マレーシア人はどんな性格?国民性や宗教・訪日旅行のトレンドを解説

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

マレーシアはマレー系、中華系、インド系などの民族が暮らす民族国家です。国内のエリアごとに多数派となる民族が異なります。

マレーシア人の特徴はフレンドリーでおおらかな印象にあります。時間の約束についてはおおむね日本社会よりもルーズな傾向があるようです。

マレーシアからの訪日外国人は近年増加傾向にあり、インバウンド市場に関係する企業にとって、マレーシア人を理解しておくことの重要性は高まっていくといえるでしょう。

マレーシアでは、宗教的観点から禁じられている食べ物や行動が存在します。

この記事では、マレーシア人の特徴や宗教、マレーシア人への有効な情報発信の方法について解説します。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる



【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

マレーシア人の特徴とは

マレーシアは複数の民族が共生する多民族国家です。

マレー語、英語中国語、タミル語など複数の言語が使われています。

マレーシア人にはどのような特徴があるのか解説します。

1. 多民族国家だから異文化を尊重

マレーシアは多民族国家であり、マレー系、中華系、インドなどの民族と複数の先住民族から成り立っています。

人口が多いのはマレー系ですが、民族によって独自の言語、宗教、生活習慣などがあり、互いの民族を尊重しています。

2. 国教はイスラム教

マレーシアの国教はイスラム教です。イスラム教の決まりは忠実に守られており、多くの女性が頭にスカーフを巻いていたり、ハラルと非ハラルのお店が区別されています。

一方、多民族国家であるマレーシアでは、イスラム教の祝日だけでなく、ヒンズー教の祝日、クリスマスといったキリスト教の祝日、中国旧正月まで、様々な文化の祝日が存在することも特徴です。

3. 開放的で陽気な性格

マレーシアは熱帯地方にあるため、開放的で陽気な気質を持つ傾向があります。

また、マレーシアは民族によって性格に特徴があります。ここではマレー系、中華系、インド系を解説します。

ただし、もちろんすべての人が以下の性格に当てはまるわけではないため、あくまで傾向として認識しておきましょう。

  • マレー系

シャイで物静かな人が多く、初対面では無愛想に感じるかもしれません。細かいことはあまり気にせず、時間にもルーズなところがあります。

  • 中華系

礼儀正しく勤勉な人が多いようです。マレーシアでは時間にルーズな人が多いといわれますが、中華系マレーシア人は時間を守る人が多い傾向にあります。

中華系マレーシア人は食べ物に対してのタブーがありません。そのためか、グルメな人が多く、外食好きで、話好きの人も多いようです。

  • インド系

マレーシアでの風習や風俗にあまり溶け込まず、音楽や食の好みもはっきりとしています。

表情や身ぶり手ぶりが比較的派手です。一般的には愛想が良いといわれることが多いようです。

訪日マレーシア人市場の特徴

2016年の訪日マレーシア人は約40万人を記録しています。2016年、訪日マレーシア人は一人当たり132,353円を訪日旅行時に使いました。訪日マレーシア人による日本国内での消費額を合わせると522億円となりました。

マレーシア人と付き合うなら理解すべき、イスラム教のルール

マレーシアで生活を送る際やマレーシア人をおもてなしする際には、イスラム教のルールをしっかりと認識する必要があります。

イスラム教には、さまざまなルールがあり、それらのルールを忠実に守って生活しています。ルールの一例を紹介します。

  • 酒、豚は口にしない。
  • 左手は不浄なものとされているため、握手や物の受け渡しは右手を使う。
  • 人差し指ではものを指さず、親指を使う。
  • 子供でも頭を撫でることはしない。
  • 女性にこちらから握手を求めない。
  • 礼拝の時間に配慮し、日没後1時間後までは訪問や電話は控える。

マレーシア人の訪日旅行傾向

マレーシアインバウンド市場はというと、ここ数年は順調に増加傾向にあります。

2014年は24万9,521人だった訪日マレーシア人観光客数は、2018年には46万8,360人、2019年には50万1,700人を記録しました。

マレーシア人の最も多く訪日する月は12月で、9月から12月の間に旅行者数が増加する傾向にあります。

また3〜4月の春季も人気が高まりつつあります。日本の春の魅力が、マレーシア人の中で広がっているのかもしれません。

マレーシア人のSNS利用動向

海外の統計サイト「Digital 2019」によると、マレーシア人によく使用されているSNSアプリは、WhatsAppであることが分かっています。

日本ではあまり聞き馴染みがありませんが、WhatsAppはアメリカ製のアプリで、世界中で利用されているチャットアプリの一つです。

またFacebookの利用率も高くなっています。

WhatsAppはメッセンジャーアプリとしての側面が強く、情報収集ツールとしてはFacebookが活用されていると考えられます。Facebookページなどを活用したマーケティングに効果が期待できるでしょう。 

データでわかる訪日マレーシア人観光客

ポイントは4月・12月:春と冬にマレーシア人インバウンド市場はピークを迎える日本はマレーシア人にとっても気軽に旅行できる国に:旅行消費額は減少も客数は5年連続で順調に増加

マレーシア人の特徴を理解し、インバウンド対策へ

マレーシア人はイスラム教徒の人が多く、豚肉やアルコールの提供には注意が必要です。

一方で、イスラム教徒でも食べられるハラルフードの提供や、礼拝できるスペースを確保するといった工夫で、訪日マレーシア人の旅の満足度をあげることができるかもしれません。

また、マレーシアではFacebookの利用者が多いため、Facebookを活用した情報発信が有効です。マレーシア人の特徴や宗教観、SNS事情を正しく把握し、インバウンド対策に役立てましょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに