"即レスが常識"中国のカップル、窮屈な思いをする男性をAIが救った!

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"パクリ大国"と言われたのも今は昔、中国の科学技術に対する注目が徐々に高まっています。中国の発明品の中には、中国人のライフスタイルに合わせた発展を遂げたものもあり、なぜそのような需要があるのかと不思議に思うものもあります。

今回は中国SNSWeibo』で話題をさらった「恋人対応するAI」を筆頭に、中国の最新技術を紹介します。



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中国人女性に返答するAI、そこには大きな需要が

中国人のカップルは密な連絡を大切にしており、離れていてもスマートフォンで連絡を欠かさず取り合っています。

しかし、社会人であれば仕事や用事などでスマートフォンを操作できないタイミングもあります。こうした事態に対し、返信できないことを「仕方ない」ととらえないのが中国人女性です。返信が滞ると、非難のメッセージが届くことも珍しくありません。

そんな中国人女性との交際におけるメッセージ対応をAIに任せようと考え、チャットボットを開発した中国人がいます。

ねえ、あなた」という彼女からのメッセージに対し「君の言葉は甘すぎる、少し気をつけてくれ」と返したり、「返信が早くてびっくりした」という彼女からのメッセージに対し「君が寂しくなるより早く返信しているんだよ」と返したり、なかなか上手く稼働しているようです。

6月9日にWeiboで公開されたAIと彼女のやり取りには、同じ経験に苦しめられる中国人男性からのものを含め47件のコメント、そして4,000件を超す「いいね」がついています(7月23日時点)。コメントには「そのうちAIに彼女を取られちゃうよ」「このチャットボットはもっと広めて良い」などと好意的なものが多いようです。

▲Weiboで紹介されたAIと彼女の会話
▲Weiboで紹介されたAIと彼女の会話

中国では女性が強い!驚くべき中国人の恋愛感覚

国土の広い中国では人の気質や習慣に違いがありひとくくりにはできませんが、現在の大学生~30代くらいの恋愛関係にある男女の場合、男性は女性の要求を先読みし、また求められたものを与えるよう努める傾向があります。

例えば、付き合ったその日からドラマのような日常を演出し、隙あらばプレゼントを送り、出かけ先への送り迎え、デートはもちろん全額男性が支払い、電話で一日数回通話をします。こうした「普通」のカップルの中で、チャットツールで送ったメッセージに何時間も返事がないのは「ありえない」のです。

時にはこうした女性に対する批判の声もありますが、基本的には社会の宝である「子ども」を生む存在として女性は大切にされています。例えば、結婚後も含め、食事作りは男性が引き受けるというカップルも少なくありません。ただし、こうして恋人から大切にされることを当たり前ととらえすぎる女性が「お姫様病」にかかっていると批判されるケースもあります。

この中国テクノロジーが凄い!ベスト3

中国では、チャットボット等のAIだけではなく他の技術も日進月歩の勢いで進化しています。そんな中国で今や日常生活に溶け込んでいる驚きのテクノロジーを3つ取り上げて紹介します。いつか日本にも中国から輸入されたテクノロジーが普及する日がやってくるかもしれません。

1. 顔パス認証でお会計

QRコード決済が広まって久しい中国ですが、QRコード決済を行うには常にスマートフォンを持ち歩かないといけません。更には暗証番号が他人に盗まれてしまうと不正利用されてしまう危険性も抱えています。

そんな問題を解決したのがこの顔認証決済です。中国2大QRコード決済システムのAlipay支付宝WeChatPay(微信支付)に導入されており、その精度は99.9%と言われています。顔認証に必要な時間はたったの1秒なので、QRコードを読むよりもさらにスピーディに支払いができます。顔認証決済は今年中の普及を目標として整備が進められており、今後中国キャッシュレス環境は更に便利になることが予想されています。

数秒でお会計 中国の「顔パス認証」支払いがすごい!QRコードはもう古い!?

大規模なキャンペーンを伴うQR決済のシステム「PayPay」が全国的に導入され、昨年は日本もキャッシュレス社会の仲間入りを果たしました。こうした仕組みを数年前から作り上げ、社会に浸透させているのが中国です。ご存知「WeChatPay」や「Alipay」のようなQRコードを使った決済は、小さな店舗はもちろん、ECサイトや鉄道の特急券のネット予約時の支払い、そして路上パフォーマーの投げ銭にいたるまで、様々な場面で採用されてきました。こうした「キャッシュレス先進国」の中国では昨年から、世界最先端...


2. 信号無視を晒し上げる顔認証システム

中国の顔認証技術に関してもう一つご紹介すると、多くの都市では交差点に信号無視を摘発するシステムが導入されています。

信号無視をした人を監視カメラで撮影し、その中から顔を割り出し、データベースに登録されている身分証の顔写真と照合して合致した人の名前、住所、勤務先などを顔とともに道に設置された大型ディスプレイに晒し上げるというシステムです。

更には自動的に信号無視の検挙を行い本人や勤め先にも通知するという機能が備わっているそうです。

Twitterに投稿された上海の顔認証システムの画像
▲上海の顔認証システムの画像:Twitterより訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:上海の顔認証システムの画像(https://twitter.com/horamune163/status/1151398536459632640)

3. ホテルで大活躍!部屋の前まで来てくれる配送ロボット

中国ホテルでは、ロボットが従業員に代わりルームサービスの料理や客室から要望のあった品物を運ぶことがメジャーになりつつあります。

特に、現在中国ではアプリを通じた「デリバリーサービス」の利用者が増えており、外から来た出前をどのようにホテルの客室まで届けるかが課題になっています。セキュリティの高いホテルでは外から来た人間が部屋の前まで行くことがでず、ロビーまで行って品物を受け取らないといけないため、せっかくのデリバリーなのに利便性が低くなってしまいます。

こうした場面で役に立つのがロボットです。ロボットの中に注文の品を格納し、ロボットが出前の配達人に代わり部屋の前まで届けてくれます。部屋のドアの前まで品物を運んでくれるので、手間が減って利用客にも喜ばれています。

効率化の進む中国と、丁寧さを重視する日本

まだ多くの中国人にとって、日本製品はあこがれの存在であり続けています。一方で、中国での技術の発展は目覚ましく、同時に新しいものを取り入れることに躊躇のないビジネススタイルで、実用化のスピードでは日本を追い抜いていると言えるでしょう。

こうした環境の違いを念頭におくと、愚直に丁寧さを追い求める日本のやり方が時に中国人を大きく感動させる理由がわかってくるのではないでしょうか。訪日中国人始め、訪日外国人の誘客においても、こうした文化の差からくる心に刺さるポイントをしっかり認識して施策に落とし込んでいくべきでしょう。


<参照>

日刊ゲンダイ:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/256046/2

Weibo(微博):https://www.weibo.com/7100115340/Hy7glay9o

Yahoo!ニュース:https://news.yahoo.co.jp/byline/takizawayoriko/20190620-00130894/

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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