ʾuktub āḏā
  9. ちょっと待ってください:laḥÛah min faḍlik

アラビア語は、午前(フスハー)と午後(シリア)によって挨拶が変わる点を覚えておきましょう。 簡単な挨拶の単語や例文を覚えて、それ以外のやりとりは紙に書いてもらうなど対策がおすすめです。

アラビア語に正確に翻訳!おすすめの無料翻訳サイト

レストランやホテルなど、中東の訪日外国人向けのメニュー表やパンフレットの作成におすすめの翻訳サイト・アプリを紹介します。

1. Google翻訳

Google翻訳は、無料で単語、フレーズ、ウェブページなどの文章を翻訳することができます。

同翻訳アプリには、「Word Lens」はカメラを向けるだけで単語の翻訳ができる便利機能が搭載されています。100以上の言語に対応しているので、多国籍の言語ツール作成に優れています。

2. エキサイト翻訳

エキサイト翻訳は、無料の翻訳サイトです。理学、工学、農林水産、社会学、人文学、芸術、スポーツ、生活などの106カテゴリーに特化した専門用語辞書という位置づけです。英語翻訳に関しては、論文、仕様書、説明書、ビジネス文書などの翻訳に強いのが特徴です。

リピーターの満足度アップ・新規顧客の獲得につながる

2020年の東京オリンピック開催を前に、訪日外国人数は年々増加傾向にあります。インバウンド需要の拡大にともない、今後中東からの訪日外国人観光客への対策も必要となることが予想されます。アラビア語をはじめとした多言語対応は、訪日外国人にとって、旅行満足度につながる大事なポイントです。

今回紹介した、無料でメニュー表を作成できるサイトや、翻訳サイト・アプリを活用して、訪日外国人リピーターの満足度アップや新規顧客の獲得につなげましょう。 

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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