Tabirai Japanとは?インバウンド向けレンタカー予約サービス・運営会社・リピーター需要・事故防止の取り組み・多言語サービス

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昨今、訪日外国人によるレンタカー需要は高く、特に沖縄では訪日外国人61%がレンタカーを利用しているといいます。そんな沖縄を拠点に、訪日外国人向けレンタカー予約サービスなどを提供しているのが「Tabirai Japan」です。

レンタカーを利用する訪日外国人は全国的に増えています。旅先での特別な体験を求める「コト消費」の広まりを受け、公共交通機関ではアクセスしづらいような場所に自分の運転で移動しようという旅行者が増えているためです。観光庁の発表によれば、関西ではレンタカー関連の雇用者が増えるという波及効果まで観測されています。また、こうした訪日外国人のレンタカー利用者が加入できる保険サービスも展開されています。

今回は、こうしたレンタカーを利用する訪日外国人への情報提供で他社と一線を画しているTabirai Japanについて、そのインバウンド向けサービスの全容を事例を交えて紹介します。


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訪日外国人向け旅行予約サイト「Tabirai Japan」とは?

Tabirai Japanとは、株式会社パムが運営している訪日外国人旅行客向けの旅行サイトです。Tabirai Japanでは、英語・中国語(繁体字)・韓国語で日本全国のレンタカーの比較・予約が可能です。また、中国語(繁体字)で、日本全国の観光情報を掲載しています。

ちなみに、Tabirai Japanは、日本全国の観光情報を発信する旅行サイト「たびらい」の海外版です。たびらいは、2013年4月にオープンした旅行サイトで、観光情報と共に、宿泊施設・レンタカー・パッケージツアー等の予約ができます。

株式会社パムとは?

株式会社パムは、「目的地から旅を面白くする会社」というコンセプトで、旅行に関連する事業を行っている企業です。沖縄県那覇市に本社、北海道や東京、九州などに支店があります。

旅の現地に拠点を置くことで、そこでしか手に入らない情報やサービスを集め、情報発信する「現地主義」を企業文化としています。主な事業としては、先ほど紹介した旅行サイト「Tabirai Japan」や「たびらい」の他に沖縄観光フリーペーパー「たびカタログ」や沖縄のグルメを発信する「ちゅらグルメ」などがあります。

2012年4月には、日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」運輸・サービス業部門で全国1位を獲得した実績のある企業です。

訪日外国人にもレンタカーは大人気

観光庁の調査によると、訪日外国人のレンタカー利用率は12%ということです。利用率は訪日回数が増えるごとに増加傾向にあります。1回目は7%6〜10回目だと21%まで上がります。

また、地域によって異なります。特に沖縄での利用率は高く、全体で61%です。1回目の訪日でも56%が利用し、バスや鉄道などの他の交通機関に比べ、高い利用率を記録しています。Tabirai Japanは、沖縄に拠点を置いてレンタカー予約サービスを行っており、沖縄での訪日外国人レンタカー利用ニーズをしっかり取り込んでいると言えます。

一方で外国人ドライバーによる事故多発が問題に

レンタカーを利用した訪日旅行が人気を集める一方、外国人ドライバーによる事故件数は増加傾向にあります。観光庁によると、沖縄県での外国人レンタカーの事故件数は、2014〜2016年の3年で3倍に急増しました。2016年には、年間で9,648件もの事故が発生したといいます。

沖縄だけでこれだけの事故が起きているということは、全国規模ではかなりの数になると推測されます。

事故の要因の一つとして、外国人ドライバーが日本の交通ルールや標識を把握していないことが挙げられます。外国人レンタカーのニーズがあるとはいえ、なんらかの事故防止策を講じる必要があるでしょう。

Tabirai Japanは訪日外国人向けに事故防止ページを公開

Tabirai Japanでは、日本の交通ルールや標識などを開設した事故防止ページを開設しました。事故防止ページは、バジェットレンタカーから情報共有された事故原因などの事例を基に作成されました。

レンタカー利用者の多くを占めている台湾・香港からの訪日外国人向けに中国語版サイト(繁体字)版サイト「Tabirai Japan租車比較・預約網(レンタカー比較・予約)」上でページを公開しました。車の受け取り方から、安全運転のポイント、事故が起こった場合の対処法まで、解説しています。

Tabirai Japanのインバウンド対策

Tabirai Japanは、外国人観光客のニーズを捉え、早い段階からインバウンド対策を行っています。以下でさらにインバウンド向けの施策を紹介していきます。

韓国語対応カーナビを導入

Tabirai Japanは、2016年6月、韓国語版のレンタカー予約サービス「Tabirai Japan 렌트카 예약」をオープンしました。同サイト及び関連サービスには、訪日韓国人観光客が利用しやすいような工夫が施されています。

まず、サイトに掲載している全てのレンタカーには、韓国語対応カーナビを搭載しています。そして、サイト上に掲載されるレンタカー会社は、訪日観光客の受け入れ実績豊富な安心できる会社のみです。料金体系は、免責補償料、カーナビ、ETC車載器、消費税全て込みの、訪日外国人にもわかりやすい総額表示となっています。

春節期間に合わせ特集ページを公開

Tabirai Japanは、中国語(繁体字)版にて、訪日中国人向けに春節期間に日本の魅力を発信する特設ページを公開しました。春節とは中華圏の旧正月のことで、毎年1月~2月がその期間にあたります。

2015年末には、第一弾として沖縄特集としてイルミネーションやホエールウォッチングなどを紹介しました。加えて、福岡と九州の特設ページも公開しています。

今こそ知るべき「春節」旧正月休暇で中国人観光客増

2018年は、日本を訪れる外国人観光客が初めて3000万人を超えました。そのうちの約3割が中国からの観光客です。中国の訪日ビザの緩和により、2019年もさらに多くの中国人観光客が訪れることが期待されています。そんな中国人にとって一年のうちで一番大切な行事が「春節」です。 このページでは、日本人になじみのない春節について、中国人にとってどのような意味を持つのか、またインバウンド対策として何ができるのかを解説します。「春節」という言葉しか知らないという方に向けて、1から丁寧に分かりやすく説明...


事故防止にも取り組みながらインバウンドのレンタカー需要を後押し

「Tabirai Japan」は、インバウンドのレンタカー需要にいち早くアプローチし、中国からの訪日客を始め、訪日外国人のニーズに応えています。

しかしながらレンタカー需要が増加する一方で、事故も増えています。今後も何らかの対策を講じていく必要があるでしょう。インバウンド需要を取り込みながらも、リスクヘッジをはかっていくことが重要です。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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