ポルトガル人に英語は通じる?ポルトガル語翻訳ツールも紹介

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

ポルトガルは南ヨーロッパの国で、温暖な気候で知られています。日本とポルトガルの関係は古くからあり、日本に初めて鉄砲をもたらしたのはポルトガル人であることは有名です。また、「ボタン」、「パン」、「カッパ」など、日本で日常的に使われている言葉が実はポルトガル語に由来していることもあります。

ポルトガルの公用語はポルトガル語ですが、英語が分かる人も多く、日常的な会話であれば英語で対応が可能です。

この記事ではポルトガル人はどれくらい英語が通じるのか、ポルトガル人と接する際にはどのような点に気をつければ良いかについて解説します。


<オススメ記事>
中国インバウンド 今後の動向は?【訪日ラボが徹底予測】

ポルトガルはどんな国?

外国人と接するにあたって、その国の基本情報を知っていると話題も作りやすく、相手からも喜ばれます。

まずはポルトガルの基本情報について紹介します。

ポルトガルの基本情報

ポルトガルの本土は南ヨーロッパのイベリア半島南西部に位置しており、北と東の境界はスペイン、西と南の境界は大西洋と接しています。

気候は冬季の平均気温が8度~18度、夏季は16度~30度であり、温暖な気候といえます。

国土面積は9万1,985平方キロメートルと日本の約4分の1で、人口は2018年時点で約1,029万人です。

首都リスボンの人口は約50.6万人であり、リスボンを含む大リスボン圏には、人口の約4分の1が集中しています。

公用語と宗教

ポルトガルの公用語はポルトガル語です。

ポルトガル語はブラジルの一部やアフリカの一部の国でも公用語として使用されており、母語話者数は約2億5,000万人いるといわれています。

英語は母語ではないのですが、世界最大の英語能力ランキング EF EPI(2018年版)によると、ポルトガルは88ヶ国中、19位にランクしています。

宗教では、カトリック教徒が国民の圧倒的多数を占めます。

ポルトガル人の特徴

国土の南側が大西洋に面していて、温暖な気候のもと生活するポルトガル人は、あくせくせずにのんびりとしている人が多い傾向にあると言われています。

少しシャイな人や、細かな気遣いをしてくれる人も多くいます。

またポルトガルは「サウダージの国」ともいわれます。

サウダージは日本語にすると「郷愁」に近い言葉で、遠くに行って帰ってこないものを懐かしむ気持ちを表し、ポルトガル人独特の感情と言われています。

ポルトガル人の英語力は?

ここまで、ポルトガルやポルトガル人についての基本情報を確認しました。先述した通り、ポルトガルの公用語はポルトガル語ですが、英語力はどれくらいあるのでしょうか。

ポルトガル人の英語力について詳しく解説します。

ポルトガル人の英語力は「非常に高い」評価

世界各国で海外留学・語学教育事業を展開するイー・エフ・エデュケーション・ファーストは毎年、英語能力のベンチマーク「EF EPI英語能力指数」を発表しています。

ポルトガルは「EF EPI英語能力指数」(2019年版)で100ヶ国中19位という結果でした。英語力が「非常に高い」国という評価を受けています。

首都であるリスボンは、他のエリアより高い指数を記録しています。ただし、年配の人には英語が通じないことが多いようです。

観光に来た訪日ポルトガル人と接する際には、英語でコミュニケーションを試みることは問題ないでしょう。

ポルトガル都市部なら英語は難なく通じる

英語力が「非常に高い」とされることもあり、ポルトガル人は平均的に、特に都市部においては英語力が高い傾向にあります。

首都リスボンにおいて、英語でコミュニケーションをとって困る場面はほとんどないといってよいでしょう。

ただし、北部や内陸部で暮らす人の中には、片言の英語が精一杯、という人もいるようです。

ポルトガル人にとっても英語はあくまで「外国語」ですので、誰しもが英語を流暢に話せるというわけではありません。

【英語が話せない人向け】外国人へのおもてなし、どうする?簡単なフレーズ、英語が全く浮かばないときの対処法を紹介

近年では日本を訪れる外国人の数が急激に増加しており、飲食店や小売店をはじめとする店舗や施設では外国人対応の一環として英語での対応が求められています。しかし、日本人のうち英語を話せる人の割合は未だ十分なレベルに達しておらず、外国人へのおもてなしについて苦慮している店舗や従業員も多いようです。この記事では、外国人客に対する声掛けとして使える基礎的な表現、フレーズや、いざ対面した際に英語が出てこない時の対処法について解説します。関連記事覚えておきたい「NGジェスチャー」気軽に使える各国言語「声か...


訪日ポルトガル人への対応の準備

ポルトガル人の英語力の高さから、訪日ポルトガル人のインバウンド対策では、英語での対応を意識した準備は有効といえます。

他に、訪日ポルトガル人と接する際にはどのような点を意識したらよいでしょうか。

実際にポルトガル人とコミュニケーションをとる際につかえる語彙や、英語で対応できなかった場合のポルトガル翻訳ツールを紹介します。

ポルトガル語の挨拶を紹介

挨拶を覚えておけばとっさの対応にも役立つでしょう。様々なシーンで使える基本的な3つの挨拶を紹介します。

「こんにちは」はポルトガル語で「Boa tarde 」ボアタルジといいます。ポルトガル語は母音の発音が基本的に日本語と似ていますので、書いてある文字通りに読めば大体は通じます。

「ありがとう」は「Obrigado」オブリガードといいます。日本語のありがとうの語源が「オブリガード」から来ているという説もあります。

「ごめんなさい」は「Desculp」デスクウピといいます。

手軽に利用できる翻訳アプリも

英語でうまく対応することに不安が残る場合は、翻訳アプリ、辞書アプリを活用しましょう。非常に便利なアプリが手軽に利用できます。

翻訳アプリ「多言語翻訳者」はシンプルな構成で簡単に使えます。100以上の言語に対応しています。

「日本語 - ポルトガル語辞書」は無料で利用できる辞書アプリです。オフラインで使用できることもメリットの一つです。

「ポルトガル語翻訳機‐勉強と旅行の通訳機」はポルトガル語翻訳専門の無料アプリです。音声翻訳機能や写真翻訳機能などもついており、ポルトガル人とのコミュニケーションにおいては頼れる存在となるでしょう。

音声翻訳機の活用も選択肢の一つ

音声翻訳機があれば自分の伝えたいことだけでなく相手の話した内容も理解することができるため、外国人と会話をする際にとても便利です。

音声翻訳機のタイプには一方向タイプと双方向タイプがあります。翻訳機に日本語で話しかけて他の言語に翻訳してくれるのが一方向タイプで、日本語→外国語 、外国語→日本語のように、相手からの応答も翻訳してくれるのが双方向タイプとなります。

コミュニケーションを重視するなら双方向タイプとなりますが、その分価格も高いため、使用目的に合わせた機種を選ぶといいでしょう。

音声翻訳機はポルトガル語だけでなく様々な言語に対応しているものが多いため、一台持っていると非常に便利です。

【2019年版】おすすめの音声翻訳機6選 !選ぶポイント・各製品の特徴を整理

海外旅行をする日本人だけでなく、日本に旅行に来る訪日外国人を近年よく見かけるようになりました。街中を歩いていて外国人に道を尋ねられ、慌ててしまったという経験をした方も多いでしょう。そんなときに音声翻訳機があればスムーズに対応できます。ポケトークやMayumill、ランジー、ili(イリー)など次々と多言語対応している音声翻訳機が登場しています。それぞれの性能に特徴があり、購入する際には人気だけではなく、精度の高さや、使用するシチュエーションが選ぶ際のポイントになってくるでしょう。オンライン...


訪日ポルトガル人には英語対応が有効

ポルトガルは英語力が高い国です。都市部であれば、英語でのコミュニケーションは難なくこなせる人が多いでしょう。

訪日ポルトガル人のインバウンド対策においても、英語を想定した多言語対応が有効といえます。

ただし、ポルトガル人にとっても英語は外国語です。訪日ポルトガル人の接客の際にポルトガル語で簡単な挨拶などの言葉を交わすことができれば、よりプラスの印象を与えることができるかもしれません。

英語での対応が不安な場合は、翻訳ツールや音声翻訳機の活用も選択肢に入れておくべきでしょう。

訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP10

近年インバウンドビジネスの高まりとともに、訪日外国人観光客向けに外国語で日本の観光スポットや日本文化などを紹介するメディアが増えてきています。観光庁によれば、訪日外国人観光客は、訪日にあったっての情報収集にスマホやパソコンを用いてインターネットから情報収集をしています。それでは、実際にはどのメディアが訪日外国人観光客に見られているのでしょうか?今回は、WEBサイトのアクセス解析ツール「SimilarWeb」を活用して、月間訪問者数をもとにランキング形式で人気の訪日外国人観光客向けメ...



訪日ラボセミナーレポートのご紹介&最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボでは、インバウンド対策に課題を抱えるご担当者様向けに、お悩み・課題解決を支援すべく、最新レポートの公開や無料のオンラインセミナーを実施しています。

【セミナーレポート】「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント


2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
登壇者としては、インバウンドの動向に詳しい訪日ラボ インバウンド事業部長 川西哲平に加え、台湾に本社を置くビッグデータカンパニーVpon JAPAN株式会社営業本部 会田健介氏をお呼びし、「桜」に関するインバウンドデータをもとに、訪日外国人旅行者の最新動向と、「桜のシーズン」に集客を向上させるためのポイントを解説しました。

本セミナーは大好評につきアーカイブ配信を行っておりますので、ぜひご覧ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント【セミナーレポート】

【インバウンド情報まとめ 2024年3月】2023年年間宿泊者数 1位は韓国 他

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年3月版レポートから、2月〜3月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

インバウンド情報まとめ 2024年3月

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
 訪日客向け“相撲エンタメショーホール” 大阪にオープン / 2023年年間宿泊者数 1位は韓国【インバウンド情報まとめ 2024年3月】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに