ロシア人の特徴は?性格と国民性・コミュニケーションで気を付けるべきこと

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ロシアと聞くと、「近くて遠い国」と感じる人もいるのではないでしょうか。

ユーラシア大陸北部に位置するロシアは世界最大の国として有名ですが、実は日本から一番近いヨーロッパの国でもあるのです。

また、インバウンド業界という視点で見ると、訪日ロシア人は2017年のビザ緩和により着実にその数を伸ばしています。

この記事では、ロシア人の特徴や訪日ロシア人の消費動向、接客の際に注意すべき点について紹介します。


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ロシア人の特徴とは

ロシア人の特徴としては、友人や家族を大事にする、助け合いの精神を持っている、時間に比較的ルーズであることなどが挙げられます。しかし、多くの民族が居住しているロシアの国民性はさまざまで、ひとくくりに定義するのは難しいといえます。

ここでは、一般的な傾向としてよく言及される点を紹介します。

友好関係を大切にする

ロシア人は初対面の人には警戒心が比較的強いため、誰とでもすぐに打ち解けて会話を始めるといったことはあまりないと言われています。

そのため冷たい印象を与えがちですが、ひとたび距離が縮まればとても気さくな人が多いとも言われています。

また、血縁者や心を許した友人に対して親身に相談に乗るなど、とても情に厚い傾向にあり、友人に会うときは記念日でなくてもプレゼントを送ることもあるようです。

助け合いの精神

ロシアでは電車内などで席を譲る方が多く見受けられるようです。

なにか分からないことがあれば、知らない人にでも抵抗なく尋ね、助けを求められた場合には親身になってくれる人が多いようです。

ロシア人にとって助け合うことは、お互いさまのことと捉えているようです。

時間にルーズ

ロシア人の時間に対する感覚は日本よりルーズな傾向にあります。

ロシアには「来ないより遅れた方がいい」ということわざがあるように、ロシアでは時間に対する考え方が日本ほど厳格ではありません。

人にもよりますが待ち合わせ時間にぴったりに来るようなことはあまりなく、15分ほどであれば遅れたうちに入らないと考える傾向にあるようです。

飛行機や電車も遅れることが多いため、細かいことにこだわらない気質が表れているとも言えるでしょう。

ロシア人と接するときに気を付けるべきこと

ロシア人にとっては当たり前のことが、日本では知られていないこともあります。

お互いが気持ちよく接するために、気を付けておきたいポイントを2点紹介します。

形式的な笑いは歓迎されない

ロシア人とのコミュニケーションを取っている時、ロシア人は笑わない、冷静といった印象を受けることもあるでしょう。

ロシアのことわざに「意味のない笑顔はバカの印」というものがあります。ロシア人には愛想笑いのような形式的な笑みは苦手な方が多く、理解されにくい傾向にあります。

日本人であればついしてしまうような、空気を読んで笑ったり、とりあえず笑ってやり過ごす、というような形式的な感情表現は控えた方が賢明といえそうです。

スキンシップ

ロシア人にとってスキンシップはコミュニケーションのひとつで、心を開いている意思表示とされています。

特にシニア層はスキンシップを行う方が多い傾向にあり、会話するときに背中や肩をたたいたり、近い距離で話したりすることがあります

スキンシップに慣れていない方はすこし驚くかもしれませんが、びっくりする必要はありません。

ロシア語が翻訳できるサイト

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ロシアはどんな国

ロシアはユーラシア大陸の北部に位置する、世界一国土面積が大きな国です。

東西に広がる国土には、ヨーロッパ系からアジア系まで、さまざまな民族が住んでおり、多民族国家と言われています。

ロシアの基本情報

ロシアの面積は約1,710万平方キロメートル、日本の約45倍の広さを誇ります。首都はモスクワです。

ロシアは世界一広い国とだけあって、タイムゾーンは11個存在します。そのため、国内で最大10時間の時差があります。

日本とモスクワの時差は6時間となり、日本の方が時間が進んでいます。

人口は1億4,680万人(2019年1月1日現在、ロシア連邦国家統計局調べ)で、ロシア人をはじめ多くの民族集団が共存しています。

宗教も幅広く、ロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教などさまざまです。

ロシアの大部分は寒冷な気候で、短く涼しい夏と、長く厳しい冬が特徴です。

国土が広いため気温にも地域差があり、シベリアの厳冬期は連日−20度以下になります。

日本にはどれくらいロシア人が来ている?

▲[月別訪日外客数の推移]:JNTO
▲[月別訪日外客数の推移]:JNTO

日本政府観光局JNTO)発表の訪日ロシア人数は、2014年が64,077人(前年比5.9%)、2015年が54,365人(前年比-15.2%)、2016年が54,839人(前年比0.9%)、2017年が77,251人(前年比40.9%)、2018年が94,810人(前年比22.7%)と推移しています。

2015年には落ち込みを見せたものの、2017年にはロシア人に対するビザ緩和の実施が影響し、高い伸び率を示しています。

しかし訪日外国人観光客全体の割合からみると、わずか0.3%にとどまっています。

訪日ロシア人の消費動向

▲[訪日ロシア人の来訪回数]:JNTO「2018年における訪日外国人の消費動向」
▲[2018年における訪日外国人の消費動向]:JNTO
▲[訪日ロシア人の旅行支出]:JNTO「2018年における訪日外国人の消費動向」
▲[訪日ロシア人の旅行支出]:JNTO「2018年における訪日外国人の消費動向」

日本政府観光局JNTO)の訪日外国人消費動向調査によると、訪日ロシア人の来訪回数は1回目が48.2%、2回目以降は51.8%であり、リピーター層が若干多いことがわかります。

一般客1人当たりの旅行支出額は188,256円で、消費額の内訳から宿泊費の次に買い物代に多くお金をつかっていることがわかります。

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ロシア人の国民性をよく理解して接客を

訪日外国人観光客の増加に伴い、サービス業界を中心に外国人とのコミュニケーションを取るシーンは今後増えていくことでしょう。

当然ながら、訪日外国人は日本とは異なる歴史的・文化的背景を持っています。国民性や文化、思想、価値観などは国によって実にさまざまです。

相手国と日本との違いを理解することは、インバウンド対策を考える上で決して欠かせません。

訪日ロシア人市場は、まだまだ伸びしろのある市場と言えます。

ロシア人と日本人の違いを正しく理解した上で、日本の旅行体験を楽しんでもらえるような施策に活かしましょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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