【最新調査】外国人の行きたい旅行先ランキング、日本が1位に!でも心配事は「費用・言葉・距離」/ジャパンブランド調査2019

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電通は、このほど「ジャパンブランド調査2019」を発表しました。本調査は、20カ国・地域を対象に親日度や訪日意向、訪問理由の傾向等を調査したものです。今年で9回目となる本調査の結果から、国や地域ごとの訪日意向の最新の特徴を明らかにし、今後のインバウンド誘客の課題と展望について見ていきましょう。

なお、調査対象国・地域は、中国香港台湾韓国インドシンガポールタイインドネシアマレーシアベトナムフィリピンオーストラリアアメリカカナダイギリスフランスドイツイタリアロシア・トルコとなります。

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20カ国・地域で日本は「行きたい旅行先」トップに

全世界の競合国と日本をあわせた27カ国から「今後訪れたい国・地域をすべて選ぶ」といった調査内容において、日本は全体でトップとなりました。今後1年間の訪日意向(1年以内に渡航予定・日程は決まっていないがいつか行きたい)は、昨年の76%からわずかに増加し77.4%となり、引き続き高い傾向にあります。

訪日意向が最も大きかったのは香港で、他にも上位は東南アジアを中心にアジア諸国が占める結果となりました。なお、伸び率の増加が顕著なのは欧州エリアの国々で、イタリアは10.0ポイント増、ドイツは7.7ポイント増、フランスが5.4ポイント増となっており、欧州エリアの訪日旅行への興味関心の拡大が見受けられます。

2025年大阪・関西万博の認知は既に約5割

昨年開催が決定した2025年の大阪・関西万博について「万博をきっかけに日本に行きたいかどうか」という質問に対し、万博の開催を認知している」割合は、既に約5割となりました。さらに「見に行く予定・見に行きたい」と回答した人も約4割と、注目度の高さが伺える結果となりっています。

一方で万博が日本で開催されることを知らなかった」と回答した割合も27.4%となっていることから、引き続き万博をきっかけとしたインバウンド誘客のプロモーションを強化していく必要があるでしょう。今後の取り組み次第で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後も、継続的な訪日外国人観光客を誘致は十分期待できるといった結果になりました。

万国博覧会(万博)とは

昨年11月23日、パリで行われていた博覧会国際事務局総会にて2025年に大阪で万国博覧会(以下、万博)が開かれる事が決定しました。 大阪での万博開催は55年ぶり、日本での開催は2005年に愛知県で行われた愛・地球博以来20年ぶりの開催となります。 今回は万博について、またこれから行われる大阪万博について、そして過去に日本で開かれてきた万博について解説します。 インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談...

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訪日の阻害要因は「費用」「言葉」「距離」がトップ3

「訪日旅行で障害になるものは何か」について、全体の47.7%が「旅行費用が高い」、31.5%が「言葉が不安」、28.7%が「距離が遠い・行くのに時間がかかる」と回答しています。僅差で28.5%が「物価が高そう」と回答していることから、訪日旅行の費用が阻害要因として顕著であることが明らかになりました。コンビニやカプセルホテルなど、比較的安価に訪日旅行を楽しむための情報発信を強化することで、費用に関するマイナスイメージの払拭が期待されます。

対象を東アジアの国と地域に絞ると、36.8%が「震災(放射能など)の影響が心配」33.5%が「地震や豪雨など、自然災害が起きるのが心配」と回答しました。「DBJ・JTBFアジア欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査(2018年度版)」でも言及されているとおり、アジア圏において日本は 「災害の多い国」としての認知が高まっていることから、引き続きアジアを中心に風評被害の払拭に向けた情報発信の強化が重要となるでしょう。

日本人vs外国人観光客でこんなに違うの!?ホストとゲストの距離感に関する最新調査から見える国によって異なる”おもてなし”

Booking.comが4月22日に発表した、旅行先でのホストとゲストの距離感に関する調査において、日本と世界では大きく認識が異なることが明らかになりました。宿泊施設におけるインバウンドの受け入れ態勢強化にあたり、日本と世界におけるおもてなしに対する認識の違いを把握しておくことは重要となるでしょう。訪日客により満足度の高い滞在を提供するために、日本の宿泊施設が把握しておくべき、海外ゲストが期待するおもてなしのあり方について見ていきましょう。 調査は、2018年12月14日〜2019年1月1...

「費用」「災害の影響」に関する正しい情報発信でインバウンド誘客の促進を

電通の「ジャパンブランド調査2019」から、欧州を中心に訪日旅行への興味関心の拡大が顕著で、大阪万博の認知度も約5割となっていることが明らかになりました。一方で、訪日旅行の阻害要因として、旅行費用や災害の影響を挙げる声も多く、引き続き正しい情報発信の強化が求められます。訪日旅行の魅力発信はもちろん、阻害要因を把握し対策を講じることで、東京オリンピック・パラリンピック後の継続的なインバウンド誘客の促進が期待できるでしょう。

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<参考>

・電通:ニュースリリース(2019年4月15日)

・日本交通公社:DBJ・JTBFアジア・欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査(2018年度版)

【6/24開催】集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり

競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?

集客力を最大化するには、「新規顧客の獲得」と「再来店の促進」この2つの視点を両立することが必要不可欠です。

本セミナーでは、店舗ビジネス向けメディア「口コミラボ」を運営する株式会社movと、セミカスタム型アプリパッケージ「App Publisher」を提供するエンバーポイント株式会社が共催し、

・新しいお客様を呼び込むための口コミ活用術
・お客様にリピートしてもらうためのアプリを活用したCRM戦略

について、それぞれ解説いたします。

新規集客・リピーター獲得に課題を感じている方は、ぜひご視聴ください!

<本セミナーのポイント>

  • 新しいお客様を呼び込むための口コミの収集、活用方法が学べる!
  • アプリを活用したリピーターを獲得するためのCRM戦略が学べる!
  • 各企業の実例から”明日から使えるテクニック”が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり【6/24開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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詳しくはこちらをご覧ください。

2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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