この翻訳機がスゴい!4選|イヤホン型だから手軽・もちろん多言語対応・それぞれの特徴も紹介

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日本政府は2020年の訪日外国人旅行者数を4,000万人訪日外国人旅行消費額を8兆円まで到達させるという目標を掲げており、最も訪日外国人と接する機会の多い接客業では、外国語対応をはじめとする訪日外国人受入体制の整備が急務となっています。

外国語対応の解決策として、外国語が堪能な人材を現場に配置することも考えられますが、人件費が限られている場合、なかなか増員には踏み切れません。しかし、翻訳機であれば機材を用意するだけで複数言語の通訳を担えるため、近年接客業を中心に多くの業界で導入が進んでいます。

今回は翻訳機の中でも手軽に使用できる「イヤホン型翻訳機について、編集部おすすめの4機種を紹介します。


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そもそも翻訳機とは?

翻訳機とは、マイクとスピーカーを搭載し、マイクで録音した言葉を指定した言語に翻訳した上でスピーカーから出力する機器のことを指します。

機種によってはディスプレイ上に翻訳前の文章と翻訳後の文章を表示できるものもあり、従来のようにお互いがスマートフォンの翻訳アプリに文章を打ち込むことなくスムーズに会話できるため、コミュニケーションを助けるツールの一つとして注目されています。

「ポケトーク」などでおなじみの端末型翻訳機

翻訳機で最も使われているものは、スマートフォンより一回り小さいスティック状の端末にマイク、スピーカー、液晶画面を搭載している端末型の翻訳機です。有名なものではポケトーク」「arrows hello」などがあり、他にも液晶画面は搭載していないもののインターネット接続なしで翻訳が行えるiliなどが販売されています。

多くの端末型翻訳機はWi-Fi接続または携帯電話回線によるインターネット接続が必要で、音声による翻訳のみならずカメラで撮影した文字を翻訳する機能も搭載した機種が多く存在します。

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手軽さが特長のイヤホン型翻訳機

端末型翻訳機と異なり、イヤホン型翻訳機はその名のとおりワイヤレスイヤホンの形をしています。実際、イヤホンとして音楽を聴くために使うことも可能で、多くのイヤホン型翻訳機は音質にもこだわっています。

イヤホン型翻訳機の最大の特長は、耳につけるだけで使えるため場所を選ばないことです。

端末を手で持って使う必要もないため、両手が自由に使えることも特長です。また、多くのイヤホン型翻訳機相互翻訳に対応しており、自分と相手でイヤホンを一つずつ装着するとお互いの喋った言葉を翻訳して相手の耳に届けてくれます。そのため、端末型翻訳機よりも快適なコミュニケーションが体験できると言えます。

おすすめのイヤホン型翻訳機4選

端末型翻訳機よりも会話に適したイヤホン型翻訳機は、国内で購入できる機種こそ少ないものの、多彩な機能を搭載した機種が次々に登場しています。そこで今回は、編集部が調査した中でおすすめできるイヤホン型翻訳機4機種紹介します。

1. 37か国語に対応したイヤホン型翻訳機「TwoBow(ツーボー)」

Twobowは、Bluetooth接続のワイヤレスイヤホン型翻訳機です。37か国語の相互翻訳に対応しており、英語、中国語、韓国語などの身近な外国語だけでなく、訪日外国人の多いフランス語、ドイツ語、スペイン語などの言語や、アラビア語、ギリシャ語などにも対応していることが特長です。

翻訳時の文章はスマートフォンのアプリ上で確認ができるため、端末型翻訳機のようにも使えます。また、3人以上で会話をする際にも1人1台のTwobowを使えば、それぞれの言語が異なっていても相互に会話が楽しめます。

▲[TwoBow(ツーボー)]:プレスリリースより
▲[TwoBow(ツーボー)]:プレスリリースより

2. ノイズキャンセリングも搭載した翻訳機「WT2 Plus」

中国・深圳(シンセン)発のTimekettleが販売しているワイヤレスイヤホン型翻訳機「WT2 Plus」は、36か国語の相互翻訳に対応しています。

その中でも中国語は香港・マカオと中国広東省の言葉である広東語にも対応しています。訪日外国人対応の場合には、市場でも大きな割合を占める香港人とも会話を楽しめる点が大きな特長といえるでしょう。

また、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、周囲の環境音が騒がしくても翻訳された音声がはっきりと耳に入ります。イヤホンの重量は10gと非常に軽量で、長時間装着していても耳が疲れません。

3. 異色の翻訳機能搭載補聴器「Livio AI」

スターキージャパン株式会社が販売している「Livio AIは、イヤホン型翻訳機ではなく補聴器です。しかし、Livio AIは普通の補聴器とは異なり、さまざまな機能を有しています。

翻訳機能については27か国語の翻訳が可能で、海外旅行の際にも安心して利用できます。翻訳機能の他にも、話した言葉を記録する文字起こし機能ノイズキャンセリングオーディオ機器との接続などのイヤホン的な機能が付帯しています。

その他、普段の生活を記録して身体の健康状態を把握したり、転倒を検出して指定した連絡先へメッセージを送る機能もあります。もともとが補聴器とあり、使用者がより安心・安全な生活を送れるような機能が多く搭載されています。

4. Google公式の翻訳機能付きイヤホン「Pixel Buds」

最後に紹介するのは、Googleが販売しているワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」です。

Pixel Budsは2017年に第1世代が登場し、2019年10月15日に第2世代が発表されました。2020年の販売を予定しており、日本でも販売されるものと見込まれています。

Pixel Buds自体は一般的なワイヤレスイヤホンですが、Google翻訳を用いたリアルタイム翻訳に対応しており、100か国語以上の言語を翻訳できることが最大の特長です。

また、AIであるGoogleアシスタントにも対応しているほか、周囲の音を取り込む「アンビエント・ベント」機能など、さまざまな機能が搭載されたワイヤレスイヤホンとなっています。

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翻訳機を活用して訪日外国人とのコミュニケーションを円滑に

翻訳機の登場により、訪日外国人とのコミュニケーションに存在したハードルは以前と比較して相当低くなりました。

これからも増え続けると予想されている訪日外国人に対して、翻訳機などのツールを上手く活用してどのような「おもてなし」ができるか、東京オリンピックを目前に控えた今だからこそ再考することが重要です。

こうした観点からも、翻訳機の進化は今後ますます注目が集まる分野となっていくでしょう。

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<参照>

Twobow:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000035960.html

WT2 Plus:https://store.timekettle.co/products/wt2-plus

Livio AI:https://www.starkeyjp.com/pressrelease/2019/06/livio-ai

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2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
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インバウンド情報まとめ 2024年3月

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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