毎年約100万人が来場「香港ブックフェア 」インバウンド市場に影響大のこれだけの理由

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

2019年7月17日から23日にわたり、「香港ブックフェア 2019」が開催されました。

香港日本国総領事館、日本政府観光局JNTO)、一般社団法人アニメツーリズム協会など政府機関・業界団体・日本から参加した自治体や民間企業が一丸となり、日本のプロモーションを行いました。

今回で6年連続参加している、日本の書籍と人気のアニメを紹介するジャパンパビリオンは、出店数と使用エリアは過去最大規模となりました。書籍と共に日本の文化や地域の魅力を紹介しています。



インバウンド対策サービスを探している方必見!無料で資料DLできる「訪日コム」を見てみる

世界39か国・地域が参加、ジャパンパビリオンは14の都道府県

香港ブックフェア 2019は、開始から30回目の節目の開催となりました。今年は世界39カ国・地域から686以上の出展者が参加し過去最多を記録しています。

一般書籍パビリオン、国際文化ビレッジ、チルドレンズ・パラダイスやイングリッシュ・アベニューなどテーマ別に15のゾーンが開設されており、各ゾーンでは書籍の展示だけでなくセミナーやパフォーマンス、読み聞かせなど開催期間に全てを見るのは難しいほどの件数のイベントが執り行われます。

香港ブックフェアのジャパンパビリオン出店は、開催前に問合せが来るほどの盛況ぶりで、来場者の期待の高さがうかがえます。

書籍と関連した日本文化や舞台となる名所を紹介するほか、映像技術でリアルに体験出来る仮想現実(VR)と、地域の文化を体験して伝えるワークショップは日本を楽しむことができる催しが行われました。

仮想現実や文化体験を通じて訪日旅行の魅力アピールも

ジャパンパビリオンでは、各都道府県から地元地域を紹介した書籍やカルチャーグッズを集め、VRを利用した仮想現実で漫画やアニメの名所を体験できるバーチャル日本ツアーなど、体験することで日本を感じてもらう展示を行いました。

他にも、浴衣の着付け・イラスト・漫画教室など毎年好評の日本文化を伝えるワークショップでは、日本に行かずに体験出来る日本として、たくさんの利用者が訪れました。

アニメツーリズム協会ブース:新潟県、埼玉県、徳島県、南鹿児島が出展

このブースでは、日本のアニメ聖地を150枚の大型パネルで紹介し、アニメを通した日本の美しさをアピールする、文化コンテンツを利用した地域紹介を行いました。

アニメ聖地の舞台となる地域の日本文化・名所の書籍を紹介し、物語の舞台へと誘導します。今回参加したのは新潟県埼玉県四国ツーリズム創造機構、徳島県、南鹿児島です。

各地文化的コンテンツを紹介し、旅行関連商品を合わせて販売することで「この場所に是非行ってみたい」「今すぐ聖地巡礼に出掛けたい」と思わせる訪日プロモーションを展開しました。

テーマ「SFとミステリー」で海外人気作家を代表し湊かなえさんが講演

香港ブックフェアでも特に注目を集める海外の人気作家を招くイベントでは、今年のテーマ「SFとミステリー」にちなみ、湊かなえさんが90分の講演を行っています。

事前予約では600人の応募が殺到し、会場以外に別室のパブリックビューイングが設けられるほどの集客の中、人気作品の「告白」の創作秘話や小説への想いなどを話し、来場者からの質問に回答する交流も行われました。

また、他にも日本と香港をつなぐ架け橋として、日本の浴衣を着たアグネス・チャン(陳美齢)さんのイベントも行われました。

香港からの訪日数は年間220万人

香港ブックフェアは毎年7月に開催され、夏休み旅行の情報を集めに来る現地の人々も来場します。人気作品が人々の関心を引く可能性が見込める機会です。

香港からは年間220万人が訪日しており、単純計算で総人口の実に3人に1人が日本に来ています。また、2018年の富裕層が住むランキングでは香港は1位に選ばれており、海外旅行に行く人も多い地域と言えるでしょう。

日本の文学作品が世界で認められると、物語に登場する名所・聖地の舞台となる地域に注目が集まります。これにより、作品の世界を感じることのできる、テーマのある訪日旅行に需要が高まることが想定されます。

近隣国の香港で日本の文化コンテンツを紹介することで、日本への関心を高める、書籍やアニメがきっかけのインバウンド市場の活性化が期待されます。



【6/4開催】2026年、免税制度が変わる。インバウンド市場と制度改正について解説!

訪日外国人観光客の急回復により、インバウンド市場は再び活況を取り戻しつつあります。

一方で、2026年には日本の免税制度に大きな改正が予定されており、既に免税対応をしている小売事業者にとっても再対応が求められます。

本セミナーでは、前半でmovより最新のインバウンド市場の動向を解説し、後半では、グローバルな免税プラットフォームを展開するPie Systems社より、改正後の制度が目指すヨーロッパ式とも言われる「リファンド方式」とは何か? どのような準備が求められるのか?について詳しくお届けします。

2026年のインバウンド対策に向けて有益な内容となっておりますので、ぜひご参加ください。

<本セミナーのポイント>

  • インバウンド市場の最新動向がわかる!
  • 2026年の免税制度改正による現行制度との違いがわかる!
  • 制度改正の対応に向けた準備と現場への影響がわかる!

詳しくはこちらをご覧ください。

2026年、免税制度が変わる。インバウンド市場と制度改正について解説!

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに