海外諸国の飲酒可能年齢まとめ/日本では未成年外国人へのお酒の提供・販売はNG

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日本では20歳以上でなければ飲酒もお酒の購入も禁止されており、居酒屋やお酒を扱うお店では販売の際に年齢確認が必須となっています。

外国人観光客にもこの法律が適用されますが、自国では16歳から飲酒を合法と定めている場合もあり、勘違いで「違法飲酒」をしてしまう危険があります。

この記事では世界での飲酒可能年齢についてまとめました。

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未成年の訪日外国人に酒類を販売すると罪に問われる

外国人観光客が対象である場合も、「属地主義」という考えのもと、日本国内の法律を遵守する必要があります。

日本には「未成年者飲酒禁止法」というものがあり「20歳」未満へのお酒の提供・販売が禁止されています。違反した場合厳しい罰則を受けます。

日本で外国人観光客にアルコールを販売するには、日本の法律を理解してもらう必要があります。

未成年者飲酒禁止法は、営業者であって業態上酒類を販売又は供与する者が未成年者に対し、未成年者が飲用に供することを知りながら酒類を販売又は供与した場合には、50万円以下の罰金に処す旨を定めています。

※詳しくは、専門家にご相談ください。

アジア・オセアニア地域でのお酒は何歳から?

アジアとオセアニア地域での合法飲酒年齢を紹介します。

中国:お酒は18歳以上から

中国ではお酒の購入・飲酒ともに「18歳」以上から可能となります。

韓国:お酒は年年齢19歳以上から

韓国でお酒の購入や飲酒ができるのは、年年齢(現在の年度から出生年度を引いた年)で「19歳」以上からです。

台湾:お酒は18歳以上から

台湾では「18歳」以上からお酒の購入と飲酒が可能となります。

シンガポール:お酒は18歳以上から

シンガポールでは「18歳」以上から公共の場での飲酒が可能になり、お酒の購入もできるようになります。しかし私有地での飲酒に関する取り決めはありません。

インド:地域により法令が異なる

インドでは住んでいる地域により法令が異なり、主に「18歳から25歳」の間で飲酒が可能となります。マニプールをはじめとする一部の地域では飲酒自体「違法」とされています。

オーストラリア:お酒は18歳以上から

オーストラリアでは「18歳」以上からお酒の購入と飲酒が可能となります。

ヨーロッパ地域でのお酒は何歳から?

ヨーロッパ地域での合法飲酒年齢をご紹介します。

イギリス:公共の場でのお酒は18歳以上から

イギリスでは「18歳」以上から公共の場での飲酒と購入もできるようになります。しかし、私有地での飲酒は「5歳」から可能です。

フランス:お酒は18歳以上から

フランスでは「18歳」以上からお酒の購入や飲酒が可能となります。

ドイツ:お酒は14歳以上段階的に可能

ドイツでは14歳以降、段階的に飲酒が可能になる点が特徴的です。

ビール・ワインの飲酒に限り保護者(法定後見人)の前であれば「14歳」から飲酒が可能です。「16歳」になるとビール・ワインの飲酒が許され、「18歳」以上でアルコール度数の高い蒸留酒も飲めるようになります。

イタリア:お酒は18歳以上から

イタリアでは「18歳」以上からお酒の購入と飲酒が可能となります。

スウェーデン:お酒は18歳以上から

スウェーデンでは「18歳」以上からお酒の購入や飲酒が可能となります。

デンマーク:お酒の購入は16歳以上から

デンマークでは飲酒可能年齢に関する取り決めがありません。「16歳」以上でアルコール度数16.5%未満の酒類を購入できます。「18歳」以上で16.5%以上の酒類も購入とレストランやバーなど公共の場で注文することが可能です。

フィンランド:お酒の購入は18歳以上から

フィンランドではアルコール度数1.2%〜22%までの酒類を「18歳」で購入することができ、レストランやバーなどで飲酒ができます。「20歳」以上になるとアルコール度数が23%〜80%までの酒類も購入することができます。

北米とその他地域でのお酒は何歳から?

北米とその他地域での合法飲酒年齢をご紹介します。

アメリカ:お酒は21歳以上から

アメリカでは法律で飲酒可能年齢が定められており、基本的に「21歳以上」でなければ飲酒とお酒の購入ができません。まれに、一部地域や例外となる場合があります。

カナダ:お酒は19歳以上から

カナダでは「19歳」から飲酒が可能となりますが、一部地域では「18歳」より合法で飲酒が可能となっています。

イエメン:お酒は違法

イエメンでは飲酒自体「違法」となります。

外国人にお酒をふるまうときは年齢に注意を

紹介したように、国によって飲酒可能年齢が違うだけでなく、場合によってはアルコール度数による制限も設定されています。こうした常識に基づき、日本旅行時にもアルコール飲料を楽しめると誤解している外国人観光客も、時には飲食店に来店するかもしれません。

近年、外国人観光客の誘致を目的に、その地特産の日本酒をPRする動きも活発になっています。日本酒は海外でも非常に人気で、これを目当てに来日する人もいるでしょう。日本国内での飲酒可能年齢である20歳以上という条件に合致しているのかどうか、提供する店舗側は年齢確認に注意が必要です。

<参照>

tripsavvy:Alcohol Drinking Ages Around the World

ALCOHOL.ORG:Is It Ever Legal for Minors to Consume Alcohol?

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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