「オール大分」でラグビーW杯・インバウンドを誘致せよ!インバウンド集客に本当に必要な情報を一元化、情報サイト「インバウンド大分」の使い方

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大分県では、2018年4月に発足したインバウンド推進協議会OITA」が、インバウンドに関する情報の一元化を図ったホームページ「インバウンド大分」を、2019年4月10日に新たに開設しました。開設にあたっての背景をふまえ、インバウンド推進協議会OITA」の活動内容ならびにインバウンド大分」の狙いについて、インバウンド地方誘客促進に取り組む事例の1つとして見ていきましょう。



【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】

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オール大分で訪日客誘致を目指す「インバウンド推進協議会OITA」

2018年4月に、大分県インバウンド推進を目指す民間団体インバウンド推進協議会OITA」が設立されました。大分県では、2019年にラグビーワールドカップの試合が実施されるといった背景から、今後欧米豪圏からの訪日外国人観光客の増加が予想されます。インバウンド誘客の一大チャンスを目の前に、当協議会は県民の意識向上や意見交換を主な目的とし、インバウンドの受け入れ態勢強化に取り組みます。

会員は県内の民間企業や個人が中心となっており、観光業以外にも公務員や学生などが参加することで、県全体でインバウンド推進への意識向上を目指すのが狙いです。現在は、個人・法人合わせて100以上の会員が入会しています。

インバウンドに関連する有益な情報をFacebookやメールで配信、年5回ほどの頻度で講演会や事例発表を目的とした定例会を実施、県内でインバウンド誘客に積極的に取り組む企業間のネットワーク構築、各地域の課題解決において行政や関連組織への提言等、幅広く活動中です。

スポーツツーリズムと観光の関係/インバウンド誘致の事例・失敗例や課題は?

スポーツツーリズムとは、スポーツ観戦のための旅行、それに伴い周辺の観光地に足を運ぶことや、スポーツ選手と交流するための旅行など、スポーツに関わる旅行のすべてを意味します。 国内や海外への旅行が一般的になり、旅行の目的も多様化してきている中、現地体験を重視する「コト消費」の流行も顕著となっています。 こうした中で、スポーツツーリズムの可能性にも注目が高まっています。スポーツツーリズムの推進は、これまで以上の旅行者の誘致や地方の活性化の可能性も秘めています。 日本では、2019年は9月...


インバウンド推進に向け横のつながりを強化

インバウンド推進協議会」が掲げる「インバウンド大分」開設の大きな目的として、さらなるインバウンド推進に向けた横のつながりの強化が挙げられます。これまでは、インバウンド関連情報を得るためには複数のサイトを閲覧する必要があり、求める情報がどこにあるかわからない・探しづらいといった課題がありました。そこで当協議会は、「インバウンド大分」の開設により、県内のインバウンド関連情報の一元化を図りました。

民間主導で県単位のサイトを運営するのは、全国的にも珍しい例として注目されています。会員になることで、自由に定例会へ出席し、意見や感想を述べることができ、定員制の講演会等に優先的に出席できるなどのメリットがあります。オンライン上の情報提供のみならず、大分県におけるインバウンドの課題抽出や解決策を見出すための勉強会やワークショップも開催してきました。

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2016年から観光庁が取り組んでいる「テーマ別観光による地方誘客事業」のテーマの1つに「


大分県のインバウンド関連情報をまとめた「インバウンド大分」

インバウンド大分」のホームページ上では、インバウンド関連情報として「翻訳・通訳」「人材・企業」「IT」「補助金」「セミナー」「多言語ツール」から検索できます。

例えば「翻訳・通訳」の項目を見てみると、翻訳に関する県内の企業情報を閲覧することが可能となっており、インバウンド対策を推進したい企業同士のマッチングに効果的と言えるでしょう。

「多言語ツール」では、多言語コールセンターの紹介をはじめ、県内の各機関が提供する多言語表示や接客、おもてなしマニュアルを閲覧・ダウンロードすることが可能です。

その他、「インバウンド推進協議会」の情報や定例会の活動報告、インバウンド対策に取り組む関係事業所などのこれまで、そしてこれからの取り組みや課題の事例を紹介することで、さまざまな角度から大分県インバウンド推進に携われるような仕組みとなっています。

オール大分でインバウンド誘客へ!

インバウンド大分」は、大分県インバウンド対策に積極的に取り組みたい企業や、インバウンド推進に興味がある個人が、情報収集に活用できる非常に効果的なプラットフォームと言えるでしょう。県単位で訪日客地方誘客促進を図る取り組みとして、注目が集まります。2019年のラグビーワールドカップを目前に控え、オール大分でインバウンド誘客を目指す大分県の取り組みからは、今後も目が離せません。


<参考>

・インバウンド推進協議会OITA:インバウンド推進協議会OITA

・観光経済新聞:大分県に「インバウンド推進協議会OITA」が発足

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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