「知っている」を「行きたい」にするには
株式会社日本政策投資銀行は、6月7日、「九州インバウンド観光振興に向けて~空港民営化を契機としたインバウンドの次のステージへ~(DBJ・JTBF 訪日外国人旅行者の意向調査(平成30年版)から)」と題した調査レポートを発表しました。
新たな「おもてなし」が不可欠
九州から入国したインバウンド数は年々増加傾向にあるものの、以前ほどの勢いはなく、九州のインバウンド入国者数は鈍化傾向にあります。
九州の認知度においては、東アジア地域では高水準ですが、欧米豪、東南アジア地域では、いまひとつ。東アジア地域においては「温泉アイランド九州」に期待が高い一方で、東南アジアや欧米豪地域では、温泉というよりは、「街並み」「庭園」「旅館」等への関心の方が高いことがわかりました。
空港の民営化を背景に、九州の国際化は新たなステージを迎えています。九州旅行を経験したインバウンドの満足度は、高い傾向にありますが、さらなるインバウンド数増加のためには、多言語コールセンターや、キャッシュレス、イスラム圏への対応等、インバウンドの満足度向上を目指す取り組みが必要です。
また、九州の観光地のなかには、人手不足やオーバーツーリズムにより、対応しきれない等の課題もあります。今後、官民一体、九州の各県の連携による、基盤の強化が求められます。
(画像はイメージです)
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
訪日ラボがまとめた「インバウンドデータレポート」を資料で詳しくみてみる
▼外部リンク
株式会社日本政策投資銀行 プレスリリース
https://www.dbj.jp/