近年の日本食ブームの影響などを受け、海外での日本酒の認知度は高まってきています。一方で、日本酒の存在自体は知っていてもどのような飲み物なのか詳しく知らない外国人も多いようです。
今回は日本を代表するお酒「日本酒」について外国人がどのように認識しているのか、英語で交わされる情報を元にまとめました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)日本酒が海外へ広がったきっかけは「和食」
約2,500年前から飲まれる様になったという日本酒は、どの様に海外へ広がっていったのでしょうか。神事に欠かせない「酒」が「SAKE」へと変わっていったのには酒に欠かせないお供の「食」が大きく絡んでいます。
日本酒が世界に広がるきっかけとなったのは、2000年代に世界で巻き起こった「日本食ブーム」で和食が話題となり、当時アメリカやフランスを中心に日本酒を食前酒として飲む動きがあったそうです。
2007年にはイギリスの由緒あるワインコンテストに「SAKE部門」が設けられ、日本酒人気に拍車をかけることとなりました。
![▲[International Wine Challenge]:公式ページより ▲[International Wine Challenge]:公式ページより](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5437/main_d7cd6fdde637c65a4a3adfc83e9a608e.png?auto=format)
2013年にはユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されました。2017年(平成29年)10月農林水産省の発表によれば、世界には11万8,000もの日本食料理屋が存在します。こうした動きも、「SAKE」の存在を着実に世界に浸透させていっているでしょう。
日本酒コンテンツで訪日外国人の心をつかむ
こうして英語圏でも存在感を高めていった「SAKE」は、観光業界でもパワーコンテンツとなり多くの訪日外国人を魅了しています。「酒蔵ツーリズム」とも呼ばれる日本酒観光は、国内のみならず海外からの訪日客に求められているコンテンツの一つです。
新潟にある「今代司酒造」は毎日訪れる外国人の見学客に対応するため、無料で英語ツアーをはじめました。酒蔵ツアーのあとは試飲と免税での買い物を楽しむことができます。 小規模チームで対応に追われる酒蔵での多言語対応は極めて企業努力を問われますが、その中でもいち早く取り入れた施設は日本酒ブームを上手に掴んでいけることでしょう。
![▲[「酒蔵ツーリズム」の一例]:今代司酒造公式ページ ▲[「酒蔵ツーリズム」の一例]:今代司酒造公式ページ](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5439/main_26528371afd8f8fd02bf7f577e989045.png?auto=format)
Twitterでは、こうした酒蔵ツアーに参加し感激の声をあげる訪日客のコメントが確認できます。

Twitter:酒造見学に関する投稿(https://twitter.com/frivas/status/883898600836669440)

Twitter:酒造見学に関する投稿(https://twitter.com/schmmuck/status/1058258801919373312)
地方活性化の火付け役! 官民連携した取り組みが行なわれている「酒蔵ツーリズム」の魅力とは
近年、盛り上がりを見せている日本酒ブーム。国内では日本酒特集を組んだ女性向け雑誌、ムックなども見られるほか、海外でも「SAKE」として人気を博しています。酒蔵に足を運び、地酒を楽しむ「酒蔵ツーリズム」という観光スタイルも日本酒好きのあいだでは定着しています。平成28年(2016年)11月1日、平成25年(2013年)から観光庁が実施している「酒蔵ツーリズム推進協議会」が、新たに発足。観光庁のみならず、国税庁、経済産業省、内閣府、農林水産省、地方自治体、日本酒造組合中央会、日本観光振興協会、...
外国人からの日本酒に対する疑問
そんな外国での存在感のある「日本酒」もエキゾチックな島国から来たお酒であり、愛好家の中でも様々な疑問が交わされています。
インターネット上の質問サイトに英語で寄せられるユニークなやり取りをいくつかご紹介します。
なぜ「酒」はワインやウイスキーほど有名でないの?
回答は「それはその人の視点によって違います。『酒』は日本ではウイスキー・ワインに次ぐ人気の飲み物です。グローバルな視点から考えると以下のことが考えられるでしょう。」として3つの理由を列挙しています。
- 酒は大体が日本で製造されているので他の二つと比べると流通面で限られています。多くの消費者にとって流通・関税などを通ってきた日本の商品は高いと感じるでしょう。
- 酒は色々な種類がありますが通常は「ライト」に分類される酒です。日本食には合いますが、他の強い味の食事には上手にマッチしないこともあることでしょう。
- 日本はまだ島国根性をもつ国で多くの商品は海外に向けて売られる努力がされていないのでしょう。
日本酒って結局ビールなの?ワインなの?
この質問には2つの回答がついています。
- 酒は「rice wine」と呼ばれているけれど結局のところビールです。ビールとワインの違いは、ビールは中に入っている穀物やモルトなどの「でんぷん」を処理します。酒を製造する時も同様に、原料である「米」は調理されでんぷんは変化します。その後「菌」を入れでんぷんは発酵された糖になります。結果として甘い「シリアルスープ(酒)」になるのです。
- 酒はビールであるというのは専門的にいうと正しいけど、私はワインと同じカテゴリーであると思います。(白ワイン寄り)ということは、やはり酒はビールでもなくワインでもない特別な存在であると思います。
関西で訪れるべき酒スポットは?
トリップアドバイザーで投稿された関西で訪れるべき酒スポットについての質問には、4つの回答がつきました。英語圏からの訪日客で、お酒が好きな人の場合の関西の楽しみ方が見えてきます。
この続きから読める内容
- 日本酒から広がる日本文化への理解
- 酒税法改正の理由とは?和食ブームに便乗し日本の「SAKE」を世界へ
- 人手不足の酒蔵がインバウンド客を満足させられるワケ:ニーズを見極め専門ガイド養成も
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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