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訪日外客数の推計と市場動向
日本政府観光局(JNTO)は5月21日、2019年4月の訪日外客数の推計を発表。前年同月比0.9%の増加となっています。ほか、地域別に4月の傾向と市場動向を分析しています。
連休の影響で東・東南アジアの訪日客数は鈍化
2019年4月の訪日外客数は、292万6,700人。前年同月の290万718人と比較すると、約3万人の増加となっています。単月としては過去最高記録を更新しました。
国籍別では、中国が72.6万人、韓国が56.7万人、台湾が40.4万人、香港が19.5万人となり、訪日外客数のうち東アジアが占める割合は64.6%となっています。
昨年の68.0%よりも訪日客数は抑えられ、特に韓国、台湾が前年を下回っています。これは日本が10連休となり訪日旅行商品が高騰したこと、日本国内観光地の混雑を避ける傾向にあったことなどが推測されます。
東南アジアは昨年とほぼ同率ですが、シンガポール、マレーシアがゴールデンウィークの影響、インドネシアが大統領選挙を控えていたことから旅行消費が抑えられました。
欧米豪・イースター休暇とプロモーションの効果大
一方で欧米豪が昨年の13.1%から、今年は15.4%と増加しました。
豪州は前年同月比22.8%、米国は15.8%、カナダ13.6%。欧州はドイツが25.7%、イタリアが35.7%、スペインは51.0%の伸び率で、それぞれ4月・単月で過去最高を示しています。
今年はイースター休暇が4月であったことから市場が活性化。また桜を中心に日本の春をテーマにプロモーション活動を行った効果をあげています。
(画像は写真ACより)
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▼外部リンク
日本政府観光局のプレスリリース
https://www.jnto.go.jp/
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