訪日外国人観光客の増加に伴い、外国語の案内などの需要も増加してきています。外国語に翻訳した、英語圏の訪日外国人向けのコンテンツを作りたい、充実させたいというインバウンド事業者も多いでしょう。そこで今回はインバウンド集客に使える英語翻訳サイトを無料、有料別にご紹介します。
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訪日外国人観光客が困ったこと第1位は「コミュニケーション」
観光庁によるアンケート調査(2018年)によると、外国人旅行客が訪日旅行で困ったことのトップ3は、第1位が「コミュニケーション」、第2位が「無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境」、第3位が「公共交通の利用」です。
第1位の「コミュニケーション」というのは、言語の問題が主で、コミュニケーション相手は英語圏からやってくる訪日外国人だけでなく、中華圏やスペイン語圏など様々です。
東京や大阪など、複雑な交通網の都市では、多くの人が迷い、声をかけた際に意思疎通ができずに不満を感じている訪日外国人観光客が多いのが現状です。
さらに、コミュニケーションの問題が多く発生しているのは、飲食店や小売店といった店舗という結果が出ています。店舗では、複雑な会話のやりとりが多いため、外国語での対応が行き届かないのということが原因として挙げられます。
英語対応は必須
2019年の調査によると、インターネットユーザーの25.2%の使用言語は英語と4分の1を占め、他の言語と比べ最も割合が高い結果となっています。
現にアメリカや豪州をはじめ英語圏からの訪日外国人は数多く、英語は共通言語であるため、英語圏外の国々の人でも英語を理解できる旅行客は一定数います。
2020年には東京オリンピックを控えており、最低でも英語対応は必須となることが予想されます。
無料で使えるおすすめの翻訳サイト3選
外国語対応するには、無料翻訳サービスが便利ですが、正しく訳されているか、実際に通じるのがどうか不安に思う方もいるでしょう。かといって、有料翻訳サービスは料金が高いイメージを持っている方も多いと思います。
そんなときは、まず無料翻訳サービスをいくつか試してみることをおすすめします。
ここからは無料で使えるおすすめの翻訳サイトを紹介します。
1. Google翻訳
50以上もの言語を翻訳することができます。無料の翻訳サイトの中では、最も多くの言語に対応しています。
ここ数年のアルゴリズムのアップデートによって、翻訳の精度が高まりました。インターネット環境さえあれば、いつでも利用することができ、便利な翻訳サービスです。
ただし、長文の翻訳にはあまり適していません。カジュアルな会話にも柔軟に対応しているため、無料翻訳サイトとはいえ、使い勝手が良いでしょう。
2. Weblio翻訳
主に、英語・中国語・韓国語の3つの言語を翻訳することができます。翻訳結果は複数表示されることがあり、その中から最適な翻訳を見つけることができます。
どちらかというと翻訳機能よりも、辞書機能として使えるサイトです。英語の場合だと、75種類の英和辞典・和英辞典、計972万語もの単語数の中から、複数の検索結果が表示されます。
3. エキサイト翻訳
言語の数では、Goolge翻訳に劣っていますが、多機能な無料翻訳サイトです。翻訳レベルもGoogle翻訳と大差はありません。
さらに、翻訳を保存する機能や再翻訳・対訳表示機能があるなど、便利な機能も付いています。
有料サービスを利用すれば質が高く、コンテンツに即した英語翻訳が可能
先ほどは無料翻訳サイトを紹介しましたが、やはり翻訳の質には限界があります。安さよりも正確性を重視するなら、有料サイトを利用することで翻訳の質は保証されます。
1. 1文字5円〜外注できる!安さで選ぶなら「Gengo」
Gengoは、クラウドソーシングでの有料翻訳サービスです。運営側が用意する合格率10%以下の独自のテストに受かった翻訳者が翻訳を行なっているため、翻訳の質が高いと定評があります。
翻訳の品質を選ぶことができ、質によって料金は異なります。さらに、口語体や文語体などの文体を選ぶことも可能です。
Gengoに登録している世界中の登録者が24時間体制で翻訳を対応しているため、簡単なものであれば、1日以内に翻訳結果が返ってきます。
2. スピード対応可能な「Conyac」
スピード対応が特徴の有料翻訳サービスです。世界100ヶ国にいる翻訳家が、24時間対応で翻訳をしています。
料金体制はポイント制になっています。
初回登録でポイントを獲得でき、お試しで翻訳を依頼することも可能です。
Conyacはスピード対応、手続きの手軽さをウリにしていますが、高い品質を誇っています。海外進出やインバウンドのパートナーとしても活用されているサービスです。
翻訳サイトを利用して自社の付加価値向上に
せっかくの素晴らしいサービスや商品だとしても、言葉で良さを伝えなければ、インバウンド旅行客に気付かれる可能性が減ってしまいます。今年も多くのインバウンド観光客が日本での体験を楽しみに来日しています。旅行時は、当然お金を使います。インバウンド需要が見込める業態で、まだ外国語対応していない場合には、まずはこうした無料翻訳サイトを利用することで、インバウンド需要の大きさを感じ取ることができるでしょう。
言語の壁を取り除くことで、自社の商品やサービスの付加価値の向上だけでなく、訪日外国人観光客の不満も解消することができ、2回目以降のリピートにもつながる可能性がひらけます。
また、有料のサービスには無料のサイトにはない良さがあります。より細やかなサービスを提供したい場合には、利用を検討してみるべきでしょう。
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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