「世界渡航先ランキング:出発地別」から見えてきたアジアの注目市場、インドネシア2.64億人マーケットの実力

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Mastercardは7月24日、「世界渡航先ランキング:出発地別(Global Destination Cities Index:Origins)」の調査結果を発表しました。

世界で最も人気がある旅行先として上位200の都市や地域を訪れた渡航者の出発地を調べ、ランキング化をしています。

本調査結果から旅行業界のさらなるグローバル化といった最新動向をふまえ、今後のインバウンド対策における市場別の可能性と課題について見ていきましょう。


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「世界渡航先ランキング」とは

本調査は、

  • 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)
  • OAG
  • 国際航空運送協会(IATA)
  • 国連世界観光機関(UNWTO)
  • 国際連合(UN)
  • 国際通貨基金(IMF)
  • Dubai DTCM
  • Budgetyourtrip.com
  • 各政府観光局

といった第三者機関による公開情報を独自に分析し、世界200都市をランク付けしたものです。

「世界渡航先ランキング:出発地別」では、2018年に世界200都市を国外から1泊以上訪れた渡航者数に関して、旅行目的や渡航先での旅行支出額に基づき分析しました。

旅行業界では、2018年に全世界で8兆8,000億米ドル(約952兆円)の記録的な売り上げとなったほか、3憶1,900万人の雇用をもたらしており、本調査からも旅行業界のグローバル化に対しさらなる可能性が感じられる結果となりました。

「出発地トップ10(国と地域)」から見る、アジアの旅行動向

出発地トップ10の国と地域は、以下のような結果になりました。

  1. 米国
  2. 中国本土
  3. ドイツ
  4. 英国
  5. フランス
  6. 韓国
  7. 日本
  8. カナダ
  9. ロシア連邦
  10. 台湾

出発地トップ10の国と地域からビジネスや観光を目的とした渡航者数は、世界200都市を1泊以上訪れた渡航者数全体に対して49.1%を占めます。また渡航先での支出額全体に対しては48.4%を占めており、いずれも高い割合と言えるでしょう。

中でもアジア太平洋地域では、同地域の人々の渡航先における旅行支出額が過去10年で2倍近く上昇しています。世界の旅行支出額に大きく貢献しています。特に世界で最も人口が多い中国本土や、インドインドネシアがこうした傾向をけん引していると言えるでしょう。インドネシアの2017年の人口は2.64億人で、世界第3位のアメリカに迫る勢いです。

ただし、2018年の国民100人あたりの海外渡航回数を見てみると、オーストラリアが42.7回だったのに対し、中国本土とインド、インドネシアではそれぞれ1回、0.5回、1.7回のみでした。3カ国における旅行支出額は、人口増加や経済発展により、今後はさらなる伸びが期待できるインバウンド市場と言えるでしょう。

アジアの旅行者数や消費が上昇中、市場拡大に期待

本調査によると、世界で人気の旅行先の上位200都市を訪れた、渡航者の旅行支出額において、中国本土・韓国・日本・台湾からの渡航者による支出額が全体の18.5%を占めていることが明らかになりました。10年前は11%であったこの市場が、直近10年で存在感を増していることがうかがえます。

さらにアジア太平洋地域の国と地域は、出発地トップ10の国と地域の40%を占めています。ランキング詳細は、2位中国本土、6位韓国、7位日本、10位台湾、11位オーストラリア、12位インド、19位インドネシア、20位マレーシアです。

韓国と台湾では海外への渡航者数が過去最多となり、2009年以来最大の伸びを記録しています。また世界第4位の人口を持つインドネシアでは、渡航先での旅行支出額の伸び率が10年間で9.7%増加しています。7位にランクインしており、今後の消費拡大が期待できるインバウンド市場と言えるでしょう。

アジアの渡航者はアジア地域内で渡航先を選ぶ傾向が強く、アジア間の旅行産業の活性化や経済成長が見込める結果となりました。

まとめ:アジアのリピーター獲得と欧米圏のインバウンド誘客促進へ

Mastercardが実施した「世界渡航先ランキング:出発地別」では、アジア太平洋地域の国と地域からの渡航者の旅行支出額の増加や、アジア間における旅行産業の活発化が見込める結果が明らかになりました。

その中で、渡航先の上位3位に日本がランクインしている国は、中国本土・台湾・韓国・マレーシアです。アジア圏の存在感が大きくなっている一方で、欧米圏からの渡航者の行き先は周辺のヨーロッパの国々やカナダ、メキシコとなっています。

こうしたデータからは、アジアのリピーター獲得と欧米圏のインバウンド誘客促進への対策への重要性が読み取れます。それぞれの市場におけるトレンドや消費者の習慣などを把握した施策に引き続き取り組む必要があるでしょう。


<参照>

・観光経済新聞:【データ】「世界渡航先ランキング:出発地別」Mastercard調べ

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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