おもてなしの極意が集結!北海道倶知安町「G20観光大臣会合」の舞台裏が動画に:国・地域・現地産業の取り組みを紹介

公開日:2019年12月25日

2019年、日本でG20サミットが初開催されました。

今回ご紹介する「G20観光大臣会合」は、8つの関係閣僚会合の中では唯一、ユニークベニュー(北海道倶知安町 ニセコHANAZONOリゾート)を会場とし、2019年10月25日(金)から26日(土)まで開催されました。 ※ユニークベニュー=歴史的建造物、文化施設や公的空間等で、会議・レセプションを開催することで特別感や地域特性を演出できる会場

ユニークベニューを会場にすることは、これまで各国で開催されたG20サミットでも前例がないため、希少価値の高い「日本のビジネスインバウンド」の事例として話題を集めました。「観光」をテーマに取り上げた閣僚会合は、今回が初開催でもあります。

この記事では、計31カ国の参加者(各国代表団と国際機関)に対し、国・地域・地元産業が1つになって取り組まれた「おもてなし」の活動にスポットを当て紹介します。

また日本コンベンションサービス(JCS)では、それぞれの立場からの思いを1本のメイキング映像(約4分)にまとめました。ポテンシャルを秘めた北海道の観光資源を、どのように世界へPRして機運醸成に繋げたか、あわせてぜひご覧ください。

G20のおもてなしで一役買ったのは、高校生??

G20観光大臣会合で訪日する海外からの参加者に対し、「おもてなし」の取り組みで活躍を見せたのが、倶知安農業高校の学生でした。

会場の空間を華やかに装飾する「ハーバリウム」や、地産食材を活用した「倶農逸品 和のおもてなしカレー」、「The Four Seasons 〜時の味わい〜」をコンセプトにしたスイーツ「じゃがいもモンブラン」等、学生の皆さんの気持ちが詰まった作品が会場に彩りを添えました。

▲四季をイメージした「ハーバリウム」
▲[四季をイメージした「ハーバリウム」]:JCS撮影
▲[倶農逸品 和のおもてなしカレー]:日本コンベンションサービス株式会社撮影
▲[倶農逸品 和のおもてなしカレー]:JCS撮影

▲[スイーツ「じゃがいもモンブラン」]:日本コンベンションサービス株式会社撮影
▲[スイーツ「じゃがいもモンブラン」]:JCS撮影

職人技で外国人参加者を魅了!「酒造」と「工房」

本会合のために倶知安町は一丸となって、G20の各国代表団及び国際機関の代表団の皆さまに向けた「記念品」を用意しました。

1つ目は観光スポットとして人気を博している町内の酒造「二世古酒造」の日本酒です。北海道産の米を使い、道産子の手で造られたお酒には、この地ならではの風味や文化を楽しんで欲しい!という蔵元杜氏の思いが込められています。

▲酒造「二世古酒造」:日本コンベンションサービス株式会社
▲[酒造「二世古酒造」]:JCS撮影
▲酒造のために米を混ぜている様子:日本コンベンションサービス株式会社
▲[酒造のために米を混ぜている様子]:JCS撮影

そして、そのお酒に添えられた器は、今回のG20観光大臣会合のために創作したオリジナルの焼き物です。

「FAF工房」の陶芸家がゼロから創り上げた器を使って「二世古酒造」の日本酒を楽しんでいただく趣向のエクスカーションにも、町のこだわりが見られました。

▲小学校をリノベーションした「FAF工房」:日本コンベンションサービス株式会社
▲[小学校をリノベーションした「FAF工房」]:JCS撮影
▲もみじ型のオリジナルの焼き物:日本コンベンションサービス株式会社
▲[もみじ型のオリジナルの焼き物]:JCS撮影

廃校が決まっていた小学校を「工房」にリノベーションしたアトリエで、今回の焼き物が作陶されました。

倶知安ナイトでアットホームな 居酒屋体験

日本の居酒屋は、訪日客からも人気の高いスポットです。本会合の参加者もG20観光大臣会合が終了した後は、地元の素材を活かしたメニューを揃えた居酒屋や、訪日客が楽しめるよう工夫をこらしている自慢のレストラン等で、日本のナイトタイムを満喫していました。

▲[地元の素材を活かしたメニューを揃えた居酒屋で、滞在中の夜を楽しむ訪日客]:日本コンベンションサービス株式会社撮影
▲[地元の素材を活かしたメニューを揃えた居酒屋で、滞在中の夜を楽しむ訪日客]:JCS撮影

店内では、地元の方々との対話・交流も進み、「Welcome to Hokkaido !!」と温かくアットホームな雰囲気の中、会合中には見られない参加者のくつろいだ表情がとても印象的でした。日本をもっと好きになってくれると嬉しいですね。

まだまだ「おもてなし」は多種多彩!これらはほんの一部です

この記事で紹介している取り組みは、G20観光大臣会合における「おもてなし」の一部に過ぎません。

本会合の会場となったニセコHANAZONOリゾートでは、アイヌ料理が堪能できる昼食会場や、日本のテクノロジーで北海道の観光資源を紹介する展示など、いたるところに参加国の代表団に楽しんでいただこうという「こだわりポイント」が見られました。

各社の報道は、議長国として「SDGsに対する観光の貢献」をテーマに議論を進める中で採択された“北海道倶知安宣言”を取り上げています。

本記事を執筆している日本コンベンションサービス株式会社(JCS)は、本大臣会合の準備から当日運営を通して、G20の舞台裏を支えている関係者の「おもてなし」の取り組みに注目し、メイキング映像制作や記事執筆をさせていただきました。

MICEの現場において、会議運営会社だから気づけたこと、国・自治体・地元企業の動きや、MICEに関する最新トレンド等、訪日ラボの連載で積極的に紹介して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 


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この記事の筆者

日本コンベンションサービス株式会社(JCS)

日本コンベンションサービス株式会社(JCS)

MICE都市研究所メンバーによる執筆。JCSは、国際会議や企業ミーティングの企画・運営、通訳・翻訳サービス、大型カンファレンス施設の運営等を展開しています。いま注目されている「MICE」の最新トレンドや事例、ビジネスネタを幅広くご紹介します。