訪日ラボ編集部が、毎日中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
高齢化社会を乗り越えろ!カギは「シルバーエコノミー」
キーワード:高齢化社会、小売り、サービス業
中国も少子高齢化問題を無視できない状況に徐々になりつつあります。
主要な先進国が抱えている問題に、中国も向き合う時期が来たことを広い世代で認識しつつあります。同時に、中国は一人当たりGDPで見ると発展途上国でもあります。こうした状況は全体未聞と言えるでしょう。
中国語ではこうした状況を指して「未富先老」という言葉が生まれました。「まだ豊かになっていないのに、高齢化社会が来てしまった」とう意味です。
「未富先老」時代をうけて、『銀色経済 高齢化社会の中国 シルバーエコノミー』(银色经济 老龄化社会的中国 SILVER ECONOMY)が発売されました。中国は高齢化社会に対していかに対応するべきかを論じた本で、ニュースサイト「中国金融ニュースネット」では注目すべき本として紹介されています。
![▲[『銀色経済 高齢化社会の中国シルバーエコノミー』]:中国金融新闻网 2019月12月13日 ▲[『銀色経済 高齢化社会の中国シルバーエコノミー』]:中国金融新闻网 2019月12月13日](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5384/main_bbd8f874452f4a4b5968a1e4743fd6a3.png?auto=format)
高齢化社会で期待できるもの
高齢化社会は様々な問題をもたらす一方、新たな市場も生み出していきます。
サービス産業では、老人向けの家事代行業、生涯教育、大人の習い事といった分野での顧客層の拡大が考えられるでしょう。
小売の分野でも、祖父母が孫のために玩具などを買うことが期待され、消費の拡大も期待できます。
2030年の高齢者の消費は18兆元(280兆円)、2050年には61兆元(951.6兆円)となるという試算もあります。同書ではこうした新たなビジネスチャンスについて、また先行研究や社会保障改革などの議論を紹介しています。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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