ロシア語が翻訳できるサイト | 昨年比20%増の訪日ロシア人・その理由と訪日傾向・レストランの接客に役立つ定番フレーズ8つも紹介

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訪日外客数は年々過去最高を更新し、2018年にはついに3,000万人を突破しました。

こうした中、昨年1年間の増加率が高かった国の一つがロシアです。2018年の訪日ロシア人数は94,800人であり、2017年と比較して22.7%成長しています。

日本を訪れる外国人の主要な国・地域のうち、2018年の訪日人数が2017年と比べて20%以上増加した国は、ロシアを除けばベトナム(2018年の訪日人数は389,100人)のみです。

ロシアから訪日客が増えた理由の一つは2017年のビザ発給要件の緩和です。さらに、2016年に日本とロシアの間で交わされた「人的交流の拡大」についての覚書に基づき、2018年にはロシアにおける日本年」及び「日本におけるロシア年」を相互に開催しています。

この際ロシアでは、日本の政治、経済、文化、科学、教育、青年、スポーツ、自治体間交流、その他の分野において日本を紹介する行事が広く行われています。こうしたいきさつから、昨年1年間で、前年比20%を超える人数のロシア人が、日本を訪れることになりました。

日本の各地で、昨年突然にロシア語対応の必要性を感じ始めた飲食店観光施設などもあったはずです。ロシア語というと日本人には見慣れない「キリル文字」と呼ばれる文字を使うため、とっつきにくいイメージを持たれることが多くあります。

今回は、ロシア語翻訳に対応した翻訳サイトと、接客に役立つ簡単なフレーズを紹介します。



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訪日ロシア人の動向は?

ロシアからの訪日人数が増えた背景には、2017年1月に行われたビザ発給要件の大幅な緩和があります。身元保証などの面倒な手続きがなくなり、ロシア人にとって日本は以前より訪問しやすい国となりました。またマルチビザの有効期間は3年から5年に拡大され、今後も訪リピーターとして日本を訪れるロシア人の増加が期待されます。

また今年の初めにはANAホールディングスがロシア路線に参入する方針を決めたことが報道されました。早ければ2019年度中にも東京とモスクワ、極東のウラジオストクとを結ぶ2路線に毎日運航で就航するとの内容が発表されています。直行便の就航により訪日旅行はロシア人にとってますます気軽なものとなると考えられます。インバウンド市場における訪日ロシア人の存在感は増していくでしょう。

訪日ロシア人の平均泊数は17.2泊

観光庁の調査によると、訪日ロシア人の平均泊数は17.2泊です。

全国籍の平均宿泊数が9.0泊となっているので、それと比較すると訪日ロシア人はかなり長く日本に滞在していることがわかります。20の国と地域の全てと比較した場合、これは5番目に長い滞在日数です。

訪日ロシア人の動向について詳しく知りたい方は、下記の訪日ラボのページをご覧ください。

データでわかる訪日ロシア人観光客

なかなか安定しない訪日ロシア人市場:訪日客数・インバウンド消費額などは年によってばらばら滞在日数がヨーロッパでもっとも長い:平均で3週間日本に滞在ヨーロッパ市場で女性の訪日客を狙うならロシア人!全体の訪日客の約半数が女性に

訪日ロシア人市場の特徴

2016年の訪日ロシア人は約55,000人を記録しています。2016年、訪日ロシア人は一人当たり190,874円を訪日旅行時に使いました。

ロシア語に翻訳できる無料サイト

日本人にとってはあまり馴染みがないロシア語ですが、無料で翻訳ができるサイトがいくつかあります。ここではおすすめの2つのサイトについて紹介します。

1. Google翻訳

Googleが提供しているGoogle翻訳は、ロシア語の翻訳にも対応しています。

単語やテキストの翻訳はもちろんのこと、カメラを使った翻訳にも対応しています。街にある看板などのロシア語を調べたい場合、カメラを向けるだけでロシア語に翻訳できます。

さらに音声を翻訳することができるので、接客などのシーンでも活用することができます。

2. エキサイト翻訳

エキサイト翻訳のメリットは、原文と訳文を比較しながら翻訳ができることです。

ロシア語を日本語へ、日本語をロシア語への両方の翻訳に対応しています。左に原文が表示され、右に訳文が表示されるので比較をしながら翻訳ができます。

「こんにちは」は”ズドラーストヴィチェ”/ロシア語の定番フレーズを紹介

英語や中国語、韓国語などであれば、話すことができなくても挨拶程度の言葉なら聞いたことがあるという人も多いでしょう。

しかしロシア語は日本人にとって馴染みが薄く、「こんにちは」や「おはよう」などの日常の挨拶であっても日本で聞くことはあまりないでしょう。

そこで次は、ロシア語の定番フレーズを紹介します。

1. こんにちは

  • Здравствуйте (ズドラーストヴィチェ)
  • Добрый день(ドーブルイ ヂェーン)

初めて会った時に必ず使う言葉なので覚えておきましょう。

2. お元気ですか?

  • Как дела? (カク ディラ?)

3. ありがとう

  • Спасибо (スパシーバ)

こちらは日本でもたまに聞くことがあります。いろいろな場面で使う言葉なので覚えておきましょう。

4. いらっしゃいませ

  • Добро пожаловать. (ダブロ パジャラヴァーティ)

レストランで使える会話として覚えておくと良いでしょう。

5. ご予約はお取りですか。

  • Вы заказывали столик? (ヴイ ザカーズィヴァリ ストーリク)

このフレーズもレストランで使えます。

6. メニューをどうぞ。

  • Пожалуйста, меню. (パジャールスタ ミニュー)

レストランでオーダーを取る時に使えるロシア語です。

7. この料理が人気があります。

  • Это блюдо пользуется популярностью. (エータ ブリューダ ポリズイェツァ パープリャルナスチユ)

レストランでおすすめの料理を聞かれた時に使えるロシア語です。

8. さようなら

  • До свидания (ダスヴィダーニャ)

最後はお別れの挨拶です。

翻訳サイトを使ってロシア語に対応

日本を訪れる外国人は、アジアからの観光客が多いため、訪日ロシア人観光客の数はまだまだ多いとは言えません。

しかし、ビザが緩和されたことで急増しており、今後はロシア人観光客がますます増加していくと見られています。

ロシア人の多くはあまり英語が得意ではないといいます。翻訳サイトを使って短い文を翻訳し、また挨拶だけでも覚えておけば、客として訪れたロシア人観光客の満足度向上につながるでしょう。


【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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